アヤックスと契約延長拒否のオナナは来夏フリーでインテル加入か?

2021.09.05 00:03 Sun
Getty Images
アヤックスのカメルーン代表GKアンドレ・オナナ(25)が、来夏フリーでインテルに加入する可能性が高まっているようだ。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのニコロ・スキラ氏が報じている。

オナナは今夏の移籍市場でかつて指導を受けたピーター・ボス監督が率いるリヨン移籍が決定的と言われていた。クラブ間では合意に至り、選手サイドも移籍に前向きと見られていたが、最終的にオナナ自身がリヨン行きを拒否したことで、今夏の移籍は実現しなかった。

また、オナナは今シーズン限りとなっているアヤックスとの現行契約を延長することを拒否しており、来夏にフリーでクラブを去ることになるようだ。
アヤックスのスポーツ・ディレクターを務めるマルク・オーフェルマルス氏は、「フットボールの世界に絶対はありえないが、現時点で彼が我々との契約を更新することはないだろう。彼は来年1月に出て行くこともできるが、そうでなければ来年の6月にフリーエージェントとして出て行くことになるだろう」と、オナナの来夏退団の可能性を認めている。

さらに、「我々はここ数週間、リヨンに彼を売り込もうとしていたが、彼はそれを拒否した」と、リヨン行きの可能性が潰えたことも言及している。
なお、オナナに関してはリヨンと共にアーセナルが関心を示していたが、今夏にイングランド代表GKアーロン・ラムズデールを獲得したことで現時点では可能性が消滅。

そういった中、同じく今夏に獲得へ動いていたインテルはスロベニア代表GKサミル・ハンダノビッチ(37)の後継者としてオナナを有力候補としており、すでに4年契約をオファーしている模様だ。

バルセロナのカンテラ出身のオナナは2015年にアヤックスに完全移籍。2016–17シーズンにトップチームの守護神の座を獲得すると、ここまで公式戦204試合に出場。2度のエールディビジ制覇を含む5つのタイトル獲得に貢献してきた。

ただ、昨年10月に妻が処方されていた薬を誤って服用し、ドーピング違反による出場停止処分を科されたオナナは、処分期間が9カ月に短縮されたものの、2021年11月までプレーできない状況にある。

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