“行方不明”の逸材イハッターレンに現役引退を考慮との報道…

2021.11.03 00:33 Wed
Getty Images
ユベントスからサンプドリアにレンタル中のオランダ代表MFモハメド・イハッターレン(19)が、現役引退を考慮しているようだ。イタリア『カルチョメルカート』が報じている。

イハッターレンは、今夏の移籍市場最終日にPSVから4年契約でユベントスに完全移籍。だが、出場機会を与えたいユベントスの意向により、即サンプドリアへ1年間のレンタル移籍に出されていた。

ここまで新天地ではセリエA第3節のインテル戦で初のベンチ入りを果たしたものの、以降は一度もベンチ入りせず、デビューが待たれる状況となっている。
だが、先日にイタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じたところによると、そのイハッターレンは現在も“行方不明”の状況にあるという。

先月12日に“家族の問題”を理由に故郷オランダのユトレヒトに戻っている同選手だが、自宅近辺で目撃情報が一切ないという。
さらに、現在サンプドリアはマッシモ・フェレーロ会長を始め多くのクラブスタッフが所在を確認しているものの、イハッターレン側が連絡を無視し続けている模様だ。

そのイハッターレンに関して、『カルチョメルカート』はオランダの地元メディアからの情報として、同選手が現役引退を検討していると主張している。

その理由として、2019年に最愛の父を亡くしたことによって、以降うつ状態に苦しんでいることを挙げている。

PSV生え抜きの攻撃的MFは卓越したボールスキル、視野の広さ、高精度の左足を武器に16歳でトップチームデビューを飾った逸材。その一方で、PSVでのキャリア終盤は練習中の周囲との衝突、スポンサー関連のイベントの無断欠席、ウエイトオーバーなど、プロフェッショナルとして相応しくない行動が目に付いていた。

サンプドリア加入以降もウエイトオーバーや、友人に会うためにミラノやコートダジュールに頻繁に遊びに出かけるなど、プロフェッショナルの欠如が指摘されていた。

ただ、『カルチョメルカート』の報道に関してユベントス、サンプドリアの両クラブに、選手関係者からの公式な見解はなく、前述した地元メディアに関しても特定されていないため、現時点での信ぴょう性は不確実と言わざるを得ない。

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