ブラジル代表がコパ・アメリカをボイコットか…コロナ深刻化する自国での開催に強い拒否反応
2021.06.05 05:30 Sat
ブラジル代表の主力選手は、新型コロナウイルスによる深刻なダメージの中での自国開催のコパ・アメリカ開催に対して、強硬手段を取る可能性があるようだ。フランス『AP通信』など複数メディアが報じている。
今回のコパ・アメリカは当初、2020年夏にコロンビアとアルゼンチンでの共同開催となる予定だったが、コロナ禍において1年の延期を余儀なくされた。
その後、今年6月から7月にコロンビアとアルゼンチンで開催されることが決定したが、コロンビアは4月から続く反政府デモや暴動の影響により開催を断念。一方、アルゼンチンも開幕2週間前になって新型コロナウイルスの感染拡大を理由に、こちらも開催を断念した。
これにより、同大会は土壇場での開催中止の可能性が浮上したが、南米サッカー連盟(CONMEBOL)は先月31日にブラジルへの開催地変更を発表した。
これはブラジルサッカー連盟(CBF)とブラジル政府の許可によって実現したが、累計の死者数が約47万人で第3波が懸念される国内において無観客開催と言えども、多くの反対の声が挙がっている。
ブラジル『Radio Gaucha』によると、ヨーロッパを拠点とする主力選手たちは、CONMEBOLの責任者との直接会談を要求するため、3日のトレーニングを遅らせたという。
また、キャプテンを務めるMFカゼミロは4日に行われるカタール・ワールドカップ(W杯)南米予選のエクアドル代表戦に向けた公式会見を、抗議の目的でボイコット。
チームを率いるチッチ監督は、「彼らには意見があり、それを大統領に伝えた。そして適切な時期に国民に伝えることになるだろう」と、カゼミロの欠席について説明していた。
なお、ブラジル代表の選手たちはW杯南米予選後に、改めてボイコットを行うかどうかを決断する予定で、国際プロサッカー選手会(FIFPro)は仮にボイコットを選択した場合に選手たちの考えを支持する意向だという。
今回のコパ・アメリカは当初、2020年夏にコロンビアとアルゼンチンでの共同開催となる予定だったが、コロナ禍において1年の延期を余儀なくされた。
これにより、同大会は土壇場での開催中止の可能性が浮上したが、南米サッカー連盟(CONMEBOL)は先月31日にブラジルへの開催地変更を発表した。
これはブラジルサッカー連盟(CBF)とブラジル政府の許可によって実現したが、累計の死者数が約47万人で第3波が懸念される国内において無観客開催と言えども、多くの反対の声が挙がっている。
そういった世論を受けてか、ブラジル代表の主力選手たちは自国開催となるコパ・アメリカをボイコットすることを検討しているようだ。
ブラジル『Radio Gaucha』によると、ヨーロッパを拠点とする主力選手たちは、CONMEBOLの責任者との直接会談を要求するため、3日のトレーニングを遅らせたという。
また、キャプテンを務めるMFカゼミロは4日に行われるカタール・ワールドカップ(W杯)南米予選のエクアドル代表戦に向けた公式会見を、抗議の目的でボイコット。
チームを率いるチッチ監督は、「彼らには意見があり、それを大統領に伝えた。そして適切な時期に国民に伝えることになるだろう」と、カゼミロの欠席について説明していた。
なお、ブラジル代表の選手たちはW杯南米予選後に、改めてボイコットを行うかどうかを決断する予定で、国際プロサッカー選手会(FIFPro)は仮にボイコットを選択した場合に選手たちの考えを支持する意向だという。
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