4位ハマーズが下位バーンリーに痛恨ドロー…次節は2pt差のアーセナルとのダービー《プレミアリーグ》
2021.12.13 01:05 Mon
プレミアリーグ第16節、バーンリーvsウェストハムが12日にターフ・ムーアで行われ、0-0のドローに終わった。
現在、4位のウェストハムは前節、チェルシーとのロンドン・ダービーを劇的な3-2の逆転勝利で飾り、トップ4圏内をしっかりとキープ。連勝を狙う今節は降格圏の18位に低迷するバーンリーとのアウェイゲームに臨んだ。
ミッドウィークのヨーロッパリーグ(EL)ではディナモ・ザグレブに0-1で敗れたものの、すでにグループ首位通過を決めた中での若手、控え主体の戦いだったため大きな影響はなし。今節ではチェルシー戦の[3-4-2-1]から[4-2-3-1]に並びを戻し、負傷したズマ、ベン・ジョンソンに代わってマズアク、ベンラーマをスタートから起用した。
キックオフから数分はホームチームのロングボールとセットプレーによって押し込まれる形となったが、時間の経過と共にボールを握って押し返していくウェストハム。
序盤はチェルシー戦で勝利の立役者となったマズアクやランシーニが遠目の位置から足を振っていくなど、相手守備をけん制するに留まったが、前半半ば過ぎに最初の決定機を創出。26分、相手陣内右サイド深くで得たボーエンのFKをニアのディオプがドンピシャのヘッドで合わすが、これはGKポープに驚異的な反応ではじき出された。
ややクローズな前半45分を経て後半は立ち上がりから相手ゴールに迫り合うオープンな展開に。56分にはライスが果敢な攻撃参加から右サイドで続けてクロスを上げると、ファーでフリーのベンラーマが頭で合わすが、これはGKポープの横っ飛びセーブに遭う。
以降はベンラーマやアントニオが再三ニアゾーンを取って際どいクロスを入れるなど、ゴールを予感させる仕掛けを見せるが、最後のところできっちりゴール前を固める相手守備を崩し切れない。
その後もライスの豪快な持ち上がりやアントニオの馬力のある仕掛けで突破口を開こうとするアウェイチームだが苦戦が続く。これを受け、モイーズ監督はベンラーマ、ランシーニを下げてヴラシッチ、フォルナルスを続けてピッチに送り出す。84分にはペナルティアーク付近でマイナスの落としを受けたライスが強烈なミドルシュートを放つが、これもわずかに枠の上へ外れる。
その後、ゴールレスのまま突入した後半アディショナルタイムにはバーンリーにテイラーの高速グラウンダークロスからゴール前のジェイ・ロドリゲスが触れればゴールという決定機があった一方、ウェストハムもボーエン、ソウチェクがボックス付近でシュートを放つ場面があったものの、GKポープの好守などに阻まれて試合はこのままタイムアップ。
格下バーンリーの堅守をこじ開けられなかったウェストハムは勝ち点1を持ち帰るに留まり、来週ミッドウィークに行われる次節では2ポイント差に迫られた6位のアーセナルとの重要なダービーに臨むことになった。
現在、4位のウェストハムは前節、チェルシーとのロンドン・ダービーを劇的な3-2の逆転勝利で飾り、トップ4圏内をしっかりとキープ。連勝を狙う今節は降格圏の18位に低迷するバーンリーとのアウェイゲームに臨んだ。
ミッドウィークのヨーロッパリーグ(EL)ではディナモ・ザグレブに0-1で敗れたものの、すでにグループ首位通過を決めた中での若手、控え主体の戦いだったため大きな影響はなし。今節ではチェルシー戦の[3-4-2-1]から[4-2-3-1]に並びを戻し、負傷したズマ、ベン・ジョンソンに代わってマズアク、ベンラーマをスタートから起用した。
序盤はチェルシー戦で勝利の立役者となったマズアクやランシーニが遠目の位置から足を振っていくなど、相手守備をけん制するに留まったが、前半半ば過ぎに最初の決定機を創出。26分、相手陣内右サイド深くで得たボーエンのFKをニアのディオプがドンピシャのヘッドで合わすが、これはGKポープに驚異的な反応ではじき出された。
以降は球際の強度を特徴とする両者のスタイルが色濃く反映される拮抗した攻防が続く。ウェストハムは相手の堅固な守備ブロック攻略に苦戦。流れの中ではなかなか決定機まで持ち込めず、セットプレーの競り合いでドーソンがマクニールとの交錯する場面があったものの、互いにボールに関与していなかったこともあり、PK獲得とはならなかった。
ややクローズな前半45分を経て後半は立ち上がりから相手ゴールに迫り合うオープンな展開に。56分にはライスが果敢な攻撃参加から右サイドで続けてクロスを上げると、ファーでフリーのベンラーマが頭で合わすが、これはGKポープの横っ飛びセーブに遭う。
以降はベンラーマやアントニオが再三ニアゾーンを取って際どいクロスを入れるなど、ゴールを予感させる仕掛けを見せるが、最後のところできっちりゴール前を固める相手守備を崩し切れない。
その後もライスの豪快な持ち上がりやアントニオの馬力のある仕掛けで突破口を開こうとするアウェイチームだが苦戦が続く。これを受け、モイーズ監督はベンラーマ、ランシーニを下げてヴラシッチ、フォルナルスを続けてピッチに送り出す。84分にはペナルティアーク付近でマイナスの落としを受けたライスが強烈なミドルシュートを放つが、これもわずかに枠の上へ外れる。
その後、ゴールレスのまま突入した後半アディショナルタイムにはバーンリーにテイラーの高速グラウンダークロスからゴール前のジェイ・ロドリゲスが触れればゴールという決定機があった一方、ウェストハムもボーエン、ソウチェクがボックス付近でシュートを放つ場面があったものの、GKポープの好守などに阻まれて試合はこのままタイムアップ。
格下バーンリーの堅守をこじ開けられなかったウェストハムは勝ち点1を持ち帰るに留まり、来週ミッドウィークに行われる次節では2ポイント差に迫られた6位のアーセナルとの重要なダービーに臨むことになった。
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