マドリーが昨季苦杯舐めたシャフタールにマニータの大勝! 4戦ぶり白星でクラシコに弾み《CL》

2021.10.20 06:43 Wed
Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)のグループD第3節、シャフタール・ドネツクvsレアル・マドリーが19日にオリンピスキ・スタジアムで行われ、アウェイのマドリーが0-5で圧勝した。
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インテルとの本命対決を制して白星スタートを飾ったマドリーだが、前節ではサンティアゴ・ベルナベウでシェリフに敗れる大失態を演じた。さらに、直近のリーグ戦では昇格組エスパニョール相手にリーグ初黒星を喫し、連敗を含む公式戦3試合未勝利と、アンチェロッティ新体制で最初の試練を迎えている。今週末にバルセロナとのエル・クラシコを控える中、今節では昨季グループステージで屈辱のダブルを喫したシャフタール相手に4戦ぶりの白星奪還を目指した。なお、W杯南米予選の過密日程の影響を考慮され、週末のリーグ戦が延期となった中、エスパニョール戦から先発3人を変更。ナチョとカマヴィンガ、バルベルデに代えて今季初出場のメンディ、カゼミロ、ロドリゴを起用した。
キックオフ直後からエンジン全開のマドリーがシャフタールのゴールに襲い掛かっていく。開始直後にクロース、ヴィニシウスがGKトルビンを脅かすと、以降も相手陣内でハーフコートゲームを展開し、多彩な攻めでフィニッシュのシーンを作り出していく。

だが、シェリフ戦を彷彿とさせるように最後の場面で相手の好守や決定力不足が目立つマドリーは、守り慣れてきたシャフタールの応戦もあり、徐々に嫌な流れが漂い始める。
それでも、前半終盤に差し掛かった37分には意外な形からゴールが生まれる。右サイドでボールを持ったルーカス・バスケスが背後を狙うベンゼマへアーリークロスを入れると、ベンゼマが気になったかやや無理な体勢でクリアを試みたDFクリフツォフのクリアミスが見事な自軍ゴールへのボレーシュートとなり、ゴールネットを揺らした。

相手のオウンゴールによって1点リードで試合を折り返したマドリーは、後半に入ってようやく決定力を発揮。ここから見事なゴールショーが開演する。

その口火を切ったのは好調のヴィニシウス。51分、相手の不用意な自陣でのスローインを奪ったベンゼマがボックス付近に持ち込むと、マイナスのパスを受けたモドリッチが3人目の動き出しでゴール前に抜け出したヴィニシウスへ絶妙なダイレクトスルーパス。これをヴィニシウスが冷静に流し込んだ。

さらに、直後の56分にはボックス手前左でベンゼマからパスを受けたヴィニシウスが細かいボールタッチでDF3枚を手玉に取ってゴール左へ持ち込むと、最後はニア上へ強烈なシュートを突き刺してドブレーテを達成した。

この連続ゴールで完全に乗ったマドリーは65分にもベンゼマとヴィニシウスで左サイドを攻略し、最後はヴィニシウスから丁寧なグラウンダーの折り返しを受けたロドリゴがボックス中央からダイレクトシュートを叩き込み、試合を決定づける4点目とした。

その後、メンディやクロース、モドリッチを下げてマルセロ、バルベルデ、カマヴィンガらをピッチへ送り込み、クラシコを睨んだ戦い方にシフトしたマドリーは、相手の攻撃を冷静に撥ね返しながら危なげなく時計を進めていく。

そして、試合終了間際の91分にはここまでチャンスメークで存在感を放っていたベンゼマにご褒美となるゴールも生まれ、敵地でマニータの大勝。シャフタールに昨季の痛快リベンジを果たしたマドリーが週末のクラシコに大きな弾みを付ける4戦ぶりの白星を手にした。

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