新生ニューカッスルに所属選手も喜びと興奮隠さず「このクラブは今、望むことは何でも実現できる」

2021.10.13 17:57 Wed
Getty Images
ニューカッスルの元イングランド代表MFジョンジョ・シェルヴェイが、新たな体制となったクラブへの期待と興奮を語った。イギリス『デイリー・メール』が伝えている。
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ニューカッスルは7日、総資産3200億ポンド(約49兆2400億円)ともいわれるサウジアラビアの政府系ファンド『パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)』による買収が決定したと発表。クラブへの投資を怠ってきたマイク・アシュリー前オーナーへ対する不満がピークに達していたファンたちは、この発表を受けホームスタジアムであるセント・ジェームズ・パークの前で歓喜に酔いしれた。
そして選手もファンと同様、この買収に大きな喜びと興奮を抱いているようだ。インタビューに応じたシェルヴェイは、ファンとスタジアム前で祝いたかったと明かしつつ、これからクラブは良い方向に進んでいくだろうと喜びを隠さなかった。

「スタジアムの外のあの光景は信じられないほどだった。僕も車から降りて、ビールを飲みたかったね!あの反応は、他クラブでは見られないと思う。彼らは多くの苦しみを味わってきたから、不満の解消とついに取引が実現したという安堵感があった。ファンはこの喜びに値するよ。彼らのおかげでこの契約が成立したと言っても良い」

「新オーナーが語ったプレミアリーグやCL優勝が実現するとき、たぶん僕はもういないだろうね! それがどれくらい時間のかかるものか、理解しているよ。でも、そういう話を聞くとフットボーラーならそんなクラブの一部となるため、ここに残って戦いたいと思うようになるものさ」
「ファンが何を求めているかは理解している。(キリアン・)ムバッペや(リオネル・)メッシを求めているのだろうね。でも僕が言えるのは、それは一夜にして実現するものではないということだ。まずは現実を見なければならない」

「現在のトレーニング場の設備がプレミアリーグの水準に達していないことは周知の事実だ。選手としてはそれを受け入れるしかなく、そこで自分の能力を最大限に発揮するため対処してきた。資金がなかったとはいえ、それを受け入れるのは難しかったよ」

「でも、これからはそれがある。すぐにたくさんの資金を使うことはできないだろうし、長いプロセスになるのは理解しているよ。とはいえこのクラブは今、望むことは何でも実現できる。可能性は無限大だ」

また、シェルヴェイはクラブの明るい未来を語りつつ、まずは今季のプレミアリーグで残留する必要があると強調。現在リーグ戦7試合未勝利で19位に沈んでいるが、明るい材料を得たチームはここから浮上できると自信を示している。

「今いる選手たちを見ると、自分たちが置かれている状況は恐ろしいね。何よりもまず、プレミアリーグに残留する必要がある。そして(移籍市場の開く)1月は、クラブにとって重要な月になるだろう」

「僕らにはまず短期的な目標があり、それは今季初勝利を挙げることだ。今のメンバーであれば、早ければ今週末の日曜日には達成できるだろう。そしてその後は、結果を積み重ねていきたい」

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