ウェリントンのヘディングが炸裂!アウェイでFC東京を下した湘南が先勝《ルヴァンカップ》
2021.06.05 15:59 Sat
YBCルヴァンカップのプレーオフステージ、FC東京vs湘南ベルマーレの第1戦が5日に駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場で行われ、0-1で湘南が勝利した。
早々にプレーオフステージ進出を決めたBグループ首位の前回王者・FC東京と、混戦のCグループを2位で通過した2018年の覇者・湘南。グループステージではFC東京が3勝3分け、湘南が1勝5分けと、ルヴァンカップは互いに無敗でこの一戦を迎えた。
FC東京は前日に特別指定選手認定を受けたばかりの岡庭をスタメンに抜擢。育成組織出身で来季加入が内定している若武者を右サイドバックで起用した。一方の湘南は、2日にガンバ大阪とのリーグ戦を戦っており、そこからGK富居を除くフィールドプレイヤー全員を入れ替えて臨んだ。
自陣にブロックを敷いてカウンターを狙うFC東京は4分、中盤で高萩がボールを奪ってディエゴ・オリヴェイラに素早く預ける。左に展開してバングーナガンデがクロスを入れるも、ここは精度を欠いてフィニッシュには至らなかった。
20分にもルーズボールの奪い合いからディエゴ・オリヴェイラが抜け出すと、最後はアダイウトンがボックス内左から狙うも、GK富居の正面を突いてしまう。
前線のタレントを生かした攻撃を見せるFC東京は、37分に三田がカットインから左足のシュート。直後にも速攻からディエゴ・オリヴェイラを経由して岡庭が浮き球のクロスを入れるが、山本に対応されてアダイウトンには通らず。前半の終了間際にも高萩のつぶしからカウンターへと転じ、アダイウトンのパスを受けた安部がボックスに進入して右足で狙うも、グラウンダーのシュートは左へと流れていった。
ボールを持ちながらも攻め切るシーンの少なかった湘南は、ハーフタイムに2枚替えを決行。毛利、茨田を下げて岡本、平岡をピッチに送り出した。
後半の立ち上がりからアグレッシブに仕掛ける湘南は、クリアミスを拾った石原直樹がボックス内から狙うもGK波多野に、直後には名古がボックス内で仕掛けるも渡辺にそれぞれ阻まれてしまう。さらには52分、高い位置で奪い返した畑からボールを引き出した大橋がボックス内左から狙うも、左足のフィニッシュは大きく枠を外してしまった。
57分には両チームのベンチが動き、互いに強力なカードを切る。FC東京は高萩に代えてレアンドロを、湘南は大橋に代えてウェリントンを投入して1点を奪いにいく。
途中出場選手が先にチャンスに絡んだのはFC東京。67分、アダイウトンが自陣から長い距離を持ち上がり、ボックス内へ横パスを送る。駆け上がってきたレアンドロが落ち着いて狙うが、GK富居にはじき出された。
直後には湘南も交代選手が決定機を演出する。短いパス交換で機をうかがい、平岡のパスを受けた岡本が右サイドの深い位置から柔らかいクロス。ゴール前でウェリントンが渡辺に競り勝ってヘディングシュートを放つと、これがネットを揺らして71分に湘南が試合を動かした。
ビハインドとなったFC東京もすぐさま反撃に出る。74分、バングーナガンデが味方とのパス交換から左足のクロスを送ると、飛び込んできた東が頭で合わせるがわずかに左へ。続いてレアンドロ、ディエゴ・オリヴェイラと流れるようなパスワークから、最後は永井がボックス手前から狙うも、GK富居にセーブされた。
猛攻を続けるFC東京は87分、バングーナガンデから浮き球がディフェンスラインの背後に流れ、反応したディエゴ・オリヴェイラが左足。これもGK富居に阻まれると、さらには、高い位置でボールを奪ったレアンドロが自ら狙うが、こちらは枠を捉えられない。
後半のアディショナルタイムにもCKから放った森重のヘディングは強いシュートにはならず。試合終了間際にもアーリークロスに永井が合わせるが、どちらもGK富居が立ちはだかった。結局、このままタイムアップを迎え、虎の子の1点を守り切った湘南が敵地で先勝を挙げた。
第2戦は13日にレモンガススタジアム平塚で行われる。
FC東京 0-1 湘南ベルマーレ
【湘南】
ウェリントン(後26)
早々にプレーオフステージ進出を決めたBグループ首位の前回王者・FC東京と、混戦のCグループを2位で通過した2018年の覇者・湘南。グループステージではFC東京が3勝3分け、湘南が1勝5分けと、ルヴァンカップは互いに無敗でこの一戦を迎えた。
自陣にブロックを敷いてカウンターを狙うFC東京は4分、中盤で高萩がボールを奪ってディエゴ・オリヴェイラに素早く預ける。左に展開してバングーナガンデがクロスを入れるも、ここは精度を欠いてフィニッシュには至らなかった。
20分にもルーズボールの奪い合いからディエゴ・オリヴェイラが抜け出すと、最後はアダイウトンがボックス内左から狙うも、GK富居の正面を突いてしまう。
ボールは持たせてもらえる湘南だが、ペナルティエリアへはなかなか効果的なパスを通せない。27分に茨田が大橋の落としからミドルシュートでゴールを脅かすも、GK波多野がしっかりとはじき出した。
前線のタレントを生かした攻撃を見せるFC東京は、37分に三田がカットインから左足のシュート。直後にも速攻からディエゴ・オリヴェイラを経由して岡庭が浮き球のクロスを入れるが、山本に対応されてアダイウトンには通らず。前半の終了間際にも高萩のつぶしからカウンターへと転じ、アダイウトンのパスを受けた安部がボックスに進入して右足で狙うも、グラウンダーのシュートは左へと流れていった。
ボールを持ちながらも攻め切るシーンの少なかった湘南は、ハーフタイムに2枚替えを決行。毛利、茨田を下げて岡本、平岡をピッチに送り出した。
後半の立ち上がりからアグレッシブに仕掛ける湘南は、クリアミスを拾った石原直樹がボックス内から狙うもGK波多野に、直後には名古がボックス内で仕掛けるも渡辺にそれぞれ阻まれてしまう。さらには52分、高い位置で奪い返した畑からボールを引き出した大橋がボックス内左から狙うも、左足のフィニッシュは大きく枠を外してしまった。
57分には両チームのベンチが動き、互いに強力なカードを切る。FC東京は高萩に代えてレアンドロを、湘南は大橋に代えてウェリントンを投入して1点を奪いにいく。
途中出場選手が先にチャンスに絡んだのはFC東京。67分、アダイウトンが自陣から長い距離を持ち上がり、ボックス内へ横パスを送る。駆け上がってきたレアンドロが落ち着いて狙うが、GK富居にはじき出された。
直後には湘南も交代選手が決定機を演出する。短いパス交換で機をうかがい、平岡のパスを受けた岡本が右サイドの深い位置から柔らかいクロス。ゴール前でウェリントンが渡辺に競り勝ってヘディングシュートを放つと、これがネットを揺らして71分に湘南が試合を動かした。
ビハインドとなったFC東京もすぐさま反撃に出る。74分、バングーナガンデが味方とのパス交換から左足のクロスを送ると、飛び込んできた東が頭で合わせるがわずかに左へ。続いてレアンドロ、ディエゴ・オリヴェイラと流れるようなパスワークから、最後は永井がボックス手前から狙うも、GK富居にセーブされた。
猛攻を続けるFC東京は87分、バングーナガンデから浮き球がディフェンスラインの背後に流れ、反応したディエゴ・オリヴェイラが左足。これもGK富居に阻まれると、さらには、高い位置でボールを奪ったレアンドロが自ら狙うが、こちらは枠を捉えられない。
後半のアディショナルタイムにもCKから放った森重のヘディングは強いシュートにはならず。試合終了間際にもアーリークロスに永井が合わせるが、どちらもGK富居が立ちはだかった。結局、このままタイムアップを迎え、虎の子の1点を守り切った湘南が敵地で先勝を挙げた。
第2戦は13日にレモンガススタジアム平塚で行われる。
FC東京 0-1 湘南ベルマーレ
【湘南】
ウェリントン(後26)
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