なでしこに足りなかった“奪う”意識、清水梨紗が試合中に大事にすることは「コミュニケーション」
2021.11.23 23:52 Tue
オランダ遠征をスタートさせたなでしこジャパンのDF清水梨紗(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)が23日、メディアのオンライン取材に応対した。
なでしこジャパンは、10月に池田太監督を招へい。アンダー世代で結果を残してきた指揮官が、世界で戦えるチームを作るために就任した。
10月は国内組だけでトレーニングキャンプを実施。そして迎えた11月はオランダ遠征を実施し、初の対外試合を迎える。
25日にはアイスランド女子代表、29日にはオランダ女子代表との対戦が待っているなでしこジャパンだが、22日に現地入りし試合までの準備期間がほとんどない状況だ。
メディアのオンライン取材に応じた清水は、移動してから時間がない中での試合を迎えることについて「WEリーグの試合があって、この短い期間での海外遠征ということで、時差ボケ対策には短い気もしますが、コロナ禍で海外のチームと2戦できることは凄く良い機会です」とコメント。「チームでもどう過ごしたら良いかとは言われてきていたので、ある程度は自分は大丈夫かと思います」と調整期間は短くても問題ないと語った。
到着日のミーティングでは「前回の合宿でこういうことをやったり、今後の目標だったり、チームとしてどう戦っていくかを映像を見ながらやりました」とコメント。その際には映像も観たというが「特定のチームというよりは、良いシーンだったり分かりやすいシーンを持ってきてくれています。代表のシーンもありますし、ヨーロッパのクラブチームも入っていました」と、テーマであるボール奪取のところの映像を実際に見たと語った。
今回の海外遠征での目標については「(池田)太さんのサッカーの一番のテーマは“奪う”ということで、前回の合宿でオリンピックの分析結果で、奪う回数が少ないというか、奪いにいくチャレンジが少ないという分析結果がありました。自分でも振り返ったり、オリンピックの映像を見ると、相手の懐に行けている回数は確かに少なかったなと思います。今回の2戦ではそういうところを意識してやってみたいと思います」と、チームとしてのテーマでもある“奪う”をプレーで実践していきたいと語った。
トレーニングでは池田監督も激しく参加していた点については「熱いというか、太さんはずっと熱い人だったので、それに負けないように、良い雰囲気の中で練習できているので、自分たちが熱さを超えていくのも必要だと思うので、練習からそういったところも磨きをかけていければと思います」と、監督の熱量に負けないプレーをしていきたいと意気込みを語った。
アイスランド戦が2日後に控えているが「1月にワールドカップ予選を控えていて、太さんになってから時間も経っていないですし、その中で試合ができるのが凄く貴重な経験になってくると思います」とコメント。「1試合の中で反省というものを出すことも大事ですし、やっている中で、選手だったりメンバーと合わせていくことも大事です。ハーフタイムや前半の中、トータルして90分でコミュニケーションを取ってやっていくことが大事だと思います」と、試合中にしっかりと対応しながら戦っていきたいとした。
とはいえ、ただの確認の場にするつもりはないという清水。「勝負事なので、絶対勝つことが大事です。そこは絶対に求めていかなければいけない部分ですし、勝つことが一番大事です」と、勝利を目指すことは当然とし、その中でしっかりとコミュニケーションを取って課題を修正したいとした。
東京五輪からの反省点である“奪う”というプレー。大事なことだと考える点は「オリンピックの時は、めちゃくちゃGKにプレッシャーを掛けて取りに行くというシーンがなく、そういう戦術ではなかったですが、太さんはアグレッシブに前から取りに行くという戦術を持っているので、割と前から行くことが多いので、自分のポジションだと裏のスペースもありますが、そこを少し捨てながら、相手のサイドハーフやサイドバックにチャレンジしていくことが多いかなと思います」と、積極的に前にボールを奪いにいくことがまずは大事だとした。
一方で、後方のスペースを大きく開ける可能性もあるが、その点の対応については「自分が出ていくことによって、4バックから少し3バックのような形になるので、そのスライドは凄く大事になると思いますし、自分が3バックに入るときはもっと押し出すことが増えると思うので、そういうところの声やスライドする意識は凄く大事になると思います」と、結局のところ状況に応じたピッチ上でのコミュニケーションが大事だということを強調した。
また攻撃面でもアグレッシブさを求められるが「まずはゴールに直結するプレーということは、FWの選手も言われていて、その中で自分が関わっていく中ではロングボールがすごく大事になります」と、サイドチェンジや裏へのボールの供給が大事になるとし、「裏に出すボールというのは、これから精度を上げていかなければいけないと思います」と、キック精度を上げたいと意気込んだ。
なでしこジャパンは、10月に池田太監督を招へい。アンダー世代で結果を残してきた指揮官が、世界で戦えるチームを作るために就任した。
25日にはアイスランド女子代表、29日にはオランダ女子代表との対戦が待っているなでしこジャパンだが、22日に現地入りし試合までの準備期間がほとんどない状況だ。
メディアのオンライン取材に応じた清水は、移動してから時間がない中での試合を迎えることについて「WEリーグの試合があって、この短い期間での海外遠征ということで、時差ボケ対策には短い気もしますが、コロナ禍で海外のチームと2戦できることは凄く良い機会です」とコメント。「チームでもどう過ごしたら良いかとは言われてきていたので、ある程度は自分は大丈夫かと思います」と調整期間は短くても問題ないと語った。
初日のトレーニングでは攻撃に比重を置いているように見えた中、清水は「海外の選手が今回の合宿から参加ということで、チームとしても攻撃のコンセプトや守備のコンセプトを確かめるということの練習でした」とコメント。「日本組の自分たちは1回練習したことあるような感じの練習だったので、確認というか、全員の意識を統一するための練習だったかなと思います」と、初めて新チームに合流した選手との共通理解を深めるトレーニングだったとした。
到着日のミーティングでは「前回の合宿でこういうことをやったり、今後の目標だったり、チームとしてどう戦っていくかを映像を見ながらやりました」とコメント。その際には映像も観たというが「特定のチームというよりは、良いシーンだったり分かりやすいシーンを持ってきてくれています。代表のシーンもありますし、ヨーロッパのクラブチームも入っていました」と、テーマであるボール奪取のところの映像を実際に見たと語った。
今回の海外遠征での目標については「(池田)太さんのサッカーの一番のテーマは“奪う”ということで、前回の合宿でオリンピックの分析結果で、奪う回数が少ないというか、奪いにいくチャレンジが少ないという分析結果がありました。自分でも振り返ったり、オリンピックの映像を見ると、相手の懐に行けている回数は確かに少なかったなと思います。今回の2戦ではそういうところを意識してやってみたいと思います」と、チームとしてのテーマでもある“奪う”をプレーで実践していきたいと語った。
トレーニングでは池田監督も激しく参加していた点については「熱いというか、太さんはずっと熱い人だったので、それに負けないように、良い雰囲気の中で練習できているので、自分たちが熱さを超えていくのも必要だと思うので、練習からそういったところも磨きをかけていければと思います」と、監督の熱量に負けないプレーをしていきたいと意気込みを語った。
アイスランド戦が2日後に控えているが「1月にワールドカップ予選を控えていて、太さんになってから時間も経っていないですし、その中で試合ができるのが凄く貴重な経験になってくると思います」とコメント。「1試合の中で反省というものを出すことも大事ですし、やっている中で、選手だったりメンバーと合わせていくことも大事です。ハーフタイムや前半の中、トータルして90分でコミュニケーションを取ってやっていくことが大事だと思います」と、試合中にしっかりと対応しながら戦っていきたいとした。
とはいえ、ただの確認の場にするつもりはないという清水。「勝負事なので、絶対勝つことが大事です。そこは絶対に求めていかなければいけない部分ですし、勝つことが一番大事です」と、勝利を目指すことは当然とし、その中でしっかりとコミュニケーションを取って課題を修正したいとした。
東京五輪からの反省点である“奪う”というプレー。大事なことだと考える点は「オリンピックの時は、めちゃくちゃGKにプレッシャーを掛けて取りに行くというシーンがなく、そういう戦術ではなかったですが、太さんはアグレッシブに前から取りに行くという戦術を持っているので、割と前から行くことが多いので、自分のポジションだと裏のスペースもありますが、そこを少し捨てながら、相手のサイドハーフやサイドバックにチャレンジしていくことが多いかなと思います」と、積極的に前にボールを奪いにいくことがまずは大事だとした。
一方で、後方のスペースを大きく開ける可能性もあるが、その点の対応については「自分が出ていくことによって、4バックから少し3バックのような形になるので、そのスライドは凄く大事になると思いますし、自分が3バックに入るときはもっと押し出すことが増えると思うので、そういうところの声やスライドする意識は凄く大事になると思います」と、結局のところ状況に応じたピッチ上でのコミュニケーションが大事だということを強調した。
また攻撃面でもアグレッシブさを求められるが「まずはゴールに直結するプレーということは、FWの選手も言われていて、その中で自分が関わっていく中ではロングボールがすごく大事になります」と、サイドチェンジや裏へのボールの供給が大事になるとし、「裏に出すボールというのは、これから精度を上げていかなければいけないと思います」と、キック精度を上げたいと意気込んだ。
|
関連ニュース