福田晃斗が復帰後初ゴールの鳥栖、敵地で名古屋と勝ち点分け合う【明治安田J1第3節】

明治安田生命J1リーグ第3節、名古屋グランパスvsサガン鳥栖が6日に豊田スタジアムで行われ、1-1の引き分けに終わった。

名古屋は開幕節でヴィッセル神戸を下し、白星スタートを切った。第2節は対戦相手のFC東京でクラスターが発生し延期となったため、今回がリーグ戦2試合目となる。直近の試合は2日に行われたルヴァンカップのサンフレッチェ広島戦。ほぼフルメンバーで挑んだが、敵地で2-0で敗れた。

一方の鳥栖は開幕戦で広島、第2節で湘南ベルマーレとドロー。ルヴァンカップでも2試合で1分け1敗となっており、今季初勝利を目指して名古屋戦に臨む。
互いに前回のリーグ戦と同じスタメンを並べた両チームの一戦はいきなり動く。2分、名古屋の右CKの場面でマテウスが左足でクロスを上げると、ニアにいた鳥栖の福田がクリアミス。頭で触ったボールがゴールに吸い込まれ、オウンゴールとなった。

幸先の良い立ち上がりとなった名古屋は4分に再び右CKのチャンス。マテウスが今度はグラウンダーのクロスを送ると、ボックス中央で待ち構えていた稲垣がダイレクトシュート。裏をかいたサインプレーだったが、鳥栖DFファン・ソッコが必死に頭に当てたボールはクロスバーに阻まれ追加点とはならなかった。攻勢が続くホームチームだったが、11分にチアゴが負傷するアクシデント。代わりにピッチに入った藤井は今季リーグ戦初出場となった。

ここから徐々に押し返していく鳥栖。迎えた30分、飯野が味方とのワンツーで右サイドを突破し、グラウンダーのクロスを送る。これは相手に跳ね返されたものの、セカンドボールを拾った福田がボックス中央から右足を振り抜くと、DFの足に当たってゴールイン。福田の復帰後初ゴールでアウェイチームが同点に追いついた。

1-1で迎えた後半立ち上がりに、鳥栖は島川が負傷。原田が起用されたところから再スタートとなった。その原田は54分に敵陣中央からスルーパスを出しチャンスメイクを図るが、ここは味方と息が合わず。

一方の名古屋も、32分に古巣戦の酒井のヘディングシュートが枠を捉えて以降、後半に入っても目立ったシュートシーンは作れていない。60分に藤井がFKを頭で合わせるが、枠を捉えることはできなかった。

しばらく膠着状態が続く中、80分に酒井が枠内シュートを記録した名古屋は、相馬を下げて18歳ルーキーの甲田英將を投入。甲田はこれがJ1デビュー戦となる。

一方の鳥栖も、ジエゴに代わり同じく18歳の中野伸哉がピッチへ。中野はJ1史上最年少での50試合出場となった。

互いに疲労が見え始める後半アディショナルタイム、鳥栖は敵陣左サイドでFKのチャンスを得るが、ファーに走り込んだ中野伸哉は惜しくも合わせることができず、タイムアップ。試合は1-1の引き分けに終わった。

名古屋グランパス 1-1 サガン鳥栖
【名古屋】
OG(前2)
【鳥栖】
福田晃斗(前30)