デルタ株拡大中のロシアへ遠征したフィンランドサポーター3000人中300人が新型コロナ感染
2021.06.29 18:20 Tue
フィンランドの保健当局(THL)が、ユーロ2020開催以降、国内での新型コロナウイルス感染者数が大きく増加したことを発表した。
そんな中、THLは「サンクトペテルブルクから帰国したフィンランド人観光客の中で約300件の新型コロナウイルス感染が確認された」と報告。「新型コロナウイルスの検査をまだ受けていない場合は申請するように推奨する。国境で検査を受けた人も、感染を防ぐために入国後72時間以内に再度検査を受ける必要がある」と発表した。
そして、地元メディア『HELSINKI TIMES』によると、ロシアとフィンランドの国境であるヴァーリマー検問所では、混雑によりロシアからフィンランドに戻る約3000人の内約800人のコロナウイルス検査を行っていなかったという。
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今大会でグループBに入ったフィンランド代表は、コペンハーゲン(デンマーク)で12日に第1節のデンマーク代表戦に臨んだ後、サンクトペテルブルク(ロシア)で16日に第2節のロシア代表戦、21日に第3節のベルギー代表戦を行っていた。ロシアでは、インドで確認された新型コロナウイルスの変異株(デルタ株/インド株)が猛威を振るっており、ロシア政府の統計によると、全国の1日あたりの感染者数は、3月以降は9千人前後で推移してきたが、6月中旬から急増し、現在は2万人を突破している。そして、地元メディア『HELSINKI TIMES』によると、ロシアとフィンランドの国境であるヴァーリマー検問所では、混雑によりロシアからフィンランドに戻る約3000人の内約800人のコロナウイルス検査を行っていなかったという。
ワクチン接種が進んでいるフィンランドでの新型コロナウイルス感染者数は、3月以降右肩下がりで減少し、1日当たりの感染者数が100人を切る日が続いていたため、一気に感染が拡大したこととなる。
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