イバイ・ゴメスが2度目のアスレティック退団…通算在籍8年半で193試合出場

2021.07.17 14:17 Sat
Getty Images
アスレティック・ビルバオは16日、スペイン人FWイバイ・ゴメス(31)が退団したことを発表した。

2010年にアスレティックの下部組織に入団し、同年にトップチームデビューも果たしたイバイ・ゴメスは、翌シーズン後半からレギュラーを勝ち取り、2012-13シーズンにはリーグ戦35試合を含む公式戦46試合に出場し、主力として活躍した。

ところが、監督交代で徐々に出番を減らすと、2015-16シーズンにはヒザのケガで長期離脱を余儀なくされ、2016年夏にフリーでアラベスへ移籍した。
その2年半後の2019年1月、イバイ・ゴメスは再びアスレティックに加入。当時リーグ戦17位で残留争いに巻き込まれていたチームで14試合に出場し、最終的に8位フィニッシュに貢献した。

通算在籍8年半で、公式戦193試合29ゴール27アシストの数字を残したイバイ・ゴメス。契約を1年残していた中での退団となったが、この3シーズンは「人生を捧げたチームでの2度目の仕事は期待していた通りにはならなかった」と、不本意な結果になってしまったことを悔やんだ。
それでも常に全力を出してきたという自負を掲げ、ファンやチームメイトに別れと感謝を告げるとともに、これからもサッカーを続けていくことを誓った。

「僕は自信を持ってここに来た。最高のレベルで3シーズンを過ごし、大きな情熱であるサッカーを楽しみ、全てを捧げたいと思っていた。僕が言えることは、どんな時でも200%の力を発揮し、想像もしなかった状況でも生き抜けることを学んだという良心を持ってこのクラブを去るということだ。僕はスポーツマンシップや自分を超えるという情熱を常に示してきたと思う」

「この期間、僕に示してくれた全ての愛情に感謝を送りたい。この困難な状況において、どれほどの励ましになったことだろうか」

「この素晴らしいチームとロッカールームを共有できて幸運だった。これからの成功を祈っているよ。僕たちの道は分かれることになるけど、いつも言っているように、もうひとつのアスレティックが続いていく」

「まだサッカーをプレーする機会がたくさんあり、それを最大限に楽しむための準備ができている。心を込めて、さようなら、アスレティック」

なお、31歳の新天地には古巣のアラベスが噂されている。

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アスレティックのレジェンドであるベニャ&スサエタが現役引退…豪クラブで共演後に決断

アスレティック・ビルバオのレジェンドである元スペイン代表MFベニャ・エチェバリア(34)と、同MFマルケル・スサエタ(33)が現役を引退することになった。両選手が所属するオーストラリアのマッカーサーFCが29日に発表した。 アスレティックのカンテラで育ったベニャは、アスレティック、ベティスでプリメーラ251試合に出場。プロキャリアを通じては公式戦459試合に出場した。 また、卓越した戦術眼とキック精度を併せ持つゲームメイカーは、スペイン代表でも通算3キャップを刻んでいた。 一方、ベニャと同じくアスレティック育ちのスサエタは、2019年のアスレティック退団後にガンバ大阪、メルボルン・シティを渡り歩いてきた。 プリメーラ通算379試合に加え、ヨーロッパリーグとチャンピオンズリーグで60試合に出場したいぶし銀のサイドプレーヤーは、プロキャリアを通じても551試合に出場してきた。また、2012年のパナマ代表戦でスペイン代表デビューも飾っていた。 今シーズンからAリーグに新規参入したマッカーサーFCではベニャがチーム2位の4アシスト、スサエタが同じくチーム2位の5ゴールと主力として活躍を見せたが、仲良く同じタイミングでの現役引退を決断した。 2021.06.30 05:30 Wed

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