ロシア代表とクラブのFIFA大会出場資格停止が正式決定、CASが訴えを棄却
2022.03.19 14:28 Sat
スポーツ仲裁裁判所(CAS)は18日、ロシアサッカー連合(RFU)の訴えを棄却することを発表した。
今回棄却した訴えは、3日にRFUが訴えたもの。国際サッカー連盟(FIFA)と欧州サッカー連盟(UEFA)の制裁に異議申し立てていた。
RFUが訴えたのは、FIFAによるロシア代表の、UEFAによるロシアクラブの大会締め出しという制裁だが、15日の時点でUEFAの制裁に対する訴えは棄却されていた。
今回裁定が下されたのは、ロシア代表を含めたロシアクラブがFIFAの大会に出場できないというもの。ロシア代表はカタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選プレーオフに進出していたが、今回の制裁により不戦敗が決定。また、ヨーロッパリーグ(EL)に出場していたスパルタク・モスクワも敗退となっていた。
RFUは「FIFAとUEFAによるロシアチームの出場停止処分に法的根拠がなかったと信じている。それは大会参加の資格を含め、両連盟の会員であるRFUの基本的権利を害するものだ」と声明を発表し、異議申し立てを行っていた。
なお、仲裁手続きは継続されるとのことだ。
今回棄却した訴えは、3日にRFUが訴えたもの。国際サッカー連盟(FIFA)と欧州サッカー連盟(UEFA)の制裁に異議申し立てていた。
RFUが訴えたのは、FIFAによるロシア代表の、UEFAによるロシアクラブの大会締め出しという制裁だが、15日の時点でUEFAの制裁に対する訴えは棄却されていた。
RFUは「FIFAとUEFAによるロシアチームの出場停止処分に法的根拠がなかったと信じている。それは大会参加の資格を含め、両連盟の会員であるRFUの基本的権利を害するものだ」と声明を発表し、異議申し立てを行っていた。
CASはこの異議申し立てを棄却。FIFAの決定に関して有効であるとし、ロシア代表とクラブチームは継続してFIFAの大会に出場することはできない。
なお、仲裁手続きは継続されるとのことだ。
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