16強進出のウェールズ守護神、デンマークのレスター同僚との激突を心待ちに 「カスパーは良いGK」

2021.06.25 15:20 Fri
Getty Images
ウェールズ代表GKダニー・ウォードが『UEFA.com』のインタビューで、ユーロ2020ラウンド16でのデンマーク代表との対戦を心待ちにした。

グループAを2位で突破し、ラウンド16に駒を進めたウェールズ。ウォードはイタリア代表、スイス代表、トルコ代表からなるグループステージ全3試合に先発して、大きく貢献した。

グループステージ3試合でトルコ代表GKウギュルジャン・チャクルに次いで多い14度のセーブ数を記録したウォードは「自分の力を示すことができて、良い気分だ。楽しくないわけがないよ。僕の考えは常にNo1になるのが目標。今はそれが楽しめている」と充実ぶりを口にした。
「ウェイン(・ヘネシー)やアダム(・デイビス)は僕にとって素晴らしい存在だよ。彼らのサポートは僕にとって素晴らしいもので、彼らを評価することはできない。僕らは常に自分たちを追い込んでいる。仲間意識はとてもユニークで特別なものさ」

また、ウォードは2018年から籍を置くレスターで正守護神を務めるGKカスパー・シュマイケルのデンマーク戦にも言及。グループBを2位で突破しての決勝トーナメント進出となるデンマークを警戒した。
「カスパーは良いGKだし、デンマークは良いチームだ。タフな戦いになると思う。個人を尊重しなくてはいけないが、自分たちの望みを信じなくてはならない」

また、イタリアやスイス、トルコといった強豪国揃いのグループステージを突破できたことについても語った。

「みんなが思っている以上に大きいことだ。僕らは誰に対しても自信を持っている。大会前、僕らは少し見限られていた。5年前に比べると多くの選手が変わったが、僕らは十分に力を発揮できている」

「僕たちは(ユーロ2020を)ただ楽しんでる。僕らにできるのは楽しみ続けることと、故郷の人々に誇りを持ってもらうことだ」

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