白熱の関西ダービーはドロー決着、京都GK上福元が好セーブ連発!【明治安田J1第2節】

明治安田生命J1リーグ第2節、セレッソ大阪vs京都サンガF.C.が26日にヨドコウ桜スタジアムで行われ、1-1のドローに終わった。

横浜F・マリノスとの開幕節では試合終了間際に同点ゴールを挙げ、なんとか勝ち点1を獲得したC大阪。ブルーノ・メンデスに代わってドリブラーの中原が先発し、横浜FM戦では右サイドハーフを担っていた清武が2トップの一角に入った。

対する昇格組の京都は前節、浦和レッズを1-0で下し、J1での4095日ぶりの勝利を記録。開幕連勝に向け、浦和戦と同じ11人がスタメンに名を連ねた。
試合開始からボールを支配するC大阪。11分には早くも決定機が訪れる。乾がボックス手前左からスルーパスを出すと、ボックス内に抜け出した加藤が相手GKと1対1となり、左足でシュート。しかし、相手GKの好セーブに遭い、ゴールとはならない。

なおもC大阪は攻め続ける。18分、ボックス手前でボールを受けた中原がドリブルでボックス右へと突破し、右足のシュートを放つが、再び相手GKにセーブされる。ここまでシュートのなかった京都だが、33分に大きなチャンスが訪れる。左CKの場面でキッカーの松田がファーサイドに質の高いボールを送ると、相手DFに競り勝ったアピアタウィアが強烈なヘディングシュート。一度はポストに当たるも、武富がこぼれ球を頭で押しこみ、先制に成功する。

1点ビハインドとなるも、ホームチームは前半終了間際にも決定的な場面を作る。45分、松田のスルーパスに抜け出した中原がボックス右へと侵入し、相手DFをかわして、右足アウトサイドでラストパス。これにゴール前の乾が合わせるも、ニアサイドに飛んだシュートはまたもGKに阻まれる。

前半は再三のチャンスを決め切れなかったC大阪。しかし、後半に入った47分、ボックス手前でボールを受けた清武がボックス中央に鋭いスルーパスを出すと、斜めの動きで走り込んできた乾が滑り込みながら右足でシュートを放つ。これがようやくGKを破ってゴール右に決まり、ついに試合を振り出しに戻した。

追いついたホームチームは57分にブルーノ・メンデスと、アカデミー育ちの17歳FW北野を投入。さらなる攻撃陣の活性化を図る。

同点になって以降は、両チームともシュートチャンスを作れず。試合はこう着状態に陥ったが、83分にはC大阪が右サイドから攻撃を展開する。原川からパスを受けた清武がボックス手前中央に持ち運び、左足を振り抜く。ゴール右を狙った鋭いシュートだったが、これも相手GKに防がれてしまう。

試合はその後もホームチームがボールを回し、アウェイチームが守りを固める展開が続き、結局1-1でタイムアップ。猛攻を見せたC大阪と、GK上福元のビッグセーブが光った京都との“関西ダービー”はドロー決着となった。

セレッソ大阪 1-1 京都サンガF.C.
【C大阪】
乾貴士(後3)
【京都】
武富孝介(前34)