開幕4戦5発! プレミア初挑戦のフィンランド産ストライカー、テーム・プッキを月間MIPに選出【プレミアリーグ推進委員会】
2019.09.13 21:10 Fri
2019-20シーズンのプレミアリーグが開幕して約1カ月。プレミアリーグの魅力を伝えるために今シーズンから立ち上がった「プレミアリーグ推進委員会」は、2019-20シーズンにわたって、毎月最も印象に残った選手、MIP(Monthly Impressive Player)を選定していく。
8月のMIPは、ノリッジのフィンランド代表FWテーム・プッキ(29)だ。

今シーズンのプッキは、開幕から4試合全てに先発出場。チームの結果こそ1勝3敗と振るわないものの、個人としては4試合で5ゴール1アシストの活躍を見せた。
開幕戦となったリバプール戦では、4-0と試合が決した中で迎えた64分、エミリアーノ・ブエンディアのスルーパスに反応すると、見事に裏を取りボックス内から落ち着いて流し込み、シーズン初ゴールを記録した。
圧巻だったのは第2節のニューカッスル戦。32分にボックス右からのクロスがDFにクリアされると、浮き球のボールをボックス内でダイレクトボレー。ニアサイドを撃ち抜くシュートで先制すると、63分にはトッド・キャントウェルがドリブルで中央を持ち上がると、ボックス内でパスを受けたプッキが、グラウンダーのシュートをニアサイドに決めて追加点を奪う。
続く第3節はチェルシーとの一戦。0-1で迎えた6分に、キャントウェルとのワンツーでゴールをアシストすると、1-2で迎えた30分にブエンディアのスルーパスに抜け出すと、ボックス内右からシュートを沈め2-2の同点に。リバプール戦に続き、強豪相手でもゴールを奪う活躍を見せていた。

超ワールドサッカー独自でも、MIPにプッキを選出していたが、その理由は4試合5ゴールという結果、そこにリバプール、チェルシーと“ビッグ6”の2クラブが入っていることも去ることながら、今シーズンが自身のプレミアリーグ初挑戦のシーズンであるということだ。
フィンランドのコーテーペーでキャリアをスタートしたプッキは、2008年1月にセビージャのリザーブチームへ移籍。2010年8月にヘルシンキへと戻ると、シャルケ、セルティック、ブロンビーと数々のクラブを渡り歩き、2018年7月にフリートランスファーでノリッジへと加入した。
ノリッジでは、チャンピオンシップで43試合に出場し29ゴール10アシストを記録。リーグ得点王を獲得するとともに、チームのチャンピオンシップ優勝、プレミアリーグ昇格に貢献していた。
フリーで獲得したエースにより、プレミアリーグ復帰を掴んだノリッジだったが、開幕からの活躍でファンのハートをプッキは鷲掴み。チームメイトからの信頼も厚い。
ちなみに、デビューから3試合で5ゴールを記録したプッキだが、これは史上2人目。最初に達成したのは、フルアムに所属していた元ロシア代表FWパベル・ポグレブニャク。2012年1月にシュツットガルトから加入すると、デビュー戦のストーク・シティ戦(1ゴール)、QPR戦(1ゴール)、そしてウォルバーハンプトン戦でハットトリックを決めていた。
プッキは、この活躍により8月度の月間最優秀選手にも選出。DFサミ・ヒーピア(リバプール)、FWミカエル・フォルセル(バーミンガム)に続き、3人目のフィンランド人選手としての受賞となった。
なお、「プレミアリーグ推進委員会」は、プッキのほか、FWラヒーム・スターリングやMFケビン・デ・ブライネ、DFアーロン・ワン=ビサカらをMIPの候補に選出していたが、最も、センセーショナルな活躍を披露したプッキをMIPに決定した。
プッキが所属するノリッジは、14日に行われるプレミアリーグ第5節でマンチェスター・シティと対戦。リバプール、チェルシーに続き、シティ相手にもゴールを決めることができるか注目だ。
8月のMIPは、ノリッジのフィンランド代表FWテーム・プッキ(29)だ。
★インパクト絶大な開幕ゴール&ハット

Getty Images
今シーズンのプッキは、開幕から4試合全てに先発出場。チームの結果こそ1勝3敗と振るわないものの、個人としては4試合で5ゴール1アシストの活躍を見せた。
圧巻だったのは第2節のニューカッスル戦。32分にボックス右からのクロスがDFにクリアされると、浮き球のボールをボックス内でダイレクトボレー。ニアサイドを撃ち抜くシュートで先制すると、63分にはトッド・キャントウェルがドリブルで中央を持ち上がると、ボックス内でパスを受けたプッキが、グラウンダーのシュートをニアサイドに決めて追加点を奪う。
さらに75分には、味方のスルーパスに抜けたキャントウェルがボックス内でスイッチ。これを受けたプッキが対峙するDFをかわして3点目を奪い、ハットトリックを達成。チャンピオンシップ(イングランド2部)から4シーズンぶりに昇格したチームに、シーズン初白星をもたらせていた。
続く第3節はチェルシーとの一戦。0-1で迎えた6分に、キャントウェルとのワンツーでゴールをアシストすると、1-2で迎えた30分にブエンディアのスルーパスに抜け出すと、ボックス内右からシュートを沈め2-2の同点に。リバプール戦に続き、強豪相手でもゴールを奪う活躍を見せていた。
★ノリッジファンに愛される“フリー”の選手

Getty Images
超ワールドサッカー独自でも、MIPにプッキを選出していたが、その理由は4試合5ゴールという結果、そこにリバプール、チェルシーと“ビッグ6”の2クラブが入っていることも去ることながら、今シーズンが自身のプレミアリーグ初挑戦のシーズンであるということだ。
フィンランドのコーテーペーでキャリアをスタートしたプッキは、2008年1月にセビージャのリザーブチームへ移籍。2010年8月にヘルシンキへと戻ると、シャルケ、セルティック、ブロンビーと数々のクラブを渡り歩き、2018年7月にフリートランスファーでノリッジへと加入した。
ノリッジでは、チャンピオンシップで43試合に出場し29ゴール10アシストを記録。リーグ得点王を獲得するとともに、チームのチャンピオンシップ優勝、プレミアリーグ昇格に貢献していた。
フリーで獲得したエースにより、プレミアリーグ復帰を掴んだノリッジだったが、開幕からの活躍でファンのハートをプッキは鷲掴み。チームメイトからの信頼も厚い。
ちなみに、デビューから3試合で5ゴールを記録したプッキだが、これは史上2人目。最初に達成したのは、フルアムに所属していた元ロシア代表FWパベル・ポグレブニャク。2012年1月にシュツットガルトから加入すると、デビュー戦のストーク・シティ戦(1ゴール)、QPR戦(1ゴール)、そしてウォルバーハンプトン戦でハットトリックを決めていた。
プッキは、この活躍により8月度の月間最優秀選手にも選出。DFサミ・ヒーピア(リバプール)、FWミカエル・フォルセル(バーミンガム)に続き、3人目のフィンランド人選手としての受賞となった。
なお、「プレミアリーグ推進委員会」は、プッキのほか、FWラヒーム・スターリングやMFケビン・デ・ブライネ、DFアーロン・ワン=ビサカらをMIPの候補に選出していたが、最も、センセーショナルな活躍を披露したプッキをMIPに決定した。
プッキが所属するノリッジは、14日に行われるプレミアリーグ第5節でマンチェスター・シティと対戦。リバプール、チェルシーに続き、シティ相手にもゴールを決めることができるか注目だ。
【プレミアリーグ月間MIP】@DAZN_JPNと9つのメディアで構成する #プレミアリーグ推進委員会 が選ぶ8月のMIPが発表!
— 超ワールドサッカー (@ultrasoccer) September 13, 2019
9メディア@theanswerc2@footballista_jp@zonewebofficial@GoalJP_Official@numberweb@Qoly_Live@SoccerKingJP@weeklysd@ultrasoccer#DAZNフットボール #プレミアDAZN pic.twitter.com/ZzXAWXqu1P
※「プレミアリーグ推進委員会」は、2019-20シーズンのプレミアリーグを独占配信するDAZNの他、『Goal』、『Number』、『Qoly』、『サッカーキング』、『footballista』、『サッカーダイジェスト』、『FootballZone』、『The Answer』、そして『超ワールドサッカー』の9つのサッカー媒体で構成される。
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