【セリエA第28節プレビュー】ナポリvsミランの首位攻防戦
2022.03.04 18:00 Fri
前節もミラノ勢は勝ち点を取りこぼし、その間隙を縫ってナポリが首位に躍り出た。迎える第28節、勝ち点57で並ぶ首位ナポリと2位ミランの首位攻防戦が行われる。
1試合消化の少ない3位インテル(勝ち点55)は、金曜に最下位サレルニターナ(勝ち点15)とのホーム戦に臨む。インテルは前節、ジェノアにゴールレスドロー。圧倒しながらも決定力不足が響いて公式戦3試合連続でゴールを奪えなかった。さらにコッパ・イタリアでも前述のようにミラン相手に0-0と攻撃陣の不発が続く。火曜にリバプールとの2ndレグを控える中、最下位チーム相手にここは大量ゴールを奪っての勝利としたい。
3強を追う4位ユベントス(勝ち点50)は、16位スペツィア(勝ち点26)とのホーム戦。ユベントスは前節エンポリ戦をFWヴラホビッチのドッピエッタで何とか3-2で逃げ切った。MFザカリアが新たにケガ人リスト入りし、台所事情が相変わらず厳しいが、公式戦4試合ぶりの勝利とした中、水曜に行われたコッパ・イタリア準決勝のフィオレンティーナ戦では劣勢ながらも耐えて後半追加タイムのオウンゴール弾で先勝とした。公式戦連勝とした中、ナポリとミランが潰し合う間隙を縫って必勝としたい。
対するアタランタは前節、サンプドリアに4-0と快勝。ウクライナ紛争に揺れる中、ロシア代表MFミランチュクが活躍した。引き続きケガによってFW不足に陥る中、ミランチュクやウクライナ代表MFマリノフスキーら中盤の選手たちの得点力が鍵を握る。
そして前節ナポリに痛い惜敗となった7位ラツィオ(勝ち点43)は17位カリアリ(勝ち点25)とのアウェイ戦を、DF吉田が先発復帰予定の15位サンプドリアは勝ち点26で並ぶ14位ウディネーゼとのアウェイ戦に臨む。
◆セリエA第28節
▽3/4(金)
《28:45》
インテルvsサレルニターナ
▽3/5(土)
《23:00》
ウディネーゼvsサンプドリア
《26:00》
ローマvsアタランタ
《28:45》
カリアリvsラツィオ
▽3/6(日)
《20:30》
ジェノアvsエンポリ
《23:00》
ヴェネツィアvsサッスオーロ
フィオレンティーナvsヴェローナ
ボローニャvsトリノ
《26:00》
ユベントスvsスペツィア
《28:45》
ナポリvsミラン
PR
ナポリは前節、MFファビアン・ルイスのラストプレー弾でラツィオに劇的勝利。バルセロナの前にヨーロッパリーグ敗退に終わった鬱憤を晴らした。そして首位に浮上した中でミランとの大一番を迎えた。1週間の調整期間があった上、ベストメンバーで頂上決戦に臨む。一方、ミランは前節、ウディネーゼに追いつかれる形で1-1のドロー。サレルニターナ戦に続くもったいない引き分けになってしまった。そしてこちらは火曜にコッパ・イタリアでインテルとのダービーを消化。主力もほぼ使った中で0-0の引き分けとなり、公式戦3試合連続ドローとすっきりしない状態で大一番を迎えた。また、このインテル戦でDFロマニョーリが負傷し欠場予想なのも痛い。3強を追う4位ユベントス(勝ち点50)は、16位スペツィア(勝ち点26)とのホーム戦。ユベントスは前節エンポリ戦をFWヴラホビッチのドッピエッタで何とか3-2で逃げ切った。MFザカリアが新たにケガ人リスト入りし、台所事情が相変わらず厳しいが、公式戦4試合ぶりの勝利とした中、水曜に行われたコッパ・イタリア準決勝のフィオレンティーナ戦では劣勢ながらも耐えて後半追加タイムのオウンゴール弾で先勝とした。公式戦連勝とした中、ナポリとミランが潰し合う間隙を縫って必勝としたい。
そして土曜にはユベントスとチャンピオンズリーグ出場権争いを展開する6位ローマ(勝ち点44)と5位アタランタ(勝ち点47/1試合未消化)が激突する。ローマは前節、スペツィア相手に試合終了間際のFWエイブラハム弾で辛勝。4試合ぶりの勝利とした中、苦手の上位相手に勝利となるか。
対するアタランタは前節、サンプドリアに4-0と快勝。ウクライナ紛争に揺れる中、ロシア代表MFミランチュクが活躍した。引き続きケガによってFW不足に陥る中、ミランチュクやウクライナ代表MFマリノフスキーら中盤の選手たちの得点力が鍵を握る。
そして前節ナポリに痛い惜敗となった7位ラツィオ(勝ち点43)は17位カリアリ(勝ち点25)とのアウェイ戦を、DF吉田が先発復帰予定の15位サンプドリアは勝ち点26で並ぶ14位ウディネーゼとのアウェイ戦に臨む。
◆セリエA第28節
▽3/4(金)
《28:45》
インテルvsサレルニターナ
▽3/5(土)
《23:00》
ウディネーゼvsサンプドリア
《26:00》
ローマvsアタランタ
《28:45》
カリアリvsラツィオ
▽3/6(日)
《20:30》
ジェノアvsエンポリ
《23:00》
ヴェネツィアvsサッスオーロ
フィオレンティーナvsヴェローナ
ボローニャvsトリノ
《26:00》
ユベントスvsスペツィア
《28:45》
ナポリvsミラン
PR
ナポリの関連記事
セリエAの関連記事
|
ナポリの人気記事ランキング
1
ナイジェリアが代表メンバー発表!オシムヘンやボニフェイス、イウォビなど豪華な攻撃陣が名を連ねる【CAN2023】
ナイジェリアサッカー協会(NFF)は29日、アフリカ・ネーションズカップ(CAN)に向けた同国代表メンバー25人を発表した。 2013年以来、4度目の優勝を目指す“スーパーイーグルス”。今大会ではグループAに入り、開催国のコートジボワール代表、赤道ギニア代表、ギニアビサウ代表と同居した。 ジョゼ・ぺセイロ監督は今大会に向けて、FWビクター・オシムヘン(ナポリ)やFWビクター・ボニフェイス(レバークーゼン)、MFアレックス・イウォビ(フルアム)、DFケネス・オメルオ(カスムパシャ)ら主力を順当に選出した。 ナイジェリアは初戦で赤道ギニア(1/14)、第2戦でコートジボワール(1/18)、最終戦でギニアビサウ(1/22)と対戦する。 今回発表されたメンバーは以下の通り。 ◆ナイジェリア代表メンバー25名 GK フランシス・ウゾホ(オモニア/キプロス) スタンリー・ヌワビリ(チッパ・ユナイテッド/南アフリカ) オロルンケレ・オジョ(エニンバ) DF ウィリアム・トルースト=エコング(PAOK/ギリシャ) ブライト・オサイ=サミュエル(フェネルバフチェ/トルコ) ケネス・オメルオ(カスムパシャ/トルコ) ソプルチュク・オニェマチ(ボアヴィスタ/ポルトガル) チドズィエ・アワズェム(ボアヴィスタ/ポルトガル) ザイドゥ・サヌシ(ポルト/ポルトガル) カルヴァン・バッシー(フルアム/イングランド) セミ・アジャイ(WBA/イングランド) オラ・アイナ(ノッティンガム・フォレスト/イングランド) MF ラファエル・オニェディカ(クラブ・ブルージュ/ベルギー) ジョー・アリボ(サウサンプトン/イングランド) ウィルフレッド・エンディディ(レスター・シティ/イングランド) フランク・オニェカ(ブレントフォード/イングランド) アレックス・イウォビ(フルアム/イングランド) FW ビクター・オシムヘン(ナポリ/イタリア) サミュエル・チュクウェゼ(ミラン/イタリア) アデモラ・ルックマン(アタランタ/イタリア) ケレチ・イヘアナチョ(レスター・シティ/イタリア) ビクター・ボニフェイス(レバークーゼン/ドイツ) ウマル・サディク(レアル・ソシエダ/スペイン) モーゼス・サイモン(ナント/フランス) アーメド・ムサ(スィヴァススポル/トルコ) 2023.12.30 07:00 Sat2
代表戦でロボツカが左太ももを負傷…復帰は29日のミラン戦か
ナポリは16日、スロバキア代表MFスタニスラブ・ロボツカが負傷したことを発表した。 ロボツカは15日に行われたUEFAネーションズリーグのアゼルバイジャン代表戦に先発出場すると、84分までプレーしたが、試合中に足を負傷しており、引きずる姿も確認されていた。 16日にナポリに戻ったロボツカはすぐに精密検査を受診。その結果、左太ももにグレード1の筋疲労が確認されたとのことだ。 なお、詳細な離脱期間は明かされていないが、イタリア『ガゼッタ・デロ・スポルト』は、深刻なケガではないがナポリは大事をとって、20日のエンポリ戦と26日のレッチェ戦の2試合を欠場させ、29日のミラン戦に万全の状態で復帰させるだろうと伝えている。 2024.10.17 08:30 Thu3
ルカクのベルギー代表選外は本人の希望、来年3月までプレーしない意向
ナポリのFWロメル・ルカクがベルギー代表から漏れているのは本人の意向のようだ。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。 ルカクは先月の代表戦に続き、今月行われるUEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25に臨むメンバーからも漏れていた。 その理由について『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は新天地のナポリに馴染む時間を優先するためとし、2025年3月まで代表招集は見送って欲しいとベルギーサッカー協会(KBVB)に伝えているのだという。 ルカク不在のベルギーはUNLリーグAグループ2で2試合を消化し、1勝1敗スタート。今月はイタリア代表、フランス代表と対戦し、来月はイタリア代表とのリターンマッチ、イスラエル代表と対戦する。グループステージを突破すれば3月に行われる準々決勝でルカクが復帰することになる。 ナポリに専念する決断を下したルカクは加入後セリエA4試合に出場して2ゴール2アシストと上々のスタートを切っており、チームは第6節終了時点で首位に浮上している。 2024.10.05 00:30 Sat4
日本人が目指すべきCB像、“希少なバロンドーラー“ファビオ・カンナバーロ
サッカー界においてなかなか評価がされないのが守備的な選手。勝利に貢献する派手なゴールを決める攻撃的な選手はわかりやすい活躍の指標が存在するが、なかなかディフェンダーは評価が得にくい。 もちろん、これまでのサッカー界で高く評価されたディフェンダーは多々いるが、世界年間最優秀選手に贈られる「バロンドール」では3人のみが受賞。元西ドイツ代表DFのフランツ・ベッケンバウアー氏と、元東ドイツ代表DFマティアス・ザマー氏、そして元イタリア代表DFファビオ・カンナバーロ氏の3人しかいない。 DFとして最後に受賞したのが2006年のカンナバーロ氏だが、ベッケンバウアー氏やザマー氏はリベロのポジションを務めており、中盤でのプレー機会も多かった選手たち。一方で、カンナバーロ氏は、純粋にセンターバックを務めており、DFとして最初の受賞者と言っても良い存在だ。 イタリア代表のキャプテンとしてドイツ・ワールドカップ(W杯)を優勝した功績が認められたカンナバーロ氏。現役時代のキャリアで多くのタイトルを獲得しているが、縁がなかったのがチャンピオンズリーグ(CL)だ。 <span class="paragraph-title">◆記録よりも記憶に残るプレーヤー</span> 現役時代はナポリでキャリアをスタートさせたカンナバーロだが、クラブの財政難により放出。パルマへと移籍する。 このパルマでは、GKジャンルイジ・ブッフォンやDFリリアン・テュラムらと強固な守備陣を形成。“ミラクル・パルマ“とも呼ばれ、カンナバーロも2度のコッパ・イタリア優勝や、UEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)での優勝を経験した。 中田英寿ともチームメイトとしてプレーした中、セリエAのスクデット獲得には至らずに2002年8月にインテルへと移籍。しかし、インテルでは監督との確執もあり出番が減り、2004年8月にユベントスへと完全移籍する。 すると、パルマ時代の同僚であったブッフォンとテュラムと再びチームメイトに。2004-05シーズンに見事スクデットを獲得する。しかし、このスクデットは2006年に発覚したカルチョ・スキャンダルといわれた一連の八百長事件の影響で剥奪に。結果、カンナバーロはスクデットも獲得していないこととなった。 チームはセリエBに降格処分となり、カンナバーロはレアル・マドリーへと完全移籍。そこでも本領を発揮すると、難しい中で行われたドイツW杯で優勝。前述のバロンドールも受賞することとなると、FIFA年間最優秀選手賞も受賞した。 マドリーではラ・リーガ連覇を果たすなどしたが、再びユベントスに復帰。その後は、アジアでプレーし引退した。 ビッグクラブに在籍を続けていたカンナバーロだったが、実はタイトル獲得数は多くない。クラブキャリアではわずか7個。そこにW杯が加わり8つと、イメージよりは少ないのではないだろうか。 <span class="paragraph-title">◆縁がないチャンピオンズリーグ優勝</span> そのカンナバーロだが、ことCLとなるとより縁遠くなる。インテル移籍後は毎シーズン出場はしていたが、チームとしての成績は良くなく、最高がベスト4止まりだった。 今でこそ、マドリーやユベントスはタイトルを多く獲得し、マドリーは近年CLを何度も制しているが、ちょうど“銀河系“を形成していたカンナバーロが在籍していた時代は過渡期。2000年から2010年まではラ・リーガも4度の優勝に留まっており、CLも2001-02シーズンを最後に11年間獲れなかった。 最もビッグイヤーに近づいたのは、インテル在籍時の2002-03シーズン。準決勝に駒を進めると、決勝進出を懸けた相手はライバルのミラン。2試合とも引き分けに終わったが、アウェイゴール差で僅かに敗れて敗退した。 その後は、ユベントス時代に2度ベスト8、マドリー時代に2度ベスト16まで勝ち上がっているが、それ以上は進めず。ビッグイヤーを掲げていないどころか、決勝の舞台にすら立ったことがなく、最も意外な選手の1人と言っても良い。 <span class="paragraph-title">◆タイトルは少なくとも才能は抜群</span> 目に見えたタイトルというものにはあまり恵まれていないキャリアのカンナバーロ。そのため、ワールドカップの優勝とバロンドール受賞が輝いて見える。 ただ、ピッチ上で見せるパフォーマンスの評価、そして持ち合わせた才能は世界屈指と言われている。 なんといっても、センターバックとしては身長175cmと小柄。体格に勝るヨーロッパではもちろんのこと、日本で考えても175cmのセンターバックはあまりいないタイプだ。 しかし、持って生まれた強靭な肉体が身長のハンデを埋めることに。まず一対一の守備力が抜きん出ており、相手との競り合いに負けないほか、身長を補う高いジャンプ力を武器としていた。 どんなストライカー相手でも、空中でも地上でも抜かせないという守備力は一級品だが、カンナバーロの真骨頂は守備をする前のパフォーマンスだ。 最も優れているとされたのがポジショニング。相手との競り合いに負けないフィジカルも素晴らしいが、相手よりも優位なポジションを先読みして取ることで、そもそも勝負の前に勝っているのだ。 一対一の勝負もさることながら、簡単にボールを奪い切る能力は抜きん出ている。 そしてもう1つが抜きん出た統率力。センターバックとして周りの選手にコーチングして相手を追い込んだり、優位なポジションを取ったりすることができる。これは、「カテナチオ」と言われるイタリアの堅い守備には欠かせず、ドイツW杯を制した際にもこの点は非常に評価された。チームのパフォーマンスを引っ張り上げる彼の力は、タイトルの数に関係なく、最後まで高く評価され続けた。 日本人と変わらない体格で世界と渡り合ったカンナバーロ。お手本とすべき選手の1人とも言えるだろう。 <div id="cws_ad"><hr>イタリア代表で活躍し、“カテナチオ“戦術の中心としても活躍したファビオ・カンナバーロが大人気スポーツ育成シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド』(サカつくRTW)に登場!<br/><br/>現役時代に魅せたプレーが『サカつくRTW』でも再現。是非一度チェックしてみよう。<a href=“https://ryan.onelink.me/C7cD/awagt0va” target=“_blank”><div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/sega20220713.jpg" style="max-width:100%;"></div></a></div> <span class="paragraph-title">【動画】相手を封殺!カンナバーロの闘志溢れるユベントス時代のディフェンス集</span> <span data-other-div="movie"></span> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJsdGt2Y1FHSiIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> <div id=“cws_ad”><hr>イタリア代表で活躍し、“カテナチオ“戦術の中心としても活躍したファビオ・カンナバーロが大人気スポーツ育成シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド』(サカつくRTW)に登場!<br/><br/>現役時代に魅せたプレーが『サカつくRTW』でも再現。是非一度チェックしてみよう。<a href=“https://ryan.onelink.me/C7cD/awagt0va” target=“_blank”><div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/sega20220713.jpg" style="max-width:100%;"></div></a></div> 2022.07.13 21:30 Wed5