ボルハ・イグレシアスの劇的弾でドローに持ち込んだベティスが17季ぶりの決勝進出!《コパ・デル・レイ》

2022.03.04 07:05 Fri
Getty Images
コパ・デル・レイ準決勝2ndレグのベティスvsラージョ・バジェカーノが3日に行われ、1-1の引き分けに終わった。この結果、2戦合計スコアを3-2としたベティスが17年ぶりの決勝進出を決めた。

先週アウェイで行われた1stレグを2-1で勝利したベティスが、ラージョをホームに迎えた第2戦。試合は立ち上がりからベティスが押し込む展開で進むが、ラージョの堅い守りを崩しきれず、なかなか決定機まで至らない状況が続く。

36分にはボックス左深くまで切り込んだアレックス・モレノの折り返しが相手DFに当たり、ゴールに向かったが、これは好反応を見せた相手GKに防がれた。
0-0で迎えた後半も一進一退の攻防が続く中、ベティスは70分に左クロスの流れたボールをボックス右で拾ったウィリアン・ジョゼがマイナスに折り返すと、中央で収めたカナレスの落としからボックス外のW・カルバーリョがダイレクトシュートで狙ったが、これは枠に上に外れた。

さらに73分には、ウィリアン・ジョゼのパスからボックス右に侵入したフェキルにチャンスが訪れたが、シュートは相手GKに正面でキャッチされた。
対するラージョは積極的な選手交代で流れを変えにかかる。すると80分、バイタルエリア中央手前で獲得したFKを直前に投入されたべべが直接狙うと、強烈なシュートがゴール右に突き刺さった。

2戦合計スコアをタイに戻されたベティスは、82分にファンミを下げてホアキンを、86分にウィリアン・ジョゼを下げてボルハ・イグレシアスを投入。

このまま延長戦に突入かと思われたが後半アディショナルタイムにドラマが生まれる。97分、ホアキンのスルーパスでボックス左に抜け出したカナレスが右足アウトサイドでラストパスを送ると、相手DFに当たってゴール前に流れたボールを最後はボルハ・イグレシアスが押し込んだ。

結局、試合はそのまま1-1でタイムアップ。2戦合計スコアでラージョを下したベティスがバレンシアの待つ決勝へ駒を進めた。

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