ラカゼットの劇的弾でウルブスに逆転勝利のアーセナルが3連勝!《プレミアリーグ》

2022.02.25 06:52 Fri
Getty Images
冨安健洋の所属するアーセナルは24日、プレミアリーグ第20節延期分でウォルバーハンプトンと対戦し2-1で勝利した。冨安はベンチ外となっている。

リーグ戦2連勝中の6位アーセナル(勝ち点42)が、同じく2連勝中の7位ウルブス(勝ち点40)をホームに迎えた一戦。2週間前に行われた同一カードをガブリエウのゴールで勝利したアーセナルは、前回対戦のスタメンと同じメンバーで試合に臨んだ。

一方、リベンジに燃えるウルブスはトッテナムやレスターといった難敵に連勝。この試合でもエースのヒメネスやポデンセ、ファン・ヒチャンらが先発で起用された。
アーセナルは開始早々にネットを揺らされる。5分、右CKのこぼれ球をボックス右角付近で拾ったファン・ヒチャンがクロスを供給すると、ゴール前に抜け出したサイスがゴールネットを揺らす。しかし、VAR検証の結果、サイスのオフサイドが確認され、このゴールは取り消された。

ピンチを凌いだアーセナルだったが、10分に軽率なミスから失点する。ロングフィードを自陣ボックス左横で拾ったガブリエウがGKへバックパスを選択。しかし、これがファン・ヒチャンにカットされると飛び出していたGKもかわされ、角度のない位置から無人のゴールへシュートを流し込まれた。
早い時間に失点するも徐々にボールの主導権を握るアーセナルは、何度もアタッキングサードまでボールを運ぶが、ウルブスの集中した守りを崩しきれず、なかなか決定機まで至らない状況が続く。

それでもアーセナルは29分、右クロスの流れたボールをボックス左のティアニーが拾うとクロスをゴール前のラカゼットが合わせたが、シュートは相手DFがブロック。さらに35分にはラカゼットの折り返しからマルティネッリがシュートを放ったが、これは枠をとらえられず。

ハーフタイムにかけても主導権を握るアーセナルは、43分にウーデゴールのループパスから上手く抜け出したマルティネッリがチャンスを迎えたが、シュートは飛び出したGKのブロックに阻まれた。

1点を追うアーセナルは、後半開始早々にピンチを迎える。47分、ポデンセのスルーパスでゴールエリア右手前に抜け出したファン・ヒチャンが飛び出したGKの股抜きを狙ったが、わずかにGKラムズデールに当たったボールはゴール左に逸れた。

膠着状態が続く中、アーセナルは71分にマルティネッリを下げてペペを、76分にセドリックを下げてエンケティアを投入。ホワイト、ガブリエウ、ティアニーの3バックに布陣を変更し、サカとペペが左右のウィングバックに配置された。

すると、アーセナルは82分に試合を振り出しに戻す。ウーデゴールの浮かせたパスでボックス右深くに抜け出したエンケティアがマイナスへ折り返しを供給。これを受けたペペは反転から左足を振り抜きゴールを射抜いた。

その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指したが、拮抗した展開が続く。このまま試合終了かと思われたが、最終盤にドラマが生まれる。アーセナルは95分、ウーデゴールのパスをボックス右ライン際のラカゼットがフリックするとペペがワンタッチで繋ぐと、ボックス右深くまで侵入したラカゼットがシュート。これはGKジョゼ・サが右手に当てるもボールはそのままゴール右隅に突き刺さった。

結局、これが決勝点となり2-1でアーセナルが逆転勝利。3連勝飾ったアーセナルは5位に浮上し、チャンピオンズリーグ出場圏内の4位との勝ち点差を1としている。

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