セルティックの古橋亨梧が1G1Aの圧巻の活躍! フル出場の菅原由勢との日本人対決で先勝!《EL予選》

2021.08.19 05:41 Thu
Getty Images
ヨーロッパリーグ(EL)の予選プレーオフ1stレグ、セルティックvsAZが18日に行われ、ホームのセルティックが2-0で先勝した。なお、セルティックのFW古橋亨梧は75分までプレー、AZのDF菅原由勢はフル出場した。
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3回戦でヤブロネツ(チェコ)を破ったセルティックではヴィッセル神戸から新加入の古橋が加入後5試合で5ゴールと絶好調。そして、アンジェ・ポステコグルー監督はこの重要な一戦でも古橋を3トップの中央で起用した。
一方、今ラウンドからの参戦となるAZはRKCヴァールヴァイクとのリーグ開幕戦を0-1で落とすなど、今夏の主力大量流出の影響を窺わせる。その中で菅原は右サイドバックでスタメンを飾った。

立ち上がりからホームのセルティックが押し込む入りを見せたが、AZが鋭いロングカウンターからより決定機を作り出す。5分にはボックス内に侵入したパヴリディスに絶好機が訪れるが、ここはGKハートが右足を懸命に伸ばして何とか触ると、ボールは左ポストを叩いた。

新守護神のビッグセーブで失点を免れると、今度は新エースが魅せる。11分、ボックス左付近で浮き球をコントロールしたロギッチがそのまま左サイド深くに運んで左足の高速クロスを供給。これにファーで反応した古橋が身体を懸命に投げ出して右足のジャンピングボレーで流し込んだ。
古橋の2戦連発となるスーパーゴールで先手を奪ったセルティックはここから主導権を掌握。日本代表FWが相手最終ラインと駆け引きしながら周囲の味方を自由にさせると、ボックス内でアバダやロギッチ、フォレストが相手ゴールを脅かす際どいシュートを放っていく。

一方、菅原が際どいクロスを身体を張った守備で防ぐなど守勢が続くAZだが、20分過ぎにはアブクラルがカットインから右足のシュートを放つと、直後には右サイドで高い位置を取った菅原からアブクラルに絶妙なグラウンダーのクロスが供給されるが、アブクラルは右足のシュートをミートできない。

その後、前半半ばから終盤にかけてもオープンな攻防が続くが、ハートとフェルフルストと両GKが再三の好守でゴールを割らせず。試合はホームチームの1点リードで折り返した。

迎えた後半、前半同様に入りはAZが勝ったものの、オースティングがボックス内での絶好機でシュートをふかすなど、最後の質を欠く。

一方、セルティックは58分にアバダを下げて大型FWのエドゥアールを投入。この交代で古橋は左ウイングにポジションを移し、右サイドバックの菅原と明確にマッチアップする形に。

すると、このポジション変更がセルティックに追加点をもたらす。61分、相手陣内左サイドでのプレスから高い位置でボールを奪い返すと、ボックス手前左でボールを持った古橋が中央のフォレストの足元へ斜めのパスを通す。これを受けたフォレストが反転しながら左足で放ったシュートがDFの足にディフレクトしてコースが変わってゴールネットを揺らした。

古橋の1ゴール1アシストの活躍で勝利に大きく近づいたセルティックは、75分に殊勲の古橋をロギッチと共にベンチに下げてモンゴメリー、マッカーシーを同時投入。

ホームサポーターからスタンディングオベーションを受けた古橋は、去り際のピッチサイドで菅原とロータッチを交わした後にベンチへ下がった。

その後も試合はセルティックが主導権を握ったものの、試合終了間際の85分のエドゥアール、モンゴメリーの連続決定機はGKフェルフルストの驚異的な反応とDFのスーパークリアに阻まれて3点目を奪うまでには至らず。

そして、試合はこのまま2-0でタイムアップを迎え、ELグループステージ出場を懸けた古橋と菅原の日本人対決第1ラウンドは古橋に軍配。大きなアドバンテージを持って1週間後の2ndレグに臨むことになった。

◆ELプレーオフ1sレグ

▽8/18(水)

セルティック 2-0 AZ
【セルティック】
古橋亨梧(11分)
フォレスト(61分)

▽8/19(木)
《26:00》
オモニア vs アントワープ
ラナース vs ガラタサライ
スラビア・プラハ vs レギア・ワルシャワ
《27:00》
ムラ vs シュトゥルム・グラーツ
《27:45》
フェネルバフチェ vs ヘルシンキ
《28:00》
オリンピアコス vs スロヴァン・ブラチスラヴァ
レンジャーズ vs アラシュケルト
ラピド・ウィーン vs ゾリャ

▽8/17(火)
ツルヴェルナ・ズヴェズダ 4-0 クルージュ

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