欧州王者チェルシーがヴィエラ率いる新生パレスとの開幕戦で圧勝! アロンソFK弾にPLデビューの22歳DFが驚愕ミドル《プレミアリーグ》
2021.08.15 00:57 Sun
プレミアリーグ第1節、チェルシーvsクリスタル・パレスが14日にスタンフォード・ブリッジで行われ、ホームのチェルシーが3-0で圧勝した。
昨季途中就任のトゥヘル監督の下、リーグ4位フィニッシュ、チャンピオンズリーグ(CL)制覇と見事な復活を遂げたチェルシー。今夏の移籍市場でルカクをインテルから加え、有力なタイトルコンテンダーに挙がるロンドンの雄は、パトリック・ヴィエラを新指揮官に迎えたパレスとの開幕戦に臨んだ。
トゥヘル監督はPK戦の末に今季初タイトルを獲得したビジャレアルとのUEFAスーパーカップから先発5人を変更。ズマとハドソン=オドイ、負傷のカンテに代えてクリステンセン、アスピリクエタ、ジョルジーニョを、2シャドーにはハヴァーツと負傷のツィエクに代わってマウント、プリシッチが起用された。なお、注目のルカクはベンチ外となり、再デビューは次節のアーセナル戦にお預けとなった。
立ち上がりからボールを保持するチェルシーは、左サイドを起点にピッチの幅を使いながら相手の[4-4-2]の守備ブロック攻略を図る。10分にはマルコス・アロンソのクロスに反応したプリシッチがゴール前でヘディングシュートを放つが、これはGKグアイタの好守に遭う。さらに、15分にはボックス手前左で得たFKを名手マウントが直接狙うが、これもゴールには至らず。
以降は崩しの局面で一工夫が足りないものの、徹底されたネガティブトランジションでパレスにカウンターの機会を与えず、完全に試合の主導権を掌握。すると、前半半ば過ぎには待望の先制点が生まれる。
この先制点でより余裕が出てきたチェルシーは相手の覚束ないビルドアップに強い規制をかけて再三のカウンターチャンスを創出。しかし、ヴェルナーとプリシッチの判断、精度の甘さもあり、決定機まではあと一歩。
だが、40分には最後尾のクリステンセンからの対角上のフィードに反応したマウントが内を取ったアスピリクエタとのパス交換で右サイド深くに侵攻し、絶妙な高速クロスを供給。ニアで合わせたヴェルナーのシュートはブロックに遭うも、こぼれ球に詰めたプリシッチが左足で蹴り込んだ。そして、アウェイチームの反撃をシュート0に封じた欧州王者は2-0のスコア以上の力の差を見せつけて試合を折り返した。
後半も開始直後にマルコス・アロンソの強烈なダイレクトボレーで相手ゴールに迫るなど、相手を圧倒するチェルシー。
これに対してジリ貧のパレスも、53分にはアイェウのスルーパスに抜けだしたザハがボックス右に侵入し、ようやくファーストシュートを放ったが、これはDFリュディガーのブロックに阻まれる。さらに、57分にはマテタとシュラップを下げてベンテケとイーグルスデビューのアンデルセンを同時投入。これで並びを相手と同じ[3-4-2-1]に変化させた。
しかし、試合巧者のチェルシーはパレスが勝負に出た直後に試合を決定づける3点目を奪い切る。58分、ボックス手前右でコバチッチのパスを受けたチャロバーが先輩リュディガーを彷彿とさせる果敢なミドルシュートを放つと、地を這う強烈なシュートがGKグアイタの手を弾き左ポストの内側を掠めてゴールネットを揺らした。
プレミアデビューとなった22歳DFの鮮烈なプレミア初ゴールで早々に試合を決めたチェルシーは、アスピリクエタ、プリシッチを下げてリース・ジェームズ、ハヴァーツを続けて投入し、今後の戦いを見据えた戦いを見せる。その中でアピールしたいヴェルナーが果敢にゴールを目指すも、昨季同様に決定力を欠く。
試合終盤にかけては開幕戦で何とか爪痕を残したいパレスがベンテケの高さをシンプルに使った攻撃で一矢報いろうと、攻撃にリスクをかけていく。だが、最後まで気を緩めないチェルシーの守備をこじ開けることはできず。
そして、ホーム開幕戦でパレスに圧勝の昨季ヨーロッパ王者が、覇権奪還を目指すプレミアリーグで力強いスタートを切った。なお、次節は開幕戦を落としたアーセナルとのビッグロンドン・ダービーに臨む。
昨季途中就任のトゥヘル監督の下、リーグ4位フィニッシュ、チャンピオンズリーグ(CL)制覇と見事な復活を遂げたチェルシー。今夏の移籍市場でルカクをインテルから加え、有力なタイトルコンテンダーに挙がるロンドンの雄は、パトリック・ヴィエラを新指揮官に迎えたパレスとの開幕戦に臨んだ。
トゥヘル監督はPK戦の末に今季初タイトルを獲得したビジャレアルとのUEFAスーパーカップから先発5人を変更。ズマとハドソン=オドイ、負傷のカンテに代えてクリステンセン、アスピリクエタ、ジョルジーニョを、2シャドーにはハヴァーツと負傷のツィエクに代わってマウント、プリシッチが起用された。なお、注目のルカクはベンチ外となり、再デビューは次節のアーセナル戦にお預けとなった。
以降は崩しの局面で一工夫が足りないものの、徹底されたネガティブトランジションでパレスにカウンターの機会を与えず、完全に試合の主導権を掌握。すると、前半半ば過ぎには待望の先制点が生まれる。
27分、ボックス手前右の好位置で得たFKの場面で今度はマルコス・アロンソがキッカーを務めると、パレスの壁が飛ばずにステイした影響もありがら空きの右隅へ飛んだボールにGKグアイタも全く反応できず、見事な直接FKが決まった。
この先制点でより余裕が出てきたチェルシーは相手の覚束ないビルドアップに強い規制をかけて再三のカウンターチャンスを創出。しかし、ヴェルナーとプリシッチの判断、精度の甘さもあり、決定機まではあと一歩。
だが、40分には最後尾のクリステンセンからの対角上のフィードに反応したマウントが内を取ったアスピリクエタとのパス交換で右サイド深くに侵攻し、絶妙な高速クロスを供給。ニアで合わせたヴェルナーのシュートはブロックに遭うも、こぼれ球に詰めたプリシッチが左足で蹴り込んだ。そして、アウェイチームの反撃をシュート0に封じた欧州王者は2-0のスコア以上の力の差を見せつけて試合を折り返した。
後半も開始直後にマルコス・アロンソの強烈なダイレクトボレーで相手ゴールに迫るなど、相手を圧倒するチェルシー。
これに対してジリ貧のパレスも、53分にはアイェウのスルーパスに抜けだしたザハがボックス右に侵入し、ようやくファーストシュートを放ったが、これはDFリュディガーのブロックに阻まれる。さらに、57分にはマテタとシュラップを下げてベンテケとイーグルスデビューのアンデルセンを同時投入。これで並びを相手と同じ[3-4-2-1]に変化させた。
しかし、試合巧者のチェルシーはパレスが勝負に出た直後に試合を決定づける3点目を奪い切る。58分、ボックス手前右でコバチッチのパスを受けたチャロバーが先輩リュディガーを彷彿とさせる果敢なミドルシュートを放つと、地を這う強烈なシュートがGKグアイタの手を弾き左ポストの内側を掠めてゴールネットを揺らした。
プレミアデビューとなった22歳DFの鮮烈なプレミア初ゴールで早々に試合を決めたチェルシーは、アスピリクエタ、プリシッチを下げてリース・ジェームズ、ハヴァーツを続けて投入し、今後の戦いを見据えた戦いを見せる。その中でアピールしたいヴェルナーが果敢にゴールを目指すも、昨季同様に決定力を欠く。
試合終盤にかけては開幕戦で何とか爪痕を残したいパレスがベンテケの高さをシンプルに使った攻撃で一矢報いろうと、攻撃にリスクをかけていく。だが、最後まで気を緩めないチェルシーの守備をこじ開けることはできず。
そして、ホーム開幕戦でパレスに圧勝の昨季ヨーロッパ王者が、覇権奪還を目指すプレミアリーグで力強いスタートを切った。なお、次節は開幕戦を落としたアーセナルとのビッグロンドン・ダービーに臨む。
クリスタル・パレスの関連記事
プレミアリーグの関連記事
|
|
クリスタル・パレスの人気記事ランキング
1
C・パレスの元アーセナルDFに不穏な動き…SNSのクラブに関する投稿を全削除
クリスタル・パレスとイングランド人DFロブ・ホールディング(28)の関係に緊張が走っている。イギリス『Sport Bible』が伝えている。 昨夏、アーセナルから完全移籍でパレスに加入したホールディング。しかし、慢性的なケガの影響もあり、ロイ・ホジソン、オリバー・グラスナーの2人の指揮官の下で与えられた出場機会はEFLカップ1試合にとどまった。 そんななか、今夏の移籍市場でチームはデンマーク代表DFヨアキム・アンデルセンが移籍した一方、ニューカッスル行きが決定的とみられたイングランド代表DFマーク・グエイの残留に加え、モロッコ代表DFチャディ・リアド、フランス人DFマクサンス・ラクロワ、イングランド人DFトレヴォ・チャロバーの3選手が加入。センターバックのポジションでの序列がさらに低下している。 そのため、放出の可能性も取り沙汰されたが、リアドのケガやグエイの去就を含め新加入選手の獲得が市場閉幕ギリギリとなった影響もあって最終的に残留。現在はフィジカルコンディションに問題はないものの、グラスナー監督は先日のチェルシー戦後に同選手がチームとは別でトレーニングを行っていることを明かした。 その際にオーストリア人指揮官は「ロブは現在、個別にトレーニング中だ。我々は一緒に話し合う。彼は理由を知っているが、それはロブと私の間だけのことで、公にすることはない」と、何らかの問題があることを示唆していた。 その指揮官との関係に関してここまでリアクションを見せていなかったホールディングだが、SNS上での変化が確認された。 元々、インスタグラムにあまり投稿を行っていなかったホールディングだが、パレス加入後には加入時の写真やトレーニングセッションの様子を投稿していた。しかし、現在はパレスに関するすべての投稿を削除し、クラブ公式アカウントのフォローも解除。グラスナー監督を含めたクラブの対応に不満があることを示しているようだ。 両者の契約は2026年まで残っており、獲得時には400万ポンド(約7億5000万円)の移籍金も支払っており、契約解除に踏み切る選択肢は困難だが、ヨーロッパの主要リーグはほぼ市場が閉まっており、ここからの移籍も同様に困難と思われる。 2024.09.09 09:20 Mon2
「今すぐ契約延長すべきだ」リヴァプール戦でPOTM選出の鎌田大地、クラブSNSがプレー集を公開 現地サポが歓喜「チームにとって必要な存在」「見ていて楽しい」
クリスタル・パレスの日本代表MF鎌田大地が、クラブのプレイヤー・オブ・ザ・マッチに選出された。クラブ公式『X』では、リヴァプール戦のプレーまとめ動画を公開。現地のサポーターたちが称賛している。 <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Just over three minutes of pure Daichi Kamada content <a href="https://t.co/t8Z3WxcYek">pic.twitter.com/t8Z3WxcYek</a></p>— Crystal Palace F.C. (@CPFC) <a href="https://twitter.com/CPFC/status/1972580655998423518?ref_src=twsrc%5Etfw">September 29, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 鎌田は、9月27日に行われたプレミアリーグ第6節のリヴァプール戦に、ダブルボランチの一角としてスタメン出場した。すると9分には鎌田のCKを起点にイスマイラ・サールがゴールネットを揺らす。その後も攻撃の起点となるパフォーマンスで、昨季のプレミアリーグ王者を相手に圧巻のプレーを見せて、チームも2ー1で勝利した。 この試合に関してクラブは、プレイヤー・オブ・ザ・マッチを選出するファン投票を実施。決勝点を奪ったエディ・エンケティア(得票率17.5%)、先制点のサール(同9.5%)を押さえて、鎌田が30.6%の得票率でプレイヤー・オブ・ザ・マッチに選出された。 さらにクラブの公式『X』ではこの日の鎌田のプレー集を公開。すると現地のサポーターたちからは「今すぐ契約延長すべきだ」「ダイチ・カマタは我々の希望の光」「カマダがプレミアシップでの足場を固めて以来、彼は驚くべき存在となっています…誰の下で目立たずに活躍しています」「絶対的なGOAT。彼のような選手を長年待ちわびていたよ」「最初はこの日本人の獲得に懐疑的だった。今はそんな声はない」「確かに目立たない選手かもしれない。しかしチームにとって必要な存在だと知らしめている」「彼を起点に何度チャンスを作り出したことか」「彼は他の日本人のように守備でも突出している。彼のプレーは見ていて楽しいよ」など称賛の声が並んだ。 データサイト『Fotmob』によると、この日の鎌田は28本中21本のパスを通して成功率は75%を記録。ロングボールは6本中4本を成功させて成功率67%。地上戦のデュエルでは8回のトライで4回に勝利している。 2025.09.30 09:58 Tue3
キプロスのパフォスが昨季プレミアでプレーした元代表2選手を獲得
キプロスのパフォスFCは6日、クリスタル・パレスを退団していた元マリ代表FWバカリ・サコ(31)、ハダースフィールドから元アメリカ代表MFダニエル・ウィリアムズ(30)の加入を発表した。 シャトルーやサンテチェンヌなどでプレーしたサコは、2012年8月にウォルバーハンプトンへ移籍。その後はイングランドでのプレーを続けることとなり、2015年8月にクリスタル・パレスへと加入した。2018年10月にはWBAへと加入すると、2019年1月にクリスタル・パレスへ再加入。しかし、昨シーズン限りで退団していた。 これまではリーグ・アンで106試合に出場し12ゴール13アシスト、チャンピオンシップ(イングランド2部)では83試合に出場し24ゴール21アシスト、プレミアリーグでも47試合に出場し5ゴール1アシストを記録。2018-19シーズンはプレミアリーグで4試合、チャンピオンシップで5試合に出場していた。 ウィリアムズは、ドイツ出身の元アメリカ代表選手。カールスルーエ、フライブルクの下部組織で育つと、フライブルク、ホッフェンハイムとドイツでプレー。2013年7月にレディングへと移籍すると、2017年7月にハダースフィールドへ加入していた。 2017-18シーズンはプレミアリーグで20試合に出場していたが、2018-19シーズンは5試合の出場に終わっていた。 2019.09.07 15:15 Sat4
C・パレスがビッグクラブ関心のドゥクレと新契約締結! 現在は長期離脱中
クリスタル・パレスは28日、マリ代表MFシェイク・ドゥクレ(24)との契約を2029年6月30日まで延長したことを発表した。 2022年夏に5年契約で加入したなか、新たに2年の契約延長にサインしたマリ代表MFは、イーグルスでの今後に向けての決意を語った。 「クリスタル・パレスに自分の将来を託せることを本当に嬉しく思うよ。すでにここでの時間をとても楽しんでいるんだ」 「ここには素晴らしいグループがある。できるだけ早くピッチに戻って、この素晴らしいフットボールクラブのサポーターの前でプレーできることを楽しみにしているよ」 ドゥクレは、2018年2月にRCランスのBチームに加入。2018年7月にファーストチームへと昇格を果たしていた。 その後、リーグ・アン屈指の若手MFに成長を遂げた守備的MFは、2022年夏にパレスへ完全移籍で加入。ここまでは公式戦47試合に出場。今シーズンはプレミアリーグ11試合に出場していたが、昨年11月にアキレス腱断裂の重傷を負って長期離脱中だ。 傑出したアスリート能力を有する24歳はプレーリードを活かしたインターセプト、球際の強さを活かしたボール奪取能力に加え、広い視野を活かした長短のパスでゲームメイクに関与できる、攻守のバランスに長けた守備的MF。 ここまでリバプールらプレミアリーグの強豪クラブからの関心も伝えられるが、ひとまずイーグルスでのキャリア継続の道を選択したようだ。 2024.02.28 22:23 Wed5
