アル=ブライカン弾で逃げ切った首位サウジアラビアが無敗キープ!次節は2位日本と激突《カタールW杯アジア最終予選》

2022.01.28 04:25 Fri
Getty Images
カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のグループB第7節のサウジアラビア代表vsオマーン代表が27日に行われ、1-0でサウジアラビアが勝利した。

最終予選無敗(5勝1分け)で首位を走るサウジラビア(勝ち点16)が、2勝1分け3敗の4位オマーン(勝ち点7)をホームのキング・アブドゥッラー・スポーツ・シティに迎えた一戦。

立ち上がりからサウジアラビアがボールを保持する流れとなったものの、アタッキングサードでのミスが目立ちなかなかシュートまで運べない時間が続く。
するとサウジアラビアのルナール監督は、32分にアル=ナージーを下げてバヘブリを投入。しかし、先にチャンスを作ったのはオマーンだった。36分、アブドゥラ・ファワズのパスでボックス右から侵入したアル・ハルティがシュート性のクロスを供給。これにアル・ガッサニとアル・アラウィが飛び込むも、共にボールに触れることはできない。

サウジアラビアはアディショナルタイムに左クロスのクリアボールからボックス手前のアル=マルキが左足ボレーでゴールに迫ったが、これは相手GKのセーブに防がれた。
ゴールレスで迎えた後半は、開始早々にスコアが動く。サウジアラビアは48分、サイドチェンジをボックス右で受けたアル=ガーナムが切り替えしで相手マークを振り切り、シュート性のクロスを供給すると、相手GKの弾いたボールをアル=ブライカンがゴールに押し込んだ。

先制を許したオマーンは、72分に右FKのこぼれ球をアルシャド・アル・アラウィがバックヘッドでつなぐと、ゴール前に抜け出したラビア・アル・アラウィがダイビングヘッドで合わせたが、これは相手GKは正面でキャッチ。さらに77分には、アル・ヤハマディの左クロスをボックス内で収めたラビア・アル・アラウィが反転から右足で狙ったが、これは枠の上に外れた。

試合終了間際にもオマーンの猛攻を受けたサウジアラビアだが、集中した守りでこれをシャットアウト。アル=ブライカンのゴールを守り抜いたサウジアラビアは、次節の日本代表戦に勝利すれば2大会連続6度目の本大会出場が決まる。

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