観客のスタジアム帰還を喜ぶマネ「ファンのいないフットボールはフットボールではない」

リバプールのセネガル代表FWサディオ・マネが、新シーズンへの意気込みやファンがスタジアムに戻ってくることの喜びを語った。クラブ公式サイトが伝えている。

これまでエジプト代表FWモハメド・サラーと並びチームの得点源として活躍してきたマネだが、昨シーズンは本人も認めるほどの不調に陥り、チームも深刻な得点力不足に苦しんだ。最終的に公式戦48試合の出場で16ゴール9アシストの成績を残したものの、やや不本意なシーズンとなっている。

新シーズンの挽回を目指し、今夏はオフシーズンにしっかり休暇を取った後でチームに合流したマネは、クラブ公式サイトのインタビューを受けた際に準備は万全だとコメント。14日に行われるプレミアリーグ開幕節のノリッジ・シティ戦に勝ち、良いスタートを切りたいと意気込んだ。
「リーグ優勝したシーズンの開幕戦もノリッジとの試合で、あのときは4-1で勝ったんだ。だから、今シーズンも同じような偶然が重なっていくと良いね。つまり、僕らが勝ち、そしてリーグを制覇することを願っているんだ。それがもちろん、僕らの目標だよ」

「(優勝したシーズンの夏は)休暇が10日間だったことを覚えている。でも、今シーズンは十分に休暇が取れているから、そこは少し違うね。だから、僕とリバプールにとって、エキサイティングなシーズンになることを願うよ」「選手にとって休息をとることは常に重要だ。この夏は誰もが十分な休息をとれたと思う。僕にとってリバプールに来てから初めての長期休暇になったのは本当さ。プレシーズンはうまくいったし、皆身体的に準備ができていると思う。シーズンを楽しみにしているよ」

「シーズンをうまくスタートさせることは常に重要だ。僕たちは楽しみにしていて、これまでのシーズンとは違ったものになるはずだ。すべてがうまくいっていて、経験も豊富になっているから、こうしたことをすべて生かして、これまでとは違うシーズンにしたい」

また、マネは新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大防止の影響でスタジアムから遠ざかっていたファンが、新シーズンには戻ってくることに言及。ホームの声援を受けるのはもちろん、アウェイの地でブーイングを受けることも心待ちにしている。

「いつも言っているように、ファンのいないフットボールはフットボールではない。昨季はファンがいなくて寂しい思いをしたから、今シーズンは違うシーズンになると思う。僕たちには世界最高のファンがいて、彼らがチームの成功に大きな役割を果たしてくれることは間違いない」

「アウェイの地に行ってブーイングを受けることも、僕やチームメイトにとってはさらなるモチベーションにつながるよ。僕自身はブーイングが大好きだし、気にしていない。それがさらなるモチベーションを与えてくれると思うから、本当に待ち遠しい」

「ファンの前でゴールを決め、一緒に祝い、ファンが喜ぶ姿を見るのはいつも特別さ。ときには、自分よりもファンの方が楽しんでいるかもしれないしね。それを見ることでうまくは言えないけど、ファンのためチームのため、もう一度頑張ろうという意欲が湧いてくるんだ」