ウィリアンがアーセナルと契約解除、14年ぶりにコリンチャンス復帰へ事前契約にサイン

2021.08.31 09:17 Tue
Getty Images
アーセナルは30日、元ブラジル代表MFウィリアン(33)との契約解除を発表した。双方合意の下で、8月30日付けで契約が終了となる。

ウィリアンはコリンチャンス、シャフタール・ドネツク、アンジ・マハチカラでプレー。2013年8月にチェルシーへと完全移籍で加入すると、大きな功績を残す。

ウインガーとして攻撃の一端を担ったウィリアンは、チェルシーで公式戦339試合に出場し63ゴール62アシストを記録。プレミアリーグで2回、FAカップ、EFLカップ、ヨーロッパリーグで1回ずつと5つのトロフィーを獲得していた。
そのウィリアンは2020年8月にフリートランスファーでアーセナルへと完全移籍。豊富な経験でチームを牽引する働きを期待されたが、公式戦37試合に出場し1ゴール7アシストと期待された活躍はできていなかった。

アーセナルとの契約は残り2年あったが、建設的な議論の結果、ウィリアンがキャリアをスタートさせたコリンチャンスへと移籍することとなった。
なお、コリンチャンスも30日にウィリアンと事前契約にサインしたことを発表している。

ウィリアンは自身のインスタグラムでアーセナルへの感謝を綴っている。

「アーセナルが僕に与えてくれた機会と、クラブのみんなが温かく迎えてくれたことに感謝する」

「残念ながらピッチ上では計画し、期待していた通りには進まなかった。特に経済的な理由でここにきたというメディアから多くの批判を受けた。今日の僕の行動で、そのような人々に説明できることを願うし、そうでなかったと理解するだろう」

「それが一部であることは認めるけど、自分自身を重要な存在にするために、すぐに判断を下したり、悪い環境を作り出すことはいけないということを、何人かに教えたいと思う」

「僕のキャリアの全ては、僕が常に勝ちたいと思える最高のものになるために全てを尽くした。そして、そうしないことを受け入れることは難しい」

「残念ながら、アーセナルではそれは起こらなかった。申し訳ない」

「僕は2013年にイギリスに来て、ここでの時間は常に楽しんでいる。心や魂がこもったこの素晴らしいリーグでプレーするために、助けてくれたみんなに感謝する」

「アーセナルのファンのみんなには、パンデミックのためにきちんと会うことができなかったことをお詫びしたい。でも、成功への願望とクラブへのサポートは素晴らしいものだ」

「この歴史的なクラブに関わっている全ての人に、僕は将来のために最善を尽くすことを願っている」

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