
山形がクラブ記録の6連勝で磐田の無敗ストップ! 新潟とドローの京都が首位で中断期間へ【明治安田J2第23節】
2021.07.17 21:07 Sat
明治安田生命J2リーグ第23節の7試合が17日に各地で行われた。
前節、レノファ山口FCと引き分け連勝が「8」でストップした首位のジュビロ磐田(勝ち点48)は、東京オリンピック開催に伴う中断前最後の一戦でピーター・クラモフスキー体制移行後9戦無敗(8勝1分け)で6位に付けるモンテディオ山形(勝ち点39)との上位対決に臨んだ。
試合はキックオフ早々にいきなり動く。開始30秒、ハーフウェイライン付近の右から半田の縦パスに抜け出した中原がボックス右ゴールライン際でマイナスに折り返すと、中央に走り込んだ林が右足のダイレクトシュートをゴール左隅に突き刺した。
電光石火のゴールで勢いづくアウェイチームは以降もファジーなポジショニング、相手の布陣とのミスマッチを生かしながらボールの主導権を握る。これに対して磐田は徐々に落ち着きを取り戻すと、11分にはボックス付近で松本と短いパス交換を行った山本康がグラウンダーの左足のシュートを放つが、これは惜しくも左ポストを叩いた。
以降は磐田がボールを握り返して押し返していくが、ルキアンらをうまく抑え込まれてなかなか決定機まで持ち込めない。すると、37分には右サイドの半田からの斜めのパスをボックス手前の林が絶妙なワンタッチで落とすと、最後は中原が完璧な左足のコントロールシュートをゴール左隅に突き刺し、起点となった半田を含め林と中原のコンビで2点を奪って試合を折り返した。
早い時間帯に1点を返して勢いづく磐田は相手陣内でハーフコートゲームを展開。防戦一方の山形に対して、ボックス内で幾度も際どいシュートシーンを作り出すが、GKビクトルや相手守備陣の再三の攻守に阻まれる。
その後、小川航や大森、ファビアン・ゴンザレスと攻撃的なカードを切った磐田は力業で相手ゴールをこじ開けにかかるが、山形の粘りが勝って試合はこのままタイムアップを迎えた。
この結果、前回対戦に続き磐田を破った山形が2008年以来となるクラブ記録となる6連勝を達成した。一方、磐田は13戦ぶりの黒星を喫している。
また、サンガスタジアム by KYOCERAで行われた2位の京都サンガF.C.(勝ち点47)と、3位のアルビレックス新潟(勝ち点44)の上位対決は、1-1のドローに終わった。
共に前半戦最終戦を落とすも、後半戦を白星スタートで飾った両雄による注目の直接対決は、前回対戦同様に球際のバトルが強調される白熱の展開に。ホームの京都がアグレッシブな前からの守備で主導権を掴むと、15分には古巣対戦の荻原の鋭い左クロスからゴール前に攻め残っていたヨルディ・バイスに続けて決定機が訪れる。だが、ここはGK小島のビッグセーブなどに阻まれ、早い時間帯の先制点とはならず。
それでも、攻勢を続ける京都は30分過ぎにゴールをこじ開ける。34分、武田からの短い縦パスを収めたピーター・ウタカが左サイドのスペースに走り込む荻原に丁寧なパスを通すと、荻原がボックス左で得意の左足を振り抜き古巣のゴール右隅へ突き刺した。
荻原のJ2初ゴールで先手を奪ったホームチームは以降もウタカ、福岡のシュートで2点目に迫るが、新潟も攻撃こそ停滞したものの粘りの守備で追加点は許さずに前半を終えた。
迎えた後半は選手交代とハーフタイムの修正によってビルドアップを改善した新潟が相手を押し込んでいく。京都は前半のようになかなか良い形でボールを奪えなくなるが、粘りの守備で決定機を許さず。
その後は互いに交代カードを積極的に切って行く中、藤原がボックス内で倒される際どい場面があったもののPKは与えられず。そして、微妙なレフェリングが続いたこともあり、試合はカードが飛び交う荒れ模様の展開に。
そういった中、75分には左サイドを打開した途中出場の本間からの折り返しに反応した高木がペナルティアーク付近から右足を振ると、コース自体は甘かったものの、ボールをキャッチにいったGK若原が痛恨のファンブル。そのままゴールネットに吸い込まれた。
1-1の振り出しに戻った試合は終盤にかけても一進一退の攻防が続く。互いに幾度か相手ゴールに迫るが、身体を張った粘りの守備を崩し切れず。後半アディショナルタイムには新潟がボックス手前左の好位置でFKを獲得したが、本間が右足で直接狙ったシュートは壁に阻まれた。
この結果、新潟との上位対決をドローで終えた京都が勝ち点で並んだ磐田を得失点差で抜き、首位で中断期間を迎えることになった。
その他の試合では8位のV・ファーレン長崎(勝ち点37)と、18位のギラヴァンツ北九州(勝ち点19)の“九州ダービー”は、ウェリントン・ハットのJ初ゴールを含む2ゴールの活躍により、長崎が3-2で競り勝っている。。また、3連勝で5位に付けるヴァンフォーレ甲府(勝ち点40)と、7戦未勝利で降格圏手前の17位に位置する栃木SC(勝ち点21)の一戦は、鳥海の前半序盤のゴールを守り切った甲府が豊田陽平スタメンデビューの栃木を破り、4連勝を達成した。
◆第23節
▽7/17(土)
栃木SC 0-1 ヴァンフォーレ甲府
ジェフユナイテッド千葉 2-1 ツエーゲン金沢
松本山雅FC 0-1 水戸ホーリーホック
京都サンガF.C. 1-1 アルビレックス新潟
ジュビロ磐田 1-2 モンテディオ山形
レノファ山口FC 1-0 ブラウブリッツ秋田
V・ファーレン長崎 3-2 ギラヴァンツ北九州
▽7/18(日)
《18:00》
ファジアーノ岡山 vs ザスパクサツ群馬
《19:00》
大宮アルディージャ vs FC琉球
FC町田ゼルビア vs SC相模原
愛媛FC vs 東京ヴェルディ
前節、レノファ山口FCと引き分け連勝が「8」でストップした首位のジュビロ磐田(勝ち点48)は、東京オリンピック開催に伴う中断前最後の一戦でピーター・クラモフスキー体制移行後9戦無敗(8勝1分け)で6位に付けるモンテディオ山形(勝ち点39)との上位対決に臨んだ。
試合はキックオフ早々にいきなり動く。開始30秒、ハーフウェイライン付近の右から半田の縦パスに抜け出した中原がボックス右ゴールライン際でマイナスに折り返すと、中央に走り込んだ林が右足のダイレクトシュートをゴール左隅に突き刺した。
以降は磐田がボールを握り返して押し返していくが、ルキアンらをうまく抑え込まれてなかなか決定機まで持ち込めない。すると、37分には右サイドの半田からの斜めのパスをボックス手前の林が絶妙なワンタッチで落とすと、最後は中原が完璧な左足のコントロールシュートをゴール左隅に突き刺し、起点となった半田を含め林と中原のコンビで2点を奪って試合を折り返した。
互いに選手交代なしで臨んだ後半は引き続きビハインドの磐田がボールを保持して相手を押し込む。立ち上がりこそ山形の鋭いカウンターに晒されたが、53分にはボックス右で大津が放ったシュートのこぼれ球をルキアンが押し込み、得点ランキング単独トップとなる12ゴール目を挙げた。
早い時間帯に1点を返して勢いづく磐田は相手陣内でハーフコートゲームを展開。防戦一方の山形に対して、ボックス内で幾度も際どいシュートシーンを作り出すが、GKビクトルや相手守備陣の再三の攻守に阻まれる。
その後、小川航や大森、ファビアン・ゴンザレスと攻撃的なカードを切った磐田は力業で相手ゴールをこじ開けにかかるが、山形の粘りが勝って試合はこのままタイムアップを迎えた。
この結果、前回対戦に続き磐田を破った山形が2008年以来となるクラブ記録となる6連勝を達成した。一方、磐田は13戦ぶりの黒星を喫している。
また、サンガスタジアム by KYOCERAで行われた2位の京都サンガF.C.(勝ち点47)と、3位のアルビレックス新潟(勝ち点44)の上位対決は、1-1のドローに終わった。
共に前半戦最終戦を落とすも、後半戦を白星スタートで飾った両雄による注目の直接対決は、前回対戦同様に球際のバトルが強調される白熱の展開に。ホームの京都がアグレッシブな前からの守備で主導権を掴むと、15分には古巣対戦の荻原の鋭い左クロスからゴール前に攻め残っていたヨルディ・バイスに続けて決定機が訪れる。だが、ここはGK小島のビッグセーブなどに阻まれ、早い時間帯の先制点とはならず。
それでも、攻勢を続ける京都は30分過ぎにゴールをこじ開ける。34分、武田からの短い縦パスを収めたピーター・ウタカが左サイドのスペースに走り込む荻原に丁寧なパスを通すと、荻原がボックス左で得意の左足を振り抜き古巣のゴール右隅へ突き刺した。
荻原のJ2初ゴールで先手を奪ったホームチームは以降もウタカ、福岡のシュートで2点目に迫るが、新潟も攻撃こそ停滞したものの粘りの守備で追加点は許さずに前半を終えた。
迎えた後半は選手交代とハーフタイムの修正によってビルドアップを改善した新潟が相手を押し込んでいく。京都は前半のようになかなか良い形でボールを奪えなくなるが、粘りの守備で決定機を許さず。
その後は互いに交代カードを積極的に切って行く中、藤原がボックス内で倒される際どい場面があったもののPKは与えられず。そして、微妙なレフェリングが続いたこともあり、試合はカードが飛び交う荒れ模様の展開に。
そういった中、75分には左サイドを打開した途中出場の本間からの折り返しに反応した高木がペナルティアーク付近から右足を振ると、コース自体は甘かったものの、ボールをキャッチにいったGK若原が痛恨のファンブル。そのままゴールネットに吸い込まれた。
1-1の振り出しに戻った試合は終盤にかけても一進一退の攻防が続く。互いに幾度か相手ゴールに迫るが、身体を張った粘りの守備を崩し切れず。後半アディショナルタイムには新潟がボックス手前左の好位置でFKを獲得したが、本間が右足で直接狙ったシュートは壁に阻まれた。
この結果、新潟との上位対決をドローで終えた京都が勝ち点で並んだ磐田を得失点差で抜き、首位で中断期間を迎えることになった。
その他の試合では8位のV・ファーレン長崎(勝ち点37)と、18位のギラヴァンツ北九州(勝ち点19)の“九州ダービー”は、ウェリントン・ハットのJ初ゴールを含む2ゴールの活躍により、長崎が3-2で競り勝っている。。また、3連勝で5位に付けるヴァンフォーレ甲府(勝ち点40)と、7戦未勝利で降格圏手前の17位に位置する栃木SC(勝ち点21)の一戦は、鳥海の前半序盤のゴールを守り切った甲府が豊田陽平スタメンデビューの栃木を破り、4連勝を達成した。
◆第23節
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▽7/18(日)
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