ポルトMFファビオ・ヴィエイラがU-21ユーロの最優秀選手に!「攻守の繋ぎ役として多大な貢献」

2021.06.07 13:46 Mon
Getty Images
6日、U-21欧州選手権2021決勝、U-21ドイツ代表vsU-21ポルトガル代表が行われ、1-0で勝利したドイツが2大会ぶり3度目の優勝を果たした。

試合は前半から再三の決定機を作ったドイツが先制する。後半立ち上がりの49分に、味方のキラーパスを受けたFWルーカス・エンメチャが、飛び出してきた相手GKをかわしてゴール。その後もドイツが追加点のチャンスを迎えるも、アンデルレヒトFWのゴールが決勝点となり、若きマンシャフトが優勝を決めた。

そんな23回目の開催となった大会でMVPに選ばれたのは、ドイツではなくポルトガルファビオ・ヴィエイラだった。ポルトの下部組織出身の攻撃的MFは、決勝ゴールを挙げた初戦のクロアチア戦を除いて先発出場を果たし、準決勝では前回王者のスペイン相手にアシストで勝利に貢献。決勝でも相手GK強襲のロングシュートを放つなど存在感を放った。
ファビオ・ヴィエイラをMVPに選んだ大会評議会は「今大会において、彼はポルトガルのキープレイヤーだった。プレーメイカーとして数多くのチャンスを創出し、中盤で見事な攻守の繋ぎ役を担った」と評価。チーム力の総合的な底上げに尽力したパフォーマンスが受賞に繋がったようだ。

同選手は試合後、優勝を逃したことは残念だったとしながらも、攻撃的な姿勢を貫いたチームを称賛した。
「どの時点においても僕たちはブレることなく攻撃的な姿勢を見せた。相手を崩して多くのチャンスを作ろうとしていた。それが僕たちのスタイルなんだ。これまでの試合では幸運にも得点できていたけど、今日は上手くいかなかった。悲しいことだけど前を向かないとね」

なお、ファビオ・ヴィエイラは昨冬の移籍市場でアーセナルが関心を示しており、2700万ポンド(約42億円)での獲得が噂されていた。ポルトとの現行契約が2022年までであることから、今夏のウインドウを賑わす存在になるかもしれない。

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