AZ、菅原のOG誘発クロスも…敵地で敗戦のセルティックが古橋弾で逃げ切り本大会進出!《EL》

ヨーロッパリーグ(EL)の予選プレーオフ2ndレグのAZvsセルティックが26日に行われ、2-1でAZが勝利。しかし、2戦合計スコア3-2で勝利したセルティックが本大会進出を決めた。AZのDF菅原由勢はフル出場、セルティックのFW古橋亨梧は86分までプレー、3分に今季7ゴール目を記録した。

1週間前に敵地で行われた1stレグで敗戦したAZは、その試合からスタメンを2人変更。菅原は1stレグと同じ右サイドバックで先発した。

一方、ホームで先勝したセルティックは、前回対戦からスタメンを1人変更。今季公式戦7戦6発の古橋はこの試合も3トップの中央で先発出場している。
試合は開始早々の3分に動く。ウェルシュのロングパスで右サイドを抜け出したアバダの折り返しを中央の古橋が流し込み、セルティックが幸先良く先制に成功した。

先制を許したAZだったが、すぐに反撃に出る。6分、GKベルハルストの前線にロングフィードを送ると、対応したウェルシュが処理をミス。流れたボールは飛び出したGKハートが処理しようとしたが、素早く反応したアブフラルがそのままボールを奪い、無人ゴールにシュートを流し込んだ。一進一退の攻防が続く中、再びスコアを動かしたのはAZ。27分、右サイド高い位置でボールを受けた菅原がクロスを入れると、これがスターフェルトのオウンゴールを誘った。

勝ち越しに成功したAZは、29分にも敵陣でボールを奪ったパヴリディスの折り返しをボックス手前で受けたコープマイネルスが左足を振り抜いたが、シュートはわずかにゴール右に逸れた。

迎えた後半も優勢に試合を進めるAZは53分、カールソンのロングパス反応したアブフラルがボックス右から侵入しシュートを放ったが、これはGKハートにセーブされた。

その後は膠着状態が続いたが、AZは79分に決定機を迎える。中盤からのロングスルーパスに反応したベウケマがボックス左から折り返すとゴール右手前に走り込んだポクがすべり込みながら合わせたが、シュートは枠の上に外れた。

2戦合計スコアで上回るセルティックは、86分に古橋をお役御免とし、守備的MFのソロを投入。結局、最後までAZの猛攻を凌ぎ切ったセルティックが2戦合計3-2で勝利し、EL本大会出場を決めた。

AZ 2-1(AGG:2-3) セルティック
【AZ】
アブフラル(前6)
オウンゴール(前27)
【セルティック】
古橋亨梧(前3)