天命待つフィンランド指揮官「今大会の我々は誇らしい」 大逆転通過デンマークにも賛辞

2021.06.22 09:50 Tue
Getty Images
フィンランド代表のマルック・カネルヴァ監督が選手たちを健闘を労っている。『UEFA.com』が報じた。

ユーロ2020グループBでベルギー代表、デンマーク代表、ロシア代表と同居したフィンランド。初戦から1勝1敗と善戦して21日の最終節を迎えたが、グループ内で最強のベルギーに力の差を見せつけられ、0-2の黒星を喫した。

2位通過を逃したものの、他グループの結果次第で決勝トーナメントに進出できる3位でグループステージを戦い切ったカネルヴァ監督は試合後、「今日、選手たちが見せてくれた仕事に対する熱心さを誇らしく思う」と語り、ここまでの歩みにも満足感を示している。
「ベルギーのクオリティは見ての通りだが、選手たちのプレーぶりは非常に誇らしい。幾度かチャンスもあったが、それらのシュートは残念ながらブロックされてしまった」

「先制点の場面は少しばかりアンラッキーだった。しかし、今大会における我々のパフォーマンスに関しては誇らしい思いだ。自分たちがここにいるのを証明できた」
「我々は成長し続けなければならない。プレーのなかで単純なミスをなくしたり、改善しなければならない点がたくさんあるが、この試合に関しては良い場面もあった」

「世界最高のチームを相手に何を期待しているのかを問われることもあるのだが、我々の目的は成長することであり、もっと良くなろうと頑張っているところだ」

なお、最終節で今大会初勝利を掴み取り、大逆転での2位通過を果たしたデンマークについても触れ、素直に賛辞を送っている。

「彼らは素晴らしい精神面を示した。私はロシアよりも上でゴールできたのを誇らしく思っている。我々に突破のチャンスがあると考えた者がどれだけいたかわからないが、デンマークは2位通過に相応しい」

フィンランドの関連記事

UEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25のリーグBグループ2第4節のフィンランド代表vsイングランド代表が13日に行われ、アウェイのイングランドが1-3で勝利した。 前節、ギリシャ代表に1-2で敗戦し、リー・カーズリー暫定体制で初黒星を喫したイングランド。その初黒星からのバウンスバックを図ったアウェイゲ 2024.10.14 03:00 Mon
イングランド代表のリー・カーズリー暫定監督が振り返った。 イングランドは10日のUEFAネーションズリーグ2024-25・リーグB・グループ2第2節でフィンランド代表とホームで対戦。この試合が史上10人目となる100キャップ目だったハリー・ケインの2発で2-0の勝利を収め、連勝を達成した。 今活動で暫定的な 2024.09.11 10:56 Wed
イングランド代表FWハリー・ケインが代表キャリアの節目だ。 イングランドは10日のUEFAネーションズリーグ2024-25・リーグB・グループ2第2節でフィンランド代表とホームで対戦。ケインの2ゴールで2-0の勝利を収め、リー・カーズリー暫定体制の初陣から見事に連勝を達成した。 さすがの活躍を披露したケイン 2024.09.11 09:35 Wed
UEFAネーションズリーグ2024-25、リーグBグループ2第2節のイングランド代表vsフィンランド代表が10日に行われ、ホームのイングランドが2-0で勝利した。 グループA昇格へアイルランド代表との初戦をライス、グリーリッシュとアイルランド代表の世代別代表歴のある2選手のゴールで勝ち切ってカーズリー暫定体制のス 2024.09.11 05:43 Wed
女子欧州選手権(ユーロ)2025予選のグループステージ第2節が9日に各地で行われた。 グループA3、アウェイでのスウェーデン女子代表戦に臨んだフランス女子代表は、エルヴェ・ルナール監督が退場処分を受けたが、辛くも勝利を収めた。 フランスは序盤から好機を量産するもゴールが割れず。逆に前半終了間際にはコソヴァレ 2024.04.10 18:45 Wed

ユーロの関連記事

欧州サッカー連盟(UEFA)は、プレミアリーグの元審判員であるデイビッド・クート氏への処分を発表した。イギリス『BBC』が伝えた。 クート氏は、当時リバプールを指揮していたユルゲン・クロップ氏に対する侮辱的発言により調査を受け、2024年12月にプロ審判協会(PGMOL)から解雇されていた。 さらに、時を同 2025.02.28 22:20 Fri
元イングランド代表監督のガレス・サウスゲイト氏(54)が2025年の大英帝国叙勲で最高位であるナイト(サー)の称号を授与することになった。イギリス『BBC』が報じている。 サウスゲイト氏は2016年にイングランド代表監督に就任。在任8年で102試合を指揮し、61勝24分け17敗の戦績を残した。ワールドカップでは2 2024.12.31 08:30 Tue
元ロシア代表DFのアレクセイ・ブガエフ氏(43)が29日、戦死した。ロシア『RIA』がブガエフ氏の父親による証言を元に報じた。 ブガエフ氏はロシア兵としてウクライナへの軍事侵攻に関わっていたところ亡くなったようだ。 ブガエフ氏はロシア代表として7試合の出場歴があり、ユーロ2004に出場。クラブレベルではトル 2024.12.30 13:00 Mon
バイエルンのドイツ代表MFアレクサンダル・パブロビッチが、紆余曲折あった2024年を振り返った。 ミュンヘン生まれで9歳の頃からバイエルンでプレーする20歳のゲームメーカー。2023年10月にファーストチームデビューを飾ると、そのままレギュラー格となり、2024年6月にはドイツ代表でもデビューした。 さらに 2024.12.25 23:38 Wed
クロアチアサッカー連盟(HNS)は28日、クロアチア代表のレジェンドでもありGKとして活躍したトンチ・ガブリッチ氏の急逝を発表した。63歳だった。 旧ユーゴスラビアの1つでもあるクロアチアは、1990年にクロアチア代表として活動をスタート。イタリア・ワールドカップ(W杯)直後に発足し、1990年10月17日にアメ 2024.10.30 10:55 Wed

フィンランドの人気記事ランキング

1

2025年の女子ユーロ開催国がスイスに決定!

欧州サッカー連盟(UEFA)は4日、2025年に開催されるUEFA女子ユーロの開催国がスイスに決定したことを発表した。 2023年大会の開催国を巡っては、スイスのほかに、4カ国共同開催を狙う北欧のデンマーク、フィンランド、ノルウェー、スウェーデンやフランス、ボーランドが立候補。 UEFAは4日にポルトガルのリスボンで理事会を開き、女子ユーロ2025の開催国を決める投票を実施。一次投票では、北欧共同開催に4票、ポーランドに4票、スイスに4票、フランスに1票という結果に。 その後、4票で並んだ三カ国から最終投票に進む上位二カ国を決める二次投票が行われると、スイス6票、北欧共同開催4票、ポーランド3票という結果に。 最終投票では、スイスが9票を集めた中、北欧共同開催は4票にとどまり、スイスでの開催が決定。 なお、女子ユーロ2025は2025年夏にスイス国内の8つの会場で開催されるとのことだ。 2023.04.05 07:15 Wed
2

初出場のフィンランドがメンバー発表、プッキやフラデツキーが招集《ユーロ2020》

フィンランドサッカー協会(SPL)は1日、ユーロ2020に向けたフィンランド代表メンバー26名を発表した。 フィンランドでは先月19日に候補メンバー26名を発表していたが、DFアルビン・グランルンド(スタル・ミェレツ/ポーランド)、DFユハニ・オヤラ(ヴェイレBK/デンマーク)、MFニコラス・ハマライネン(QPR/イングランド)、FWヤシン・アッセヌン(FCラハティ)の4選手に代えて、DFユッカ・ライタラ(ミネソタ・ユナイテッド/アメリカ)、DFヨーナ・トイビオ(BKハッケン/スウェーデン)、MFロビン・ロド(ミネソタ・ユナイテッド/アメリカ)、MFロベルト・タイロル(SKブラン/ノルウェー)を選出している。 フィンランドはベルギー代表、デンマーク代表、ロシア代表が同居するグループBに入り、12日にデンマークと、16日にロシアと、21日にベルギーと対戦する。発表された登録メンバー26名は以下の通り。 ◆フィンランド代表メンバー26名 GK ルーカス・フラデツキー(レバークーゼン/ドイツ) イェッセ・ヨロネン(ブレシア/イタリア) アンシ・ヤアッコラ(ブリストル/イングランド) DF ダニエル・オショフネシー(ヘルシンキ) ユッカ・ライタラ(ミネソタ・ユナイテッド/アメリカ) パウルス・アラユーリ(パフォス/キプロス) ニコライ・アルホ(MTKブタペスト/ハンガリー) ロベルト・イヴァノフ(ヴァルタ・ポズナニ/ポーランド) ヨーナ・トイビオ(BKハッケン/スウェーデン) レオ・ヴァイサネン(エルフスボリ/スウェーデン) ピュリュ・ソイリ(エスビャウ/デンマーク) イェレ・ウロネン(ヘンク/ベルギー) サウリ・ヴァイサネン(キエーボ/イタリア) MF ロビン・ロド(ミネソタ・ユナイテッド/アメリカ) オンニ・ヴァラカリ(パフォス/キプロス) ラスムス・シュラー(ユールゴーデン/スウェーデン) ロベルト・タイロル(SKブラン/ノルウェー) ヨニ・カウコ(エスビャウ/デンマーク) ティム・スパルブ(AEL/ギリシャ) トーマス・ラム(ズヴォレ/オランダ) グレン・カマラ(レンジャーズ/スコットランド) FW テーム・プッキ(ノリッジ/イングランド) マーカス・フォルス(ブレントフォード/イングランド) ヨエル・ポヒャンパロ(ウニオン・ベルリン/ドイツ) フレドリク・イェンセン(アウグスブルク/ドイツ) ラッシ・ラッパライネン(CFモントリオール/カナダ) 2021.06.02 08:00 Wed

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly