マンチェスター・シティのアルジェリア代表FW
リヤド・マフレズが昨シーズンのピッチ外での印象的な出来事を笑いながら回想した。
シティは4月28日、チャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグでパリ・サンジェルマン(PSG)と対戦。アウェイのパルク・デ・プランスに乗り込んだ。
シティにとって5シーズンぶりのセミファイナルは、前半でビハインドを負いながらもMF
ケビン・デ・ブライネ、マフレズのゴールで2-1と逆転勝ち。マフレズにはその帰路での光景が印象に残っているようだ。
バスはシティの面々を乗せて空港へと向かっていく。すると、その脇を一台の自転車が並走。アルジェリア人のシティサポーターが選手に向け、全力で喜びを表現しながらついてくるではないか。マフレズはこのシーンを思い出し、笑いをこらえることができなかった。
「スクーターに乗っているアルジェリア人、それとも自転車?あぁ、自転車だ。普通に面白かった」
「特に見たことあるってわかったとき、彼は空港までずっと僕たちを追いかけてくるだろうと思ったんだ」
「用具係の1人が、たしかアリーかマイクだったかな、彼にシティのジャンパーをプレゼントしたんだ」
「彼はとても幸せそうだったよ。良いものを見ることができた。バスのみんなが笑っていた。撮ってある?」
スタッフから端末を手渡され、当時の映像をあらためて見返したマフレズは最後に一言。
「素晴らしい!」
惜しくも決勝ではチェルシーの前に敗れ、CL制覇を逃したマフレズ。疾走したアルジェリア人ファンのためにも、今季のタイトル獲得に気を吐くだろう。
