今季湘南加入のMF中村駿が福岡に完全移籍「様々な意見があると思います」

2021.07.13 09:20 Tue
©︎J.LEAGUE
アビスパ福岡は13日、湘南ベルマーレのMF中村駿(27)が完全移籍で加入することを発表した。背番号は「40」となる。

中村は習志野高校、駒澤大学を経て、2016年にザスパクサツ群馬に入団。プロ1年目からJ2で34試合に出場し4得点を記録すると、その活躍認められ1年でモンテディオ山形へと移籍する。

山形でもレギュラーとしてプレー。4シーズンプレーすると、今シーズンから湘南に完全移籍で加入していた。
湘南では明治安田生命J1リーグで11試合に出場していたが、この度完全移籍することとなった。

中村は両クラブを通じてコメントしている。
◆アビスパ福岡
「アピスパ福岡のファン、サポーターの皆さん、初めまして!湘南ベルマーレから移籍してきました中村駿です。ファン、サポーターの方々にたくさんの勝利を届け、福岡の街を盛り上げていけるよう全身全霊をかけて頑張ります。よろしくお願いします!

◆湘南ベルマーレ
「湘南ベルマーレ ファンサポーターの皆様」

「この度、アピスパ福岡へ移籍することになりました。半年間という短い期間でしたが、湘南ベルマーレの選手としてプレーできたことを誇りに思います。ありがとうございました」

「今回の移籍に関して、様々な意見があると思います。僕の中でも、J1の舞台に呼んでくれたチームに対して何も残さず移籍していいのか。もっとこのチームで成長できる自分がいるんじゃないかと考えました。それでも僕はチャレンジしようと決断しました。常に前向きに、チャレンジ精神を忘れずにという思いが自分の中で強くあるからです」

「この決断に自信を持ってこれからもプロサッカー選手として高みを目指していこうと思います。
湘南ベルマーレのファンサポーターの皆さん、関係者の皆さん、短い時間でしたが本当にお世話になりました。本当にありがとうございました」

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J昇格請負人だったウーゴ・マラドーナの訃報/六川亨の日本サッカー見聞録

昨年末のこと、残念なニュースが飛び込んできた。一昨年末に亡くなったディエゴ・マラドーナの末弟であるウーゴ・マラドーナ(52歳)が急逝したとの報道だ。死因はナポリにある自宅で心臓発作を起こしたらしい。 ディエゴ自身もこれまで放映された映画やアマゾンTVが放送しているドラマなどで、ナポリ時代に薬物に手を出したことを告白している。もしかしたらウーゴも同じ道を辿ったとしたら、兄ディエゴは“英雄"だったかもしれないが、ファミリーにとってナポリ時代は悔やまれてならない。 ウーゴの存在を身近に知ったのは、92年に浜松市をホームにするPJMフューチャーズに加入した時だった。 PJMは、アメリカ人のポール・J・マイヤーが開発した人材育成のための能力開発システムで、当時、本田技研の研修を担当していた桑原勝義氏が興味を持ったことから“おとぎ話"はスタートした。桑原は藤枝東高時代に高校選手権で優勝し、その後は日本代表にも選ばれた好選手で、本田サッカー部の監督も歴任した(現JFL理事長)。 桑原氏の夢は、一貫した育成システムで育てた選手を2002年のW杯で日本代表に送り込むことだった。そのために本田を辞め、87年にクワバラスポーツクラブと、本田サッカー部の選手を中心にしたPJMフューチャーズを立ち上げた。 当初の予定は7年後の94年にJSL(日本サッカーリーグ)1部入りを果たすことだったが、時代はJリーグ創設へと動き出した。 Jリーグ入りへ、静岡からはJSL1部のヤマハと本田に加え、県リーグ所属の清水クラブ(後の清水エスパルス)の4チームが名乗りを上げた(その後は中央防犯、現アビスパ福岡もJリーグ入りを表明)。後発であり劣勢が否めないPJMにとって、Jリーグ入りへ起死回生の策だったのが当時29歳のディエゴ・マラドーナの獲得だった。 90年7月、PJMフューチャーズのオーナーでありPJMジャパンの社長の有田平は「移籍金は20億円以上、年俸も希望次第」と発表した。しかしナポリとの契約が93年5月まで残っていたため、マラドーナの獲得は夢のまま終わった。 そんなPJMフューチャーズに転機が訪れたのは東海リーグに昇格した91年、マラドーナ3兄弟の末弟であるウーゴを獲得したことだった。兄に似てずんぐりむっくりの体型のウーゴは、「背番号10は兄ディエゴのためにとっておく」と話していた。ディエゴの夢である「兄弟3人(ラウルとウーゴ)でプレーする」ための布石ではないかと報道されることもあった。 残念ながら兄ディエゴは90年イタリアW杯後の91年にコカイン服用の疑いでイタリア警察から告発され、FIFAからは15ヶ月の出場停止処分を受け、兄弟が揃って日本でプレーする夢はかなわなかった。 それでもウーゴはPJM(後の鳥栖フューチャーズ)でプレーした92年から94年の3年間(東海リーグとJFL)で49試合出場31ゴール、95年は福岡ブルックスに移籍し、JFLでは27試合出場で27ゴールを奪ってJリーグ昇格に貢献、97年には札幌でもチームをJリーグ昇格へと導いた。 偉大すぎる兄と比較されながらも、そのひたむきなプレーは鳥栖や福岡、札幌のファン・サポーターの脳裏に焼き付いているのではないだろうか。遅ればせながら、哀悼の意を表します。 2022.01.10 12:30 Mon

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