ペレス会長がカシージャス&ラウール批判の過去の発言巡る報道を釈明 「会話の中で一部を切り取られた」

2021.07.13 21:49 Tue
Getty Images
レアル・マドリーは13日、スペイン『El Confidencial』で報じられたフロレンティーノ・ペレス会長の過去の発言を収めたとされる音声データの内容に関して公式声明を発表した。
PR
『El Confidencial』は13日、2006年にペレス会長が辞任した直後の発言を収めたと見られる音声データの内容を掲載。そして、その音声データには当時選手としてチームに在籍していた元スペイン代表GKイケル・カシージャス、同FWラウール・ゴンザレスを強く非難する以下のような発言が収められていた。
「(カシージャスについて)彼はレアル・マドリーのGKになるには十分ではない、私に何を言ってほしいんだ?」

「彼はダメだし、その器ではない」

「それは我々が犯した大きな間違いだ。何が起こったかというと、彼ら(クラブ関係者)は彼を崇拝し、彼と話したがった。私にはわからないがね。彼らは彼をとても擁護している。彼はマドリーの大きな詐欺師のひとりだ。そして次はラウールだ。マドリーの2大詐欺師は、まずラウール、そしてカシージャスだ」
「ジダンは素晴らしい人間だ。それにベッカムやロナウドも…。ただ、他にもそう思う人間はいたよ。ただ、ラウールは悪い人間だ」

「彼はマドリーを自分のものだと思っていて、マドリーにあるすべてのものを利用し、自分の利益のためにすべてを発展させている。彼と彼のエージェントがね。マドリーがうまくいっていないのは、彼らのせいだ」

「私が退団したのは他にも理由があるが、彼のせいだ。彼は自分の時間が終わると考えて、『俺が出て行く前に、マドリーを終わらせるんだ』と言っている。彼はネガティブな男で、クラブやプレーヤーの中のモラルを破壊していて、『マドリーが悪いのであって、ラウールが悪いわけではない』と言われるようになっている。この男の悪さは酷いものだ」

「2大詐欺師」などかなり過激な言葉で2人のレジェンドを批判したペレス会長の今回のコメントに関しては、早くも大きな反響を集めていた。

そして、マドリーは前述の報道を受け、ペレス会長の言葉でこの一件に関する説明を行っている。

「El Confidencialで掲載されている私に関するニュースに対し、以下の点を明確にする必要があると考えます」

「今回明らかにされた発言は(スペイン『Cadena SER』などで働くジャーナリストの)ホセ・アントニオ・アベジャン氏がこれまで長年に渡り売ろうとされながら成功しなかったものです。かなりの時間が経過したにも関わらずEl Confidencial紙が今回扱っているのは驚くべきことです」

「これらは、それが生まれるまでの長い会話の中で一部を切り取られたです」

「会話が行われてから何年も経過した今それが取り沙汰されるというのは、私がスーパーリーグのプロモーターの一人だというところに起因しているのだと理解しています」

「私はこの件を自分の弁護士の手に委ね、彼らは今取るべき行動を検討しています」

ペレス会長は前述のように自身の発言の一部が婉曲されたものだと主張した一方、音声データ自体は本物であることを認める格好となった。

そのため、現役引退後にレアル・マドリー・ファンデーションのゼネラル・ディレクターのアシスタントを務めているカシージャス。レアル・マドリー・カスティージャの指揮官を務めるラウールとの今後の関係については、より注目を集めることになりそうだ。

PR
関連ニュース

「もっと何かを得るに値した」マドリー相手に惜敗…ソシエダ指揮官は「最終的にゴールが違いを生む」

レアル・ソシエダのイマノル・アルグアシル監督が、強豪相手の惜敗を悔やんだ。スペイン『マルカ』が伝えている。 26日、ホームでのラ・リーガ第33節でレアル・マドリーを迎えたソシエダは、ターンオーバーを敢行した相手を押し込みながらも29分に失点。直後にMF久保建英のゴールで同点に追いついたかに思われたが、VARでFWアンデル・バレネチェアのファウルがとられて取り消しに。その後もチャンスは作りながらも最後までゴールを奪えず、0-1で試合を終えた。 惜しくも敗れる形となったイマノル監督はチームのパフォーマンス自体には満足感を示しつつ、だからこそ結果を得られなかったことを悔やんでいる。 「ヨーロッパでもっとも調子の良いチーム相手に、我々が成し遂げたことを嬉しく思うし、誇らしくも思っている。この相手に対してこれほどの試合をできるチームはほとんどいないだろう」 「だが、それと同時に私は幸せというわけでもない。我々はこの試合でもっと何かを得るに値したと思うのだ。だから、この結果には怒りと苛立ちを残すことになる」 「これがフットボールだ。最終的には、ゴールが違いを生む。だが重要なのは、チームが良いフットボールをすることだ。チームは多くの面で上手くやっていたと思うし、守備もマドリーをしっかり抑えていた」 「私は楽観的だ。チームの仕事ぶりや、選手のプレーぶりを見ているし、今日のようなプレーをすれば勝利に近づき、負けはしないだろう。今のチームはとても生き生きしていると言える」 2024.04.27 11:25 Sat

「彼はラ・レアルの選手」 リバプール関心報道の久保建英にイマノル監督がきっぱり

レアル・ソシエダのイマノル・アルグアシル監督が他クラブの関心取り沙汰される日本代表MF久保建英(22)に言及した。 2022年夏にソシエダ入りし、今や攻撃の中心と化す久保。今年2月にソシエダとの契約を2029年夏まで延長したばかりだが、リバプールから興味を持たれるなどとメディアを賑わせている。 現時点でまことしやかな報道ではあるが、スペイン『アス』によると、イマノル監督は26日にレアル・マドリーをホームに迎え撃ったラ・リーガ第33節後、その件を問う質問もあったようだ。 試合後の久保が自身の幻弾にチャンピオンズリーグ(CL)ならお咎めなしだったとの発言に「シェアするが、その件を話したくない」とすると、リバプール関心の夏移籍にもこう返した。 「彼はラ・レアルの選手であり、ここで続けたがっている。興味については知らない」 2024.04.27 11:15 Sat

「輝きと意欲を見せた」幻ゴールの久保建英、古巣レアル相手のパフォーマンスは現地でも評価「最も危険を生み出した」

レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英がまずまずの評価を受けている。 26日、ラ・リーガ第33節でソシエダはレアル・マドリーと対戦した。 ホームにマドリーを迎えた一戦。久保にとっては古巣対決となり、先発出場を果たした。 試合はリーグ制覇を目指すマドリーをソシエダが押し込む展開に。それでも29分にアルダ・ギュレルのゴールでマドリーが先制する。 追う展開となったソシエダは32分にビッグチャンス。相手ボックス付近でアンデル・バレネチェアがボールを奪うと、こぼれ球を最後は久保が蹴り込み同点ゴール。しかし、オンフィールド・レビューの結果、バレネチェアのファウルが取られ、ゴールは取り消されることとなった。 その後はマドリーのペースとなる中で、80分には久保のスルーパスからミケル・オヤルサバルがシュートも枠を外すことに。久保は何度もチャンスを作ったがゴールが遠く、0-1で敗戦となった。 古巣相手に攻撃を牽引した久保に対し、スペイン『ElDesmarque』は久保に対して7点(10点満点)の評価を与えた。 「取り消されたゴールを除けば、非常に良かった。彼はレアル・マドリーの守備をいとも簡単に打ち破り、輝きと意欲を見せた」 また、スペイン『Noticias de Gipuzkoa』は6点(10点満点)の評価をつけた。 「再び違いを生み出す武器に。彼は何度も何度もチャレンジしたが、ベストのレベルには程遠い」 「彼のシュートがポストに当たってしまったことは残念だ。決して隠れることはなく、最も危険を生み出してきた人物」 <span class="paragraph-title">【動画】久保建英が古巣・レアル相手にゴールも幻に…</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="q6HIXYYXKiw";var video_start = 203;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.27 10:50 Sat

「最高の気分」ラ・リーガ初先発で決勝弾の活躍、ギュレルは「チャンスをくれた監督に感謝」

レアル・マドリーのトルコ代表MFアルダ・ギュレルが、ラ・リーガでの活躍を喜んだ。クラブ公式サイトが伝えている。 ギュレルは敵地で26日に行われたラ・リーガ第33節のレアル・ソシエダ戦で先発。チームがチャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグのバイエルン戦を見据えたターンオーバーを敢行したことで、ラ・リーガ初先発のチャンスを得る形となった。 チームは押し込まれる展開からスタートしたものの、29分にボックス内へ走り込んだギュレルが先制ゴールを記録。チームは最後までこの得点を守り抜き、1-0で勝利した。 決勝弾で勝利に貢献したギュレルは喜びを露わにしつつ、チームメイトやチャンスを与えてくれたカルロ・アンチェロッティ監督への感謝を述べている。 「まずはチーム全体を称えたいし、今日の試合でこうしたチャンスを与えてくれた監督にも感謝したい。得点できたこと、そして勝利できたことをとても嬉しく思っているよ」 「ここは世界最高のクラブであり、そこでの得点は最高の気分になれるね。ここにいることができて、得点も決められるのがとても嬉しいよ。みんなに感謝したい」 「これがレアル・マドリーなんだ。選手の質は、信じられないほど素晴らしいものだと思う。僕たちはいつだってプレーする準備ができているし、今日もそれを示せたね」 「僕はフィジカル面だけでなく、メンタル面も鍛えているよ。辛抱強くチャンスを待っているし、今も毎日ハードワークしているんだ。メンタル面においては、常に向上し続けることに集中している」 2024.04.27 10:25 Sat

主力温存も勝利でラ・リーガ制覇近づくマドリー、アンチェロッティ監督「彼らは素晴らしい選手」

レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督が、ラ・リーガでの勝利を喜んだ。クラブ公式サイトが伝えている。 26日、レアル・ソシエダとのラ・リーガ第33節に臨んだマドリーは、4日後に控えたチャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグのバイエルン戦を見据え、多くの主力がベンチスタートに。序盤は押し込まれる展開ながら、MFアルダ・ギュレルのゴールで先制すると、32分にはMF久保建英に同点ゴールを許すもVARで取り消しに。後半はこう着状態が続く中で最後までリードを守り抜き、1-0で勝利した。 首位快走が続くアンチェロッティ監督は難敵相手の勝利を喜びつつ、チームの献身性を称えている。 「レアル・ソシエダはとても良いプレーをするチームであり、激しくプレスをかける攻撃的なスタイルだ。ここで勝つのは簡単ではなく、これからの試合を考えればなおさらだっただろう。しかし、私のチームは素晴らしかった。我々は戦い、苦しみながら勝利したのだ。おかげでラ・リーガ優勝まであと勝ち点4となり、あと少しだ」 「選手は勝利への姿勢、欲望、そしてチームの好調を維持し続けようとする意欲を示してくれただろう。そうした意味でも、彼らは素晴らしい選手であり、私は感謝しなければならない」 「今日は誰もが良くやってくれた。良い姿勢を保ち、献身的に戦ってくれたと思う。その中で得点を決めたアルダは、将来的に非常に重要な選手となるだろう。彼が来年もここに残るのは間違いない。並外れたクオリティーと素晴らしい才能を持っているからね」 2024.04.27 10:10 Sat
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly