ギャラス氏が古巣チェルシーを祝福、一部のいちゃもんに真っ向反対

2022.02.16 18:01 Wed
Getty Images
チェルシーウィリアム・ギャラス氏が、世界一に輝いた古巣を祝福している。

チェルシーは12日、クラブ・ワールドカップ決勝のパウメイラス戦を制し、見事世界一に輝いた。コリンチャンスに敗れた初出場の2012年の雪辱を果たす格好となった。

だが、そんなチェルシーの快挙を素直に称賛しない者も一定数存在する。現役時代にチェルシーでもプレーした元スコットランド代表のクレイグ・バーリー氏は、プレミアリーグでは首位のマンチェスター・シティに16ポイント差をつけられている現状を引き合い出し、クラブ・ワールドカップがナンセンスな大会だと主張した。
これらのいちゃもんに、同じく元チェルシーのギャラス氏が反論。カップ戦の難しさを理解できていない一部の人間の意見であると真っ向から否定し、古巣の優勝を祝福した。

「なぜチェルシーの優勝を素直に称えない者がいるのか、私には理解できない。これは彼らの名誉となるもう一つのトロフィーだ。この大会に出場したことないから、あのようなコメントが出てしまうんだと思う」
「FAカップやリーグカップ、クラブ・ワールドカップのようなカップ戦を闘う者は皆、決勝に到達し、優勝するために一切の努力を払う。それがどんな大会であれ、相手が誰であれ、カップ戦で優勝することは決して簡単ではないのだ」

「そのコミットメントは祝福に値するし、毎試合蓄積されたプレッシャーから解放される。チェルシーの成功を心からお祝いするよ」

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ククレジャ弾のチェルシーがEL決勝控えるユナイテッドにシャットアウト勝利、CL圏内死守で最終節へ【プレミアリーグ】

プレミアリーグ第37節、チェルシーvsマンチェスター・ユナイテッドが16日に行われ、チェルシーが1-0で勝利した。 前節ニューカッスルとの上位対決に敗れてチャンピオンズリーグ(CL)出場圏外の6位アストン・ビラに勝ち点で並ばれた5位チェルシー(勝ち点63)は、プレミアリーグ初先発となる19歳ジョージが最前線で起用された。 一方、前節ウェストハム戦を落として連敗となった16位ユナイテッド(勝ち点39)は5日後にヨーロッパリーグ決勝を控える中、主力を起用した。 開始5分にパーマーの絶妙スルーパスからマドゥエケに決定機のあったチェルシーだったが、ポゼッションする入りとしたユナイテッドが16分に先制しかける。 CKの流れで攻め残っていたマグワイアがブルーノ・フェルナンデスのクロスにボレーで合わせてネットを揺らしたが、VARが入りわずかにオフサイドでゴールが取り消された。 助かったチェルシーは24分、R・ジェームズの強烈なボレーが左ポストに直撃。ここから盛り返したチェルシーはハーフタイム間際の追加タイム1分にビッグチャンス。パーマーのダイレクトシュートが枠を捉えたが、GKオナナのセーブに阻まれゴールレスで前半を終えた。 迎えた後半、52分にマウントがゴールに迫ったユナイテッドが前半同様に良い入りとすると55分、ロングカウンターからブルーノ・フェルナンデスが際どいシュートを放って牽制。 しかし61分、チェルシーがPKを獲得しかける。カイセドのスルーパスに抜け出したジョージがボックス内でGKオナナに倒されて直後はPK判定も、VARが入ってノーファウル判定に覆った。 それでも71分、チェルシーに先制点。R・ジェームズの華麗なターンからのクロスをククレジャがダイビングヘッドで押し込んだ。 両サイドバックの攻撃参加で試合を動かしたチェルシーは73分に追加点の絶好機。しかしパーマーのスルーパスを受けたマドゥエケはGKとの一対一を仕留めきれなかった。 それでも79分にGKロベルト・サンチェスがアマドのシュートを好守で阻止したチェルシーが1-0でシャットアウト勝利。CL圏内を死守した中、最終節は暫定4ポイント差とした7位ノッティンガム・フォレストと対戦する。 チェルシー 1-0 マンチェスター・U 【チェルシー】 マルク・ククレジャ(後26) 2025.05.17 06:16 Sat

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