EUがエバートンの資金源でもあるロシア人富豪の資産凍結、トレーニンググラウンドや新スタジアムの命名権も保有

2022.03.02 16:10 Wed
Getty Images
エバートンが、資金源を失うことになりそうだ。イギリス『BBC』が報じた。

2月24日にロシアによるウクライナへの軍事侵攻がスタート。市街地への攻撃など犠牲者が多く出ている。

世界各国からもロシアに対する制裁が行われ、多くの資産を持っている実業家たちの資金凍結も進んでいる。
プレミアリーグでは、チェルシーのオーナーであるロシア人実業家のロマン・アブラモビッチ氏が制裁を受ける対象となっており、アブラモビッチ氏はチームの運営から手を引くことを発表していた。

そんな中、ウズベキスタン出身の億万長者であるアリシェル・ウスマノフ氏は、サッカー界に大きな影響を与えている天然ガスの生産・供給をメインとしたロシア企業『ガスプロム』社のグループの重要人物。かつてはアーセナルの共同保有者でもあったが、この度資産をEU(欧州連合)が凍結。これには渡航禁止令も含まれている。
ウスマノフ氏はエバートンと商業的な関係があり、所有するUSMホールディングスはエバートンのトレーニンググラウンドをサポート。また、エバートンが新たに建設、2024-25シーズンから使用する予定の新スタジアムのネーミングライツも持っている。

また、エバートンのオーナーであるファルハド・モシリ氏は、USMホールディングスの会長を務めている。この件がどうクラブに影響があるのかは現時点では不明だ。

EUの理事会はウスマノフ氏について見解を示している。

「アリシェル・ウスマノフ氏は、ウラジーミル・プーチン大統領と特に親密な関係にある親クレムリン派のオリガルヒ(新興財閥)だ」

「クリミアの併合とウクライナの不安定化に責任のあるロシアの意思決定者を物質的、または財政的に積極的に支援していた」

また、イギリス労働党のクリス・ブライアント氏もこの件について言及。イギリス『スカイ・スポーツ』は、イギリスからの制裁はまだ受けていないとしながらも、時間の問題だろうという見解を伝えた。

「アリシェル・ウスマノフ氏は、EUからはすでに制裁を受けているが、イギリスからはまだ受けていない。しかし、すぐに彼はイギリスのリストに載ると思うし、エバートンはすでに彼との関係を断ち切っているはずだ」

「ロマン・アブラモビッチ氏は、制裁を恐れ、明日にでも自宅を売却し、別のアパートも売ろうとしているようだ。私が心配しているのは、我々が制裁に時間をかけすぎていることだ」

「何が助けになるのか、提案がある。私は、政府がオリガルヒの友人、弁護士たちからのレターに怯えているのではないかと心配している。それを回避する1つの方法は、閣僚が国会での手続きと、全ての制裁基準を記録として読み上げることだ。そうすれば、彼らは保護されるだろう」

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