泥沼シュツットガルト、遠藤航が開幕戦以来の今季2点目も終盤の連続失点でホッフェンハイムに逆転負け…《ブンデスリーガ》

2022.02.26 06:37 Sat
Getty Images
ブンデスリーガ第24節、ホッフェンハイムvsシュツットガルトが25日にライン・ネッカー・アレーナで行われ、ホームのホッフェンハイムが2-1で逆転勝利した。なお、シュツットガルトのMF遠藤航、DF伊藤洋輝は共にフル出場した。
PR
前節、ボーフム相手に土壇場でドローに持ち込まれるも、リーグ連敗を「4」でストップした17位のシュツットガルト(勝ち点19)。9試合ぶりの白星を目指した今節は、2連勝で5位に付けるホッフェンハイム(勝ち点37)とのアウェイゲームに臨んだ。なお、この試合では伊藤が2試合ぶりに先発に戻り、遠藤と共にスタートからプレーすることになった。
試合開始数分こそ静かな立ち上がりとなったが、以降は攻守の主導権が目まぐるしく入れ替わるオープンな展開となる。19分にはシュツットガルトにビッグチャンス。右サイドからトマスが折り返したグラウンダーのボールに反応したヒューリッヒにビッグチャンスも、フリーで放ったゴール至近距離からのシュートは左ポストを叩く。

すると、直後にはホッフェンハイムに決定機。セットプレーの流れからクラマリッチが入れた右クロスを、ゴール前のヒュブナーがドンピシャのヘディングシュート。これはGKミュラーに弾かれるが、こぼれ球に詰めたカデラベクが押し込みにかかる。だが、このシュートはクロスバーを叩いた。

互いに一度ずつ決定機を作り合った試合は以降も拮抗。ウイングバックを効果的に使うホッフェンハイムがサイドを起点に良い仕掛けを見せる一方、シュツットガルトも相手を引き込んでのカウンターやセットプレーで応戦。そういった中、43分にはホッフェンハイムがセットプレーの二次攻撃からゴール前で混戦を作り、最後はヒュブナーがゴールネットを揺らしたが、ここは直前のプレーでラターのオフサイドを取られてゴールは取り消しとなった。
徐々にホームチームへ流れが傾くも、0-0のイーブンで折り返した試合。シュツットガルトは前半半ばに負傷交代したマンガラに代えて投入したフェルスターに続き、ハーフタイム明けにはヒューリッヒに代えてカライジッチを投入した。

ハーフタイムの修正によってホッフェンハイムの攻撃にアジャストを見せたアウェイチームは、後半最初の決定機をゴールに結びつける。58分、右CKの場面でキッカーのマーモウシュが右足アウトスウィングのボールを入れると、ニアで競り勝ったカライジッチがファーに流す。このボールにフリーで飛び込んだ遠藤がポストを恐れぬ渾身の左足ボレーで流し込んだ。

遠藤の開幕戦以来の今季2点目で先制に成功したシュツットガルトは、伊藤が果敢な持ち上がりで味方のシュートチャンスを演出するなど、良いリズムで試合を進めていく。しかし、時間の経過と共にダブール、ラーセンら攻撃的なカードを切ったホームチームに押し込まれる形となる。

すると、8試合勝利から遠ざかるチームはこの試合でも耐え切ることができない。85分、右サイド深くから内に切り込んだバウムガルトナーに見事な左足のコントロールシュートをファーポストに突き刺され、前節に続き試合終盤の失点で追いつかれる。

さらに、90分には左サイド深くに抜け出したラーセンが上げたクロスがボックス中央のバウムガルトナーに通ると、冷静なファーストタッチから右足のシュートを突き刺され、ドッペルパックを許した。

試合終盤の連続失点で試合を引っくり返されたシュツットガルトは、6分が加えられた後半アディショナルタイムに反撃を試みたものの、完全に逃げ切り態勢に入ったホームチームから2点目を奪うことはできなかった。

この結果、ホッフェンハイムに3連勝を許したシュツットガルトは厳しい9戦未勝利となった。

PR
関連ニュース

シュツットガルト、バイエルン戦で移籍後初弾のDFステルギウの買取OP行使

シュツットガルトは15日、ザンクト・ガレンの元スイス代表DFレオニダス・ステルギウ(22)の買い取りオプションを行使し、2028年6月まで契約を結んだことを発表した。 スイス代表として1キャップを持つステルギウは昨夏、シュツットガルトに10万ユーロのレンタル料で加入した右サイドバック兼センターバック。ここまでブンデスリーガ15試合に出場し、4日のバイエルン戦では移籍後初ゴールをマークしていた。 不動の右サイドバックDFヨシュア・ヴァグノマンの負傷を受けて、ここ5試合連続でスタメンとシーズン最終盤に存在感を高めていたステルギウに対し、シュツットガルトは200万ユーロ(約3億4000万円)の買い取りオプションを行使。4年契約を結び、来季以降の更なる飛躍に期待していることを窺わせた。 2024.05.16 07:45 Thu

伊藤フル出場のシュツットガルト、ギラシー弾でアウグスブルクを退け暫定2位浮上【ブンデスリーガ】

シュツットガルトは10日、ブンデスリーガ第33節でアウグスブルクとのアウェイ戦に臨み、1-0で勝利した。シュツットガルトのDF伊藤洋輝はフル出場、MF原口元気はベンチ入りも出場しなかった。 前節バイエルンに勝利した3位シュツットガルト(勝ち点67)は勝利すれば暫定でバイエルンをかわし2位浮上となる中、伊藤が[4-4-2]の左センターバックでスタメンとなった。 欧州カップ戦出場を目指す9位アウグスブルク(勝ち点39)に対し、立ち上がりから押し込んだシュツットガルトは12分、ウンダブのスルーパスに抜け出したヒューリッヒがボックス左から際どいシュートを浴びせる。 その後も攻勢のシュツットガルトは30分、ウンダブのミドルで牽制すると36分には決定機。ロングカウンターの流れからボックス左まで持ち上がったルウェリングのシュートがGKの手を弾いてボールがポストに直撃した。 そして迎えた後半開始3分、シュツットガルトが押し切る。ミロのロングフィードでディフェンスライン裏を取ったギラシーがGKとの一対一を制した。 ギラシーの今季26ゴール目で先制した後も押し込みつつ主導権を握るシュツットガルトが試合を掌握。 アウグスブルクに付け入る隙を見せずにリードを保つと、終盤の87分にはディフェンスライン裏を取ったサイラスがGK強襲のシュートで追加点に迫った。 結局、1-0でシャットアウト勝利としたシュツットガルトがバイエルンをかわして暫定2位に浮上している。 2024.05.11 05:25 Sat

日本代表DF伊藤洋輝ら所属のシュツットガルトの来日決定! 「Jリーグインターナショナルシリーズ」で7月28日に京都、8月1日に広島と対戦

Jリーグは9日、シュツットガルトが7月に来日することを発表した。 日本代表DF伊藤洋輝やMF原口元気、U-21チームにはU-23日本代表DFチェイス・アンリ、MF花城琳斗が所属するシュツットガルト。今シーズンはブンデスリーガで好調を維持し、現在3位。来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)も決まっている。 そのシュツットガルトは、Jリーグが行う「Jリーグインターナショナルシリーズ2024 powered by docomo」の開催に合わせて来日。2試合を行い、7月28日(日)に京都サンガF.C.と、8月1日(木)にサンフレッチェ広島と対戦することが決定した。 なお、試合のキックオフ時間は未定。京都戦はサンガスタジアム by KYOCERAで、広島戦はエディオンピースウイング広島で開催される。 いずれもdポイントクラブ会員に対してチケットの第一次 先行抽選販売が行われ、どちらの試合も24日(金)の18時からスタートする。 その後、第二次先行抽選販売として、両クラブの会員を対象に先行販売。京都は6月4日(火)の18時から、広島はプレミアム会員が6月10日(月)の12時、その他有料会員は6月12日(水)の12時からスタートする。なお、一般販売はいずれの試合も6月14日(金)からとなる。 今夏は、すでにドルトムントとトッテナムの来日が決定。そのほかにも来日の予定が噂されている。 2024.05.09 12:15 Thu

多くのクラブが関心寄せるMF鈴木唯人、シュツットガルトも関心…ネックは33.3億円の移籍金か

ブレンビーに所属するU-23日本代表MF鈴木唯人(22)に対し、シュツットガルトが強い関心を寄せているという。ドイツ『キッカー』が伝えた。 シュツットガルトは近年ブンデスリーガで残留争いを繰り広げていた中、今シーズンはシーズン序盤から好調を維持。残り2節で3位につけており、来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)の出場権を確保した。 日本代表DF伊藤洋輝やMF原口元気、U-23日本代表DFチェイス・アンリと日本人も3人在籍。昨シーズンまでは日本代表MF遠藤航が所属し、キャプテンを務め、過去にもFW岡崎慎司(シント=トロイデン)やDF酒井高徳(ヴィッセル神戸)らが所属するなど、日本人との関わりも深い。 一方で、来シーズンに向けて選手層には不安を持っており、その中で関心を寄せているのが鈴木とのこと。昨シーズンは後半戦をストラスブールで過ごした中、清水エスパルスに復帰したものの、今シーズンからブレンビーへと完全移籍。スーペルリーガで16試合5ゴール2アシスト、チャンピオンシップ・ラウンドで6試合3ゴール5アシストを記録。チームの攻撃を牽引している。 鈴木にはリバプールなどヨーロッパの多くのクラブが関心を持っている状況。さらに、契約は2027年6月まで残っており、1500〜2000万ユーロ(約25億円〜33億3000万ユーロ)の移籍金が予想されている。 今夏はパリ・オリンピックの出場も期待される鈴木。引く手数多の状態となりそうだが、どのクラブが射止めるのか。注目が止まらない。 <span class="paragraph-title">【動画】鈴木唯人は優勝争うミッティラン戦で圧巻の2ゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="i-N077BXeWo";var video_start = 7;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.05.08 13:05 Wed

ストライカー探すドルトムント、今季ブンデスリーガで大暴れのギニア代表FWに関心

ドルトムントは来シーズンに向け、ストライカーの補強に動き出しているようだ。 今シーズン、チャンピオンズリーグ(CL)で準決勝進出を果たしており、1stレグではパリ・サンジェルマン(PSG)相手にホームで白星を挙げたドルトムント。一方で、ブンデスリーガでは首位レバークーゼンに24ポイント差をつけられての5位となっており、昨シーズンは獲得寸前にまで迫っていたマイスターシャーレが遠のく結果となっている。 ドイツ『スカイ・スポーツ』によると、クラブは新シーズンに向けたスカッド強化を計画しており、特にストライカー獲得を優先したい模様。今シーズンいまだブンデスリーガで得点のないセバスティアン・アラーやベンチスタートの多いユスファ・ムココの去就は不透明となっており、即戦力の確保を望んでいるようだ。 そんなドルトムントが作成したリストの中でも、上位に位置しているのがシュツットガルトのギニア代表FWセール・ギラシー(28)。今シーズンは開幕5試合で10ゴールと大暴れの活躍を見せてその名を轟かせると、その後もコンスタントに得点を重ねブンデスリーガ26試合25ゴール2アシストと並外れた成績を残している。 現在3位につけるチームの得点源であるギラシーとシュツットガルトの契約は2026年夏まで残るが、今夏に移籍する可能性は否定できず。ギラシー自身もステップアップを希望とも報じられており、ドルトムントのほかアトレティコ・マドリーやプレミアリーグのクラブが獲得に動くと見られている。 2024.05.07 11:50 Tue
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly