【CLグループF総括】CR7牽引のユナイテッドが首位通過、ビジャレアルがアタランタ退け突破
2021.12.11 15:01 Sat
マンチェスター・ユナイテッドが盤石でないながら首位通過を果たした。復帰したFWロナウドの決定力を前面に押し出し、接戦でことごとく勝ち点を積み重ねていった。2位に滑り込んだのはビジャレアル。大雪により1日延期となったアタランタとの最終節を制し、2位通過を果たした。
[勝ち点/勝/引/負/得失点]
1.マンチェスター・ユナイテッド[11/3/2/1/3]
2.ビジャレアル[10/3/1/2/3]
3.アタランタ[6/1/3/2/-1]
4.ヤング・ボーイズ[5/1/2/3/-5]◆復帰のレジェンドが牽引~マンチェスター・ユナイテッド~
12年ぶりに復帰したレジェンドのFWロナウドがユナイテッドを牽引した。アタランタとの連戦ではいずれも試合終盤にゴールを挙げて勝利、引き分けに持ち込んでチームに勝ち点をもたらし、重要な場面で計6ゴール。ゴールマシーンの真骨頂を発揮した。スールシャール前監督はプレミアリーグでの不振を受けて解任の憂き目に遭ったが、最終節を前に決勝トーナメント進出を決めた。
◆EL王者が2位通過~ビジャレアル~
昨季ヨーロッパリーグ(EL)王者のビジャレアルはエメリ監督の下、FWジェラール・モレノ、DFパウ・トーレスらスペイン代表組の残留でチーム力を維持したが、夏にユーロを戦った影響か、ゴールゲッターのジェラール・モレノが負傷離脱。得点源を欠いたチームはヤング・ボーイズにはきっちりと連勝したものの、昨季EL決勝で下したユナイテッドには連敗と、思うように勝ち星を積み重ねられず苦戦を強いられた。それでも大雪により1日延期となった最終節のアタランタ戦を制して2位での突破を決めた。
◆3季連続突破ならず~アタランタ~
名将ガスペリーニ監督の下、CL初出場から2季連続でグループステージ突破を果たしていたアタランタは試合運びのまずさが目立った。ユナイテッドとの連戦では勝利に相応しい内容を見せながらも終盤の試合の締め方に問題があり、勝ち点を取りこぼした。そして、最終節のビジャレアル戦を落とし、3季連続でのグループステージ突破はならなかった。
ハダースフィールドやシャルケなどを率いた経歴を持つワグナー監督を迎えたスイスリーグ4連覇中のヤング・ボーイズは、最下位には終わったもののユナイテッドに勝利、アタランタに引き分けるなど、一定の抵抗は見せた。ビジャレアルとの連戦で連敗していなければ、さらにグループをかき乱す存在になっていたかもしれない。
PR
■グループF順位表■[勝ち点/勝/引/負/得失点]
1.マンチェスター・ユナイテッド[11/3/2/1/3]
2.ビジャレアル[10/3/1/2/3]
3.アタランタ[6/1/3/2/-1]
4.ヤング・ボーイズ[5/1/2/3/-5]◆復帰のレジェンドが牽引~マンチェスター・ユナイテッド~
Getty Images
12年ぶりに復帰したレジェンドのFWロナウドがユナイテッドを牽引した。アタランタとの連戦ではいずれも試合終盤にゴールを挙げて勝利、引き分けに持ち込んでチームに勝ち点をもたらし、重要な場面で計6ゴール。ゴールマシーンの真骨頂を発揮した。スールシャール前監督はプレミアリーグでの不振を受けて解任の憂き目に遭ったが、最終節を前に決勝トーナメント進出を決めた。
Getty Images
昨季ヨーロッパリーグ(EL)王者のビジャレアルはエメリ監督の下、FWジェラール・モレノ、DFパウ・トーレスらスペイン代表組の残留でチーム力を維持したが、夏にユーロを戦った影響か、ゴールゲッターのジェラール・モレノが負傷離脱。得点源を欠いたチームはヤング・ボーイズにはきっちりと連勝したものの、昨季EL決勝で下したユナイテッドには連敗と、思うように勝ち星を積み重ねられず苦戦を強いられた。それでも大雪により1日延期となった最終節のアタランタ戦を制して2位での突破を決めた。
◆3季連続突破ならず~アタランタ~
Getty Images
名将ガスペリーニ監督の下、CL初出場から2季連続でグループステージ突破を果たしていたアタランタは試合運びのまずさが目立った。ユナイテッドとの連戦では勝利に相応しい内容を見せながらも終盤の試合の締め方に問題があり、勝ち点を取りこぼした。そして、最終節のビジャレアル戦を落とし、3季連続でのグループステージ突破はならなかった。
◆ユナイテッド&アタランタに善戦~ヤング・ボーイズ~
Getty Images
ハダースフィールドやシャルケなどを率いた経歴を持つワグナー監督を迎えたスイスリーグ4連覇中のヤング・ボーイズは、最下位には終わったもののユナイテッドに勝利、アタランタに引き分けるなど、一定の抵抗は見せた。ビジャレアルとの連戦で連敗していなければ、さらにグループをかき乱す存在になっていたかもしれない。
PR
マンチェスター・ユナイテッドの関連記事
UEFAチャンピオンズリーグの関連記事
|
マンチェスター・ユナイテッドの人気記事ランキング
1
ルーニーが圧巻FK弾でOT沸かす! ユナイテッドvsセルティックのレジェンズマッチ開催
マンチェスター・ユナイテッドは7日、オールド・トラッフォードでセルティックとのレジェンズマッチを開催。1-1のドローに終わった一戦はPK戦の末にセルティックが勝利した。 インターナショナルマッチウィーク期間を利用し、クラブ財団の資金を集めるためのチャリティーマッチとして開催されたこの一戦。 チャリティーマッチではあるものの、比較的本気ムードの拮抗した展開が続く中、スコアを動かしたのはクラブ歴代最多得点者。前半終了間際の42分、フレッチャーがボックス手前左で倒されて得たFKの場面でキッカーを務めたルーニーは壁のギリギリ上を越える見事なシュートをゴール左上隅の完璧なコースに突き刺し、オールド・トラッフォードに集ったファンを大いに沸かせた。 そして、ホームチームの1点リードで折り返した後半はベルバトフが得意のループシュートなどで追加点に迫ったが、セルティックも見事な攻撃の形から同点に追いつく。62分、ペトロフのエリア外からの無回転気味のミドルシュートがクロスバーを叩くと、これに反応したフーパーが冷静にワンタッチでタップインした。 その後はユナイテッドペースで試合が進んだものの、シンプソンの意表を突くミドルシュートはGKザルスカの好守に阻まれ、試合は1-1でタイムアップを迎えた。その後のPK戦ではユナイテッドのウェバーがGKザルスカの見事なセーブに阻まれて唯一の失敗となり、フープスがレジェンズマッチを制した。 マンチェスター・ユナイテッド・レジェンズ 1-1(PK:4-5) セルティック・レジェンズ 【マンチェスター・ユナイテッド】 ウェイン・ルーニー(前42) 【セルティック】 ギャリー・フーパー(後17) ◆マンチェスター・ユナイテッド・レジェンズ GK:アンデルス・リンデゴーア、ケビン・ピルキントン、レイモント・ファン・デル・ハウヴ DF:アントニオ・バレンシア、ダニー・ピュー、ダニー・シンプソン、ミカエル・シルベストル、フィル・バーズリー、ロニー・ジョンソン、デニス・アーウィン MF:クリス・イーグルス、ダレン・フレッチャー、エリック・ジェンバ・ジェンバ、ルーク・チャドウィック、カレル・ポボルスキー、マイケル・キャリック、ニッキー・バット、ポール・スコールズ FW:ダニー・ウェバー、ディミトール・ベルバトフ、フレイザー・キャンベル、ウェイン・ルーニー ◆セルティック・レジェンズ GK:アルトゥール・ボルツ、ルカシュ・ザルスカ DF:チャーリー・マルグルー、ダレン・オシェイ、エフェ・アンブローズ、ケルビン・ウィルソン、ミカエル・ルスティグ、スティーブン・マクマナス MF:バリー・ロブソン、ジョー・レドリー、ジョニー・ヘイズ、サイモン・ドネリー、スティリアン・ペトロフ FW:ギャリー・フーパー、ゲオルギオス・サマラス、ヤン・フェネホール・オフ・ヘッセリンク <span class="paragraph-title">【動画】ルーニーが決めた圧巻の直接FK弾!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="en" dir="ltr">Another look at that <a href="https://twitter.com/WayneRooney?ref_src=twsrc%5Etfw">@WayneRooney</a> free-kick? <br><br>Go on then.<a href="https://twitter.com/hashtag/MUFC?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#MUFC</a> || <a href="https://twitter.com/MU_Foundation?ref_src=twsrc%5Etfw">@MU_Foundation</a> <a href="https://t.co/CrGec73FGb">pic.twitter.com/CrGec73FGb</a></p>— Manchester United (@ManUtd) <a href="https://twitter.com/ManUtd/status/1832440554396807332?ref_src=twsrc%5Etfw">September 7, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.09.08 07:15 Sun2
元ブラジル代表のアンデルソン氏が逮捕 マンチェスター・U時代にCL優勝
マンチェスター・ユナイテッドなどで活躍した元ブラジル代表MF、アンデルソン氏(36)が逮捕された。ブラジル『グローボ』が伝える。 現役時代にファーガソン監督体制のユナイテッドでプレーしたアンデルソン氏。加入1年目の07-08シーズンに成し遂げたCL優勝は、今のところユナイテッド最後のCL優勝である。 この頃は若くしてセレソンに定着も、ユナイテッド2年目以降はケガや不摂生等々で一線級の活躍が皆無。フィオレンティーナへの放出、母国帰還などを経て、31歳で引退した。 現在は、現役最後のクラブとなったアダナ・デミルスポル(トルコ1部)で下部組織を指導して5年目。そんななか、代表ウィークで帰国中だったのか、ブラジルの裁判所命令で逮捕・勾留されたのだという。 容疑は元妻と子ども2人に対する養育費払いで、額は33万3600レアル(約834万円)。5日に逮捕状が請求されていたそうで、アンデルソン氏の弁護士はコメントを差し控えている。 ブラジルでは、名古屋グランパスでも活躍した元ブラジル代表FWジョーが、今年5月にやはり養育費未払いで逮捕。 この時ジョーは早急に未払い分を解消し、早期釈放となったが、今回ポルトアレグレの家庭民事裁判所はアンデルソン氏に厳しい目。支払いが済めば釈放だが、同氏は2021年の仮想通貨を巡る資金洗浄事件において、被告8人の1人としてブラジル検察から告訴されていたそうだ。 2024.09.11 19:25 Wed3
初弾のデ・リフト、半年ぶりゴールのラッシュフォード、デビューのウガルデ…連敗ストップのユナイテッド指揮官が語る
マンチェスター・ユナイテッドが仕切り直しに成功した。 今季のプレミアリーグ開幕戦を白星で飾ってから2連敗のユナイテッドは代表ウィークを挟み、14日の第4節でサウサンプトンのホームに乗り込み、3-0と勝利。2点先行の79分にサウサントン側で退場者も出たが、90+6分のアレハンドロ・ガルナチョにサブスタートの悔しさを晴らす一発も飛び出し、快勝した。 この再開初戦を迎えるにあたり、かつて指導した“因縁”のクリスティアーノ・ロナウドから苦言じみた発言もあり、それが話題のエリク・テン・ハグ監督だが、アンドレ・オナナのPKストップが大きかったと話す。イギリス『BBC』が伝える。 「序盤は楽なものではなかった。PKが試合の流れを一変させたと思う。そして、それからそう遠くないところで得点し、非常に大きかった。あの瞬間から、試合はすべてが我々のものとなったね」 そんなユナイテッドは新加入マタイス・デ・リフトがCKからのヘッドで移籍後初弾の先制ゴール。先の代表先で失点に絡み、あれこれと言われたなかの一発となり、指揮官も満足感を示した。 「驚きなんてない。現時点でフィットしていないし、スピードも100%の状態じゃないがね。上げていくには時間が必要。今はその片鱗が見受けられるが、上がってきたらもっと良くなるはず。彼には満足しているし、今日のプレーぶりはなおさらね」 今年3月のカラバオカップ戦以来となるゴールで今季初得点の悩めるマーカス・ラッシュフォードにも「非常に大きいね。どんなストライカーだって得点者欄に載りたいものだ。最初のゴールが生まれれば、さらに獲れるようになる。ストライカーにケチャップの話があるにね」と述べた。 そして、途中出場でデビューの新戦力マヌエル・ウガルテにも「チームと練習したわけじゃなく、参加も中断前と昨日の2回だった。練習に遅れて合流したのは彼だけで、一緒にトレーニングをやったのも昨日の20分だけだったんだ。今日の試合で彼を連れてきて、何をもたらせられるかを見られてよかった」と語っている。 <span class="paragraph-title">【動画】悩める10番にゴールも! ユナイテッドがオナナのPKストップから3発勝利</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="v2VDx7C-eHU";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.09.15 10:22 Sun4
C・ロナウドがテン・ハグに物申す 「挑戦し、挑戦しないと」…「ファン・ニステルローイに耳を傾ければ力に」と助言も
アル・ナスルのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが古巣マンチェスター・ユナイテッドのエリク・テン・ハグ監督に物申した。 テン・ハグ体制のユナイテッドは今季で3年目。2022年夏の発足から紆余曲折がありながら、昨季もFAカップを制し、カラバオカップ優勝の前季に続くタイトルを手にしたが、プレミアリーグでクラブワーストの8位に終わったほか、チャンピオンズリーグ(CL)でもグループステージ最下位と厳しい現実にも直面した。 今季を迎えるにあたり、ジム・ラトクリフ共同オーナーからなる『INEOS』グループは上層部一新の流れでテン・ハグ監督の解任にも動くのではないかとの噂が上がったが、2026年夏までの新契約とともに続投の運びに。だが、今季のプレミアリーグでも早々に躓き、開幕から1勝2敗と負け星先行の戦いを余儀なくされる。 そのなか、C・ロナウドはユナイテッド時代の元戦友であるリオ・ファーディナンド氏のポッドキャストに出演。2022年11月のユナイテッド退団時に「裏切られた気分」と痛烈批判したテン・ハグ監督の話を向けられると、こう述べる。イギリス『BBC』が報じた。 「監督はリーグやチャンピオンズリーグ(CL)で優勝できないと言っている。マンチェスター・ユナイテッドの監督がリーグやCLで優勝を争わないなんて言うべきじゃない。メンタル的にその可能性がないと言っているのかもしれないけど、僕はそう言えないね」 「挑戦し、挑戦しないと。僕らがマンチェスターに望むのは僕自身の望みでもあるんだ。彼らが最高のチームになることだ。僕はあのクラブのことが大好きなんだ。過去を忘れるような人間じゃない」 また、2013年夏にサー・アレックス・ファーガソン元監督が勇退してから「何の進歩もなかった」と切り捨てたが、ジム・ラトクリフ共同オーナーからなる『INEOS』グループのもとで迎えた今季の歩みに一筋の光を感じているようだ。 「僕の意見として、彼らはすべてを再建する必要がある。クラブは今も世界最高のクラブに数えられる1つで、再建に時間がかかるけど、変わっていく必要がある。彼らもそれこそが唯一の方法だと認識しているはずだ」 「だから、彼は再び変化し始めている。クラブの構造から、インフラ、そしてすべてでね。クラブのオーナーがトレーニング場に投資しているのは僕的に嬉しいよ」 「未来は明るいと信じている。信じているけど、才能だけに頼っていてはいけない。根本から再建しないと。そうじゃないと、争うなんてできない。不可能だろうね」 そして、改めてテン・ハグ監督の話に戻ると、アシスタントコーチとして帰還のルート・ファン・ニステルローイ氏をキーマンに。OBたちの意見に耳を傾けながら再建すべきと提言した。 「テン・ハグがルートに耳を傾ければ、彼は力になってくれるかもしれない。彼はクラブのことを知っているし、大いに役立つと思う。クラブはそこにいた選手たちに耳を傾けるべきだ」 「リオをはじめ、ロイ・キーン、ポール・スコールズ、ギャリー・ネビル、サー・アレックス・ファーガソンだったりね。知識がないと、クラブを立て直せない。オフィスで働く人たちではダメだ」 「フットボールを理解しているのは99%がロッカールームにいた人間たちだ。彼らは扱い方を知っている。こういうのを理解している人たちなんだ。だから、ルートはクラブの中にいたし、助けになると思う」 「彼はクラブのことを知っている。ファンのことも知っているんだ。監督が彼に耳を傾ければ、クラブも少し良くなっていけると思う」 2024.09.12 11:10 Thu5