堅守の北アイルランドを崩せなかったイタリアが2位転落… スイスが逆転で本戦出場《カタールW杯欧州予選》

2021.11.16 06:45 Tue
Getty Images
イタリア代表は15日、カタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選グループC最終節で北アイルランド代表とのアウェイ戦に臨み、0-0で引き分けた。
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3日前に行われたスイス代表との頂上決戦を1-1で引き分けたイタリア(勝ち点15)は、得失点差でスイスを2上回って首位に立つ。そのイタリアはスイス戦のスタメンから2選手を変更。ベロッティとロカテッリに代えてベラルディとトナーリを起用した。3位の北アイルランド(勝ち点8)に対し、[4-3-3]で臨んだイタリアは3トップに右からベラルディ、インシーニェ、キエーザと並べた。
そのイタリアがボールを持つ流れとなったものの、自陣に引く北アイルランドを崩すことができない。

32分にようやくボックス左で仕掛けたキエーザが枠内シュートを放ったが、前半を通してこの場面以外にゴールに迫れた局面はなく、0-0でハーフタイムに入った。
迎えた後半、イエローカードを受けていたトナーリに代えてクリスタンテを投入したイタリアは開始5分にピンチ。サイド攻撃で揺さぶられ、ボックス内のサビルに枠内シュートを打たれたが、GKドンナルンマがセーブした。

同時刻開催のスイスがブルガリア代表に対して先制点を奪ったことで、このままでは2位転落となるイタリアが前がかるも、引き続き攻め手を見いだすことができない。

そんな中63分、キエーザがボックス内から左足で決定的なシュートを放つもわずかに枠を捉えきれなかった。

焦るイタリアはバレッラに代えてベロッティを投入。攻撃の枚数を増やしていく。80分にエメルソンが際どいミドルシュートを放ったが、終盤にかけても北アイルランドの堅守を崩せずにゴールレスでタイムアップ。

スイスがブルガリアに3-0で勝利したため、イタリアは2位に転落し、プレーオフに回ることになった。

逆転での本戦出場となったスイスは5大会連続12度目の出場を決めている。

◆グループC最終順位
(勝ち点、得失点差)

1.スイス 18pt +13
――本大会出場――
2.イタリア 16pt +11
――PO進出――
3.北アイルランド 9pt -1
4.ブルガリア 8pt -8
5.リトアニア 3pt -15

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