ケイン2発に新戦力2人デビューのスパーズが好調ブライトン撃破で5回戦へ《FAカップ》

2022.02.06 06:55 Sun
Getty Images
FAカップ4回戦、トッテナムvsブライトン&ホーヴ・アルビオンが5日にトッテナム・ホットスパースタジアムで行われ、3-1で勝利したトッテナムがベスト16進出を決めた。

インターナショナルマッチウィーク前に行われたリーグ戦でのチェルシー戦に0-2で完敗し、コンテ新体制で初黒星を喫したトッテナム。今冬の移籍市場ではデレ・アリ、エンドンベレら4選手の放出、ベンタンクール、クルゼフスキの獲得と大きな動きを見せたチームは、短いウィンターブレイク明けの初戦で白星奪取を狙った。

コンテ監督はチェルシー戦から先発4人を変更。負傷のタンガンガとダイアー、ドハーティとセセニョンに代えて負傷明けのロメロとソンフンミン、ルーカス・モウラとエメルソンを起用。布陣を[4-4-2]から[3-4-3]に戻し、ベンタンクール、クルゼフスキが初のベンチ入りを果たした。
立ち上がりから中盤での潰し合いが目立つ、落ち着かない展開が続いた中、互いに相手のミスを突いたカウンターからチャンスを窺う。

そういった中、トッテナムのエースストライカーが早くも決定力を発揮する。13分、相手DFウェブスターの持ち出しのミスを突いたソンフンミンのボール奪取からホイビュルクを経由したボールがボックス手前のケインへ繋がると、イングランド代表FWはペナルティアーク付近から正確かつ鋭い右足のシュートをゴール右上隅の完璧なコースへ突き刺した。
幸先よく先制に成功したホームチームは、より前に出てきたブライトンの攻撃を受け止めながらカウンターを起点に追加点を狙う。すると、24分には自陣ハーフウェイライン手前からフルスプリントで持ち上がったエメルソンがボックス右に持ち込んで強引にクロスを上げると、DFマーチが出した足に当たってコースが変わったボールがゴール左のサイドネットに決まり、伏兵の豪快な仕掛けからのオウンゴールで追加点を奪った。

最高の時間帯に2点目を奪って完全に勢いづいたホームチームは、以降も最終ラインを押し上げて即時奪回からのカウンター、3バックが相手ボックス付近に度々攻め上がるなど、躍動感のある攻撃でブライトンゴールへ襲い掛かる。

また、守備の局面では幾度かブライトンの鮮やかなコンビプレーでフィニッシュまで持ち込まれるが、3バックを中心に集中した対応で失点を許さず。ほぼ完ぺきな内容で試合を折り返した。

迎えた後半は2点のビハインドを追うブライトンがフェルトマンの投入で並びを[4-2-3-1]に変更した影響もあり、押し込まれる立ち上がりとなる。51分にはペナルティアーク付近でビスマが放った強烈なシュートがDFにディフレクトしてゴールへ向かうが、ここはGKロリスが驚異的な反射神経でリカバリーし、左手で枠外にはじき出す。

前半の猛攻から一転、後半はなかなか決定機まで持ち込めないトッテナムは59分にケインのスルーパスに抜け出したソン・フンミンにビッグチャンスも、パワー不足のシュートはGKにキャッチされる。

すると、3点目のチャンスを逸したホームチームは63分、左サイドから強引にカットインしたビスマのシュートがゴール前のホイビュルクの背中に当たって大きくコースが変わると、さすがのロリスも反応できず、1点を返された。

後半の流れを考えると、嫌な形での失点によってここから難しい展開が予想されたが、不穏な空気をもう一人のエースが払しょくする。66分、ハーフウェイライン付近で前向きな状態でボールを持ったソン・フンミンが圧巻の急加速でDF2枚の間をこじ開けてボックス内に侵入。シュートまでは持ち込めなかったものの、難しい対応となったDFウェブスターのコントロールミスがゴールへ向かうと、これに詰めたケインが無人のゴールへ流し込んだ。

再びブライトンを突き放したトッテナムは、殊勲のソン・フンミンや負傷明けのロメロらを続けてベンチに下げてクルゼフスキ、ベンタンクールの新戦力2人をデビューさせる。

83分にはそのベンタンクールのボール奪取からのカウンターでクルゼフスキがボックス中央でフリーのベルフワインへ決定的なラストパスが出るが、ここはベルフワインがシュートをふかしてしまい、新戦力2人のお膳立てによるゴールとはならず。

それでも、危なげなく時計を進めて逃げ切ったトッテナムが、公式戦7試合無敗のブライトンに2022年初黒星を与え、ベスト16進出を決めた。

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