【ELプレビュー】最注目はバルサvsナポリ! ラウンド16進出を懸けたPO初戦
2022.02.17 18:00 Thu
ヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメントのプレーオフ1stレグが17日に開催される。ELグループステージ2位通過8チームと、チャンピオンズリーグ(CL)の3位敗退8チームで争われるプレーオフ初戦の展望を、注目カードを中心に紹介していく。
◆ELプレーオフ1stレグ
▽2/17(木)
《26:45》
バルセロナ vs ナポリ
ゼニト vs ベティス
ドルトムント vs レンジャーズ
シェリフ vs ブラガ
《29:00》
セビージャ vs ディナモ・ザグレブ
アタランタ vs オリンピアコス
RBライプツィヒ vs レアル・ソシエダ
ポルト vs ラツィオ
◆名称変更後初参戦のバルセロナがナポリと激突!
今回のプレーオフで最も注目を集めるカードが、17シーズンぶりにCL決勝トーナメント進出を逃したバルセロナと、ELグループCを2位で通過したナポリによる強豪対決だ。
ロナルド・クーマン前監督の下、開幕前にエースFWメッシの電撃退団など多くの混乱に見舞われたバルセロナは、CLグループステージでベンフィカとの2位争いに屈し、前身UEFAカップ時代の2003–04シーズン以来のEL本大会行きを余儀なくされた。
昨年11月半ばのチャビ体制移行後はチームの戦術に一貫性が出てきたものの、戦績自体は大幅な改善には至らず。それでも、今冬の移籍市場ではFWフェラン・トーレス、FWアダマ・トラオレ、FWオーバメヤンと手薄なアタッカー陣の補強に成功し、フェラン・トーレスとトラオレは早くも本領を発揮し始めている状況だ。
一方、首位通過したスパルタク・モスクワ相手の連敗が響きプレーオフに回った挙句、その対戦相手がバルセロナという不運にも見舞われたナポリだが、三つ巴のスクデット争いを繰り広げるセリエAでは直近4勝2分けの6戦無敗と一時の不振から脱却。ただ、今回の一戦に向けてはDFトゥアンゼベ、FWロサーノ、FWポリターノ、MFロボツカと主力クラスに負傷者が相次ぎ、FWオシムヘンもヒザに軽度の問題を抱えていると言われており、満身創痍での戦いを強いられそうだ。
智将スパレッティの下でボールを握る戦いも、カウンター主体の戦いもできる万能型のチームだが、今回のアウェイゲームでは後者のスタイルで臨む可能性が高い。DFクリバリやMFサンボ・アンギサのセンターラインを中心に相手の攻撃に対応しつつ、カウンターで一刺しを狙う形となる。だが、仮にフィジカル面で相手センターバックに対して、優位性をもたらすFWオシムヘンの起用が難しい場合、FWインシーニェ、FWメルテンスらにかかる負担は大きくなりそうだ。
◆実力拮抗カード満載! 盟主セビージャはクロアチア王者と対戦
EL2位通過チームと、CL3位敗退組が対戦するレギュレーションのため、実力差が大きい、いわゆる“外れカード”がほとんどない今回のプレーオフは、ある意味ですべてのカードが注目カードと呼べるものとなっている。
とりわけ、ポルトを率いるセルジオ・コンセイソン監督にとって古巣対戦となるポルトvsラツィオ、東京オリンピックとスペイン代表で共闘したMFダニ・オルモ、FWオヤルサバル&MFメリノの同世代対決、MFフォルスベリ、FWイサクのスウェーデン代表の主力対決に注目集まるRBライプツィヒvsレアル・ソシエダは、好勝負が期待される。
また、大会最多優勝を誇るセビージャは、無念のCL3位敗退によって連覇の可能性を有することに。そして、ラ・リーガで2位に付ける好調のチームは、クロアチア王者のディナモ・ザグレブとの対戦で、連覇に向けた道をスタートする。
その他の優勝候補ではドルトムントがスコットランド王者のレンジャーズと、アタランタがギリシャ王者のオリンピアコスと対戦。前者のカードではMFロイスとMFラムジーの司令塔対決、後者のカードでは今冬にナポリから古巣に帰還したDFマノラスと、アタランタの攻撃陣のマッチアップに注目したい。
◆ELプレーオフ1stレグ
▽2/17(木)
《26:45》
バルセロナ vs ナポリ
ゼニト vs ベティス
ドルトムント vs レンジャーズ
シェリフ vs ブラガ
《29:00》
セビージャ vs ディナモ・ザグレブ
アタランタ vs オリンピアコス
RBライプツィヒ vs レアル・ソシエダ
ポルト vs ラツィオ
◆名称変更後初参戦のバルセロナがナポリと激突!
Getty Images
今回のプレーオフで最も注目を集めるカードが、17シーズンぶりにCL決勝トーナメント進出を逃したバルセロナと、ELグループCを2位で通過したナポリによる強豪対決だ。
昨年11月半ばのチャビ体制移行後はチームの戦術に一貫性が出てきたものの、戦績自体は大幅な改善には至らず。それでも、今冬の移籍市場ではFWフェラン・トーレス、FWアダマ・トラオレ、FWオーバメヤンと手薄なアタッカー陣の補強に成功し、フェラン・トーレスとトラオレは早くも本領を発揮し始めている状況だ。
アウェイゴール・ルール撤廃に伴い、より重要性が増すカンプ・ノウでのホームゲームに向けては、改善傾向にある攻撃陣の活躍に加え、DFアラウホが負傷で、DFダニエウ・アウベスが登録外で不在となる課題の守備陣がナポリの質の高いアタッカー陣をいかに封じ込められるかが重要なポイントとなる。
一方、首位通過したスパルタク・モスクワ相手の連敗が響きプレーオフに回った挙句、その対戦相手がバルセロナという不運にも見舞われたナポリだが、三つ巴のスクデット争いを繰り広げるセリエAでは直近4勝2分けの6戦無敗と一時の不振から脱却。ただ、今回の一戦に向けてはDFトゥアンゼベ、FWロサーノ、FWポリターノ、MFロボツカと主力クラスに負傷者が相次ぎ、FWオシムヘンもヒザに軽度の問題を抱えていると言われており、満身創痍での戦いを強いられそうだ。
智将スパレッティの下でボールを握る戦いも、カウンター主体の戦いもできる万能型のチームだが、今回のアウェイゲームでは後者のスタイルで臨む可能性が高い。DFクリバリやMFサンボ・アンギサのセンターラインを中心に相手の攻撃に対応しつつ、カウンターで一刺しを狙う形となる。だが、仮にフィジカル面で相手センターバックに対して、優位性をもたらすFWオシムヘンの起用が難しい場合、FWインシーニェ、FWメルテンスらにかかる負担は大きくなりそうだ。
◆実力拮抗カード満載! 盟主セビージャはクロアチア王者と対戦
Getty Images
EL2位通過チームと、CL3位敗退組が対戦するレギュレーションのため、実力差が大きい、いわゆる“外れカード”がほとんどない今回のプレーオフは、ある意味ですべてのカードが注目カードと呼べるものとなっている。
とりわけ、ポルトを率いるセルジオ・コンセイソン監督にとって古巣対戦となるポルトvsラツィオ、東京オリンピックとスペイン代表で共闘したMFダニ・オルモ、FWオヤルサバル&MFメリノの同世代対決、MFフォルスベリ、FWイサクのスウェーデン代表の主力対決に注目集まるRBライプツィヒvsレアル・ソシエダは、好勝負が期待される。
また、大会最多優勝を誇るセビージャは、無念のCL3位敗退によって連覇の可能性を有することに。そして、ラ・リーガで2位に付ける好調のチームは、クロアチア王者のディナモ・ザグレブとの対戦で、連覇に向けた道をスタートする。
その他の優勝候補ではドルトムントがスコットランド王者のレンジャーズと、アタランタがギリシャ王者のオリンピアコスと対戦。前者のカードではMFロイスとMFラムジーの司令塔対決、後者のカードでは今冬にナポリから古巣に帰還したDFマノラスと、アタランタの攻撃陣のマッチアップに注目したい。
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