旗手怜央、OA組との違いを実感「プレー以外の姿勢が国内組とは違う」

2021.06.02 17:22 Wed
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U-24日本代表DF旗手怜央(川崎フロンターレ)にとって、今回の活動は非常に貴重な経験になっているようだ。

U-24日本代表は、来月に迫る東京オリンピックに向けた最終選考を行うべく、キリンチャレンジカップ2021でU-24ガーナ代表と5日に、ジャマイカ代表と12日に対戦する予定が立てられている。そんな中、新型コロナウイルス(COVID-19)のPCR検査に関してジャマイカ代表の一部選手の陰性証明書に不備が見つかり来日できず、3日に行われるはずだったA代表とジャマイカ代表戦が中止に。急遽、代替試合として、日本サッカー協会(JFA)は日本代表とU-24日本代表のチャリティーマッチを行うことを決定した。

2日にオンライン会見に臨んだ旗手は、今回の活動について「オリンピックの最終選考という面もありますけど、まずは今までやってきたことをこの活動でもしっかり出しつつ、チームの勝利に貢献できればなと思ってます」と一言。A代表との試合が決まったことについては正直に「ワクワクした」と、高揚感を明らかにするとともに、川崎Fのチームメイトや海外組との貴重な一戦と捉えた。

「聞いたときはすごくワクワクしました。今の日本を代表している選手が集まっているチームなので、そういう相手に自分がどこまでできるのかというのも期待して、楽しみな一戦です」

「知っている選手も何人かいたり、Jリーグでも対戦した選手もいたりしますが、海外組は初めて対戦する選手ばかりだし、世界のレベルを感じられるという部分ではすごく良い経験になると思います」

また、今回の活動中にはオーバーエイジ組の姿勢に感銘を受けたと旗手は話す。3月のアルゼンチン戦の結果を含めて、自身の中で変化が生まれてきたいるようだ。

「(オーバーエイジの3選手に関して)プレー面はもちろんですけど、練習中のプレー以外の姿勢を吸収できればなと。昨日の練習中でも声の出し方やアピールの仕方が国内組とは違うことを感じました」

「アルゼンチン戦で感じたことは、守備の強度がすごく差があるなと感じて。攻撃の部分では通用したところがありましたが、守備の部分はさを感じました。そこは練習や試合で意識していました」

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最終予選の分岐点となる重要な2試合に挑む日本代表、森保一監督が意気込む「準備の質を上げていかなければ」

28日、10月のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選に臨む日本代表メンバー25名が発表された。 9月に開幕したカタールW杯アジア最終予選。日本は補選のオマーン代表戦でホームで敗戦を喫するという最悪のスタートを切った。 その後、カタールでの中国代表戦ではしっかりと勝利を収めた中、10月にはグループの大きなライバルであるサウジアラビア代表、オーストラリア代表との連戦が控えている。 非常に重要な2試合を迎える日本代表。メンバー発表会見に臨んだ森保一監督は、9月の反省も含めて2試合のマネジメントについて語った。 「アウェイで非常に厳しい戦いになるということ、難しい戦いになるということは覚悟して試合に向けて準備、戦わなければいけないと思っています」 「その中でも、勝ち点3を目指して戦うということを準備しながら、結果はどうなるか分かりませんので、勝ち点1を拾ったりという結果になり得ることはあると思います。ただ、勝ち点3を目指して戦うことには変わりません」 「サウジアラビアは攻撃力のあるチームですし、ホームのアドバンテージで多くのサポーターの後押しで、我々に圧力をかけてくると思うので、そこでまずは相手のアウェイの雰囲気の中でもしっかり戦っていけるようにメンタル的にも戦術的にもしっかり準備しなければいけないと思います」 「チームのコンセプトの中で、我々の戦い方、良い攻撃から良い守備をしようという中で、アウェイの地でも発揮して戦いたいなと思っています」 前回はヨーロッパ組はシーズン開幕直後の招集、戦い方やコンディション面での調整を失敗し、オマーン戦では低調なパフォーマンスに終わっていた。 その点について、今回変更することやチャレンジすることを含めて、クオリティを上げたいと語った。 「試合に向けてやらなければいけないことはたくさんあると思いますが、できるだけ細部を詰めて、準備をして戦いに臨むということを9月の経験も踏まえて、さらに準備の質を上げていかなければいけないと思っています」 「その中でも1つ大切なことは、9月の代表活動の後に選手たちが所属クラブに戻って、それぞれのクラブで果たす役割を監督であったり、チームから求められている部分、代表とは違う、ギャップがあると思うので、まずは限られた時間の中で、代表活動を始めるときに、代表としての戦うコンセプト、個々の役割を選手たちに所属チームから代表チームに切り替えてもらわなければいけないと思います」 「9月の反省では試合の入り方、戦い方等々、クラブと代表のギャップをしっかり埋められなかったところがあると思うので、今回は選手としてしっかりクリアになってもらうための働きかけをしたいと思います」 「まずはサウジ戦に向かうに当たって、ヨーロッパも気候的にだいぶ涼しくなってきて、日本も夏から比べれば随分涼しい気候となっていますが、日本やヨーロッパの気候とサウジアラビアの暑い中での戦いは厳しくなると思うので、試合に向けた暑さの中でも戦うということ。どういう戦い方をしなければいけないのか。暑さの中でなかなかパフォーマンスの連携、連動ということは難しいことが出てくると思うので、距離感を意識したいと思います」 今回は初招集選手はいないものの、東京五輪組からはMF田中碧(デュッセルドルフ)、DF橋岡大樹(シント=トロイデン)、MF三好康児(アントワープ)が招集されている。 新たなメンバーについては「まずは新しく加わってくれた選手たちには、個々の良さを最大限発揮しながら、チームとして連携・連動して戦えるようにということで、自分の良さを発揮しながらチームとして組織的に戦えるようになってほしいと思います」とコメント。「新たにと言えるメンバーかもしれませんが、これまでも活動にいたメンバーですし、少しでも早くチームに馴染んでもらって、自分の力を思い切り発揮してもらいたいと思います」と語り、「スカウティングをして、一緒に活動してきたメンバーなので心配はしていませんが、より力を発揮できるようにチームに馴染んでほしいと思います」と、A代表にしっかりと馴染んでもらいたいと語った。 大事な2試合となればプレッシャーも大きく、W杯最終予選でいきなり起用することは二の足を踏みたくなる可能性もある。 しかし、森保監督は「選手をどう起用するかというのは試合の流れ等々、状況等々で使ってあげられる選手、そうでない選手が出てくると思いますが、招集した選手に関しては、これまでも見てきていますし、一緒に活動してきていますので、起用については全く問題ないと思っていますし、心配もしていません」と信頼を寄せているとコメント。「周りとの連携・連動に関しても、これまでの経験であったり、活動期間ですり合わせをしてもらえれば、本人の力も十分発揮できると思いますし、チームとしても機能できると思っています」と、期待を口にした。 また「今回招集できなかった選手も含めて、これまで代表のラージグループとして多くの選手を招集させてもらいながら、チームとして誰が出ても機能で着るということで準備してきたので、今回の10月の戦いにおいて、全員が自分の持っている力を発揮してくれていると思います」とし、持っているものを出す努力をしてほしいと語った。 特に注目も集まるのが海外に挑戦して招集された田中。東京オリンピックではMF遠藤航(シュツットガルト)とボランチコンビを形成し、高いパフォーマンスを見せていた。 すでにA代表は経験しているが、定着のためにしっかりと戦って欲しいと期待よ口にした。 「まずはアグレッシブにプレーできる選手ですし、攻守に絡める選手ですので、練習から自分の良さをアピールしてもらいたいです」 「A代表の経験もありますが、A代表でこれから定着していくためには経験の浅い選手なので、自分がポジションを掴み取るというハングリーな気持ち、アグレッシブな気持ちを見せてもらいたいなと思います」 また三好と橋岡も久々の招集となるが「A代表と東京オリンピックチームの監督をさせてもらって、監督として幅広く選手を見させてもらいました。彼らのような経験が浅い選手に対しても心配なく招集できていると思います」と語り、「1チーム2カテゴリーで活動してこれたことは、選手たちを幅広く状況を見て、心配なく招集できることに繋がっていると思います」と、五輪代表で見てきたこともプラスに働いているとした。 また、今回は国内組が5名と少なく、レギュラークラスの選手に留めた。その理由にはコロナ禍での戦いということも考慮したと語り、ヨーロッパ組は隔離生活がないものの、国内組はその点を考慮したとした。 「ヨーロッパで活動している選手では、代表活動の後で隔離措置があるということはありません。代表が終わった後には所属クラブに戻る。家にも戻れて、家族と一緒に生活をすることはできます。通常の状態で生活できると思っています」 「国内組の選手たちは代表活動を終えて隔離期間がありますので、これまでの代表の活動であったり、直近の9月の活動後に隔離期間でかなり制限ある生活をしています」 「コンディション等々はフィジカル的には練習にも試合にも参加できますが、家族と一緒に2週間生活できず、ホテルから練習場、ホテルから試合会場ということで、ホテル暮らしの中で食事が思うように取れなかったり、普段であれば家族や大切な人とゆっくり過ごしてメンタル的にもリラックスしたり回復できたりする部分では、そういう状況で生活できていません。かなりきつい生活をしているかと思います」 またコンディション面については、しっかりと把握できているとのこと。国内組は連戦などの影響もあり、やはり問題も多少あったようだ。 「選手たちのコンディションの把握については、私は今回の招集の前にはヨーロッパで多くの選手を直接見ている中で、選手たちはコンディション的にも上がってきている、良い状態にあるなということを直接見させてもらって、感じています」 「国内組の選手たちは、私は映像で確認させてもらっていますが、コーチングスタッフがJリーグの方を視察に行っていますし、報告は上がっています」 「コンディションが良いということと、シーズンも終盤に差し掛かっている中、夏場であったり、連戦であったりという調子が良い選手、疲労が見えている選手ということで、選手たちの報告をもらっています」 「それを見極めながら、9月がコンディション的にわからなかったというよりも、気候であったり時差であったりというところで、本来の力を発揮しづらい中でどう戦うかの絵を合わせることがオマーン戦では足りなかったところだと思います」 「そこは私の責任であるので、今度の10月の部分も同じように気候の違う中で完全アウェイの中でしっかりチームで持てるようにと考えています」 2021.09.28 22:30 Tue
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田中碧&橋岡大樹&三好康児が招集! 日本代表25名が発表、海外組が20名《カタールW杯アジア最終予選》

日本サッカー協会(JFA)は28日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選に臨む日本代表メンバー25を発表した。 9月に行われた最終予選では、オマーン代表と中国代表と対戦し1勝1敗。初戦で敗れるなどで遅れてしまった。 そんな中迎える10月シリーズは、アウェイでサウジアラビア代表と、ホームでオーストラリア代表と対戦。グループ内でのライバルとの直接対決であり、大事な2試合となる。 前回招集されていたメンバーでは、MF久保建英(マジョルカ)、FW古橋亨梧(セルティック)が共にヒザの負傷により事前に招集外となっていた。 今回のメンバーにはMF田中碧(デュッセルドルフ)、DF橋岡大樹(シント=トロイデン)、MF三好康児(アントワープ)が招集。また、前回は追加招集となったFWオナイウ阿道(トゥールーズ)が選出された。 今回発表された日本代表メンバーは以下の通り。 ◆日本代表メンバー25名 GK 川島永嗣(ストラスブール/フランス) 権田修一(清水エスパルス) 谷晃生(湘南ベルマーレ) DF 長友佑都(FC東京) 吉田麻也(サンプドリア/イタリア) 酒井宏樹(浦和レッズ) 室屋成(ハノーファー/ドイツ) 植田直通(ニーム/フランス) 板倉滉(シャルケ/ドイツ) 中山雄太(ズヴォレ/オランダ) 冨安健洋(アーセナル/イングランド) 橋岡大樹(シント=トロイデン/ベルギー) MF 原口元気(ウニオン・ベルリン/ドイツ) 柴崎岳(レガネス/スペイン) 遠藤航(シュツットガルト/ドイツ) 伊東純也(ヘンク/ベルギー) 浅野拓磨(ボーフム/ドイツ) 南野拓実(リバプール/イングランド) 守田英正(サンタ・クララ/ポルトガル) 鎌田大地(フランクフルト/ドイツ) 三好康児(アントワープ/ベルギー) 堂安律(PSV/オランダ) 田中碧(デュッセルドルフ/ドイツ) FW 大迫勇也(ヴィッセル神戸) オナイウ阿道(トゥールーズ/フランス) 2021.09.28 18:05 Tue
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【2022年カタールへ期待の選手vol.87】長友とのJリーグ初対決ゴールを弾みに、10月決戦では日本を勝利へ導く堅守を!/酒井宏樹(浦和レッズ/DF)

今年5月までフランスの名門・マルセイユでチームメイトだった日本代表の長友佑都と酒井宏樹。25日のFC東京vs浦和は2人のJ1初対決ということで大きな注目を集めた。 試合は開始37秒に、酒井宏樹の背後に飛び出した田川亨介が電光石火の先制弾を挙げるという驚くべき幕開けとなった。 「1失点目はあってはいけないこと。完全に自分の責任。チームのプランニングを崩してしまった」と酒井は反省の弁を口にしたが、こんなミスは滅多にないこと。本人が一番ショックだったに違いない。 それを取り戻すべく、気持ちを切り替えて攻守両面で奮闘。徐々に流れを引き戻す。そして前半終了間際、彼の積極果敢な攻め上がりが同点弾を引き寄せる。柴戸海から平野祐一を経て、ゴール前に渡ったラストパスを酒井宏樹は右足一閃。いったんはオフサイド判定を受けたものの、VARでゴールが認められ、本人も安堵感をにじませた。 「平野からいいボールが来て、GKしか見ていなかった。判定が判定だったんですぐ喜べなかったですけど、前半のうちに1-1にできてよかった。仲間に感謝したい」と背番号2は嬉しそうにコメントした。 後半は長友が右に移動してマッチアップの機会はなくなったが、元マルセイユ同士の激突に彼はほとんど負けなかった。そして最後には江坂任の決勝弾が飛び出し、浦和が2-1で完勝。中2日でゲームに挑んでいたFC東京都はコンディションの差があったが、重要な決戦を制したことで、酒井宏樹も自信を深めたに違いない。 終盤、タンカで退場したため、足の状態が不安視されるものの、本人は「問題ないとは思います」と冷静だ。そうでなければ、森保一監督も日本代表チームも困る。ご存じの通り、10月のサウジアラビア(7日=ジェッダ)・オーストラリア(12日=埼玉)2連戦は2022年カタールW杯アジア最終予選の天王山。絶対的右サイドバック(SB)の参戦は必要不可欠と言っていい。 この2連戦で1つでも勝ち点を落とすようだと、本大会切符獲得の2位以内確保に暗雲が立ち込める。グループ3位だと過酷なプレーオフに回ることになるが、日本は98年フランス大会のアジア第3代表決定戦以外、プレーオフ経験は皆無。そこまでもつれたら、カタール行きが絶望的になる可能性が高い。だからこそ、この山場は絶対に失敗できないのだ。 とりわけ、敵地でのサウジ戦は困難な材料が目白押しだ。決戦の地・ジェッダは高温多湿の難しい気候。白装束の男たちが異様なムードを醸し出す完全アウェイの状況下での戦いになる。同じ場所で挑んだ2017年9月の前回最終予選ラストマッチを振り返っても、日本がW杯切符を手にした直後だったにせよ、本田圭佑(スドゥーヴァ)や岡崎慎司(カルタヘナ)、長友らベテラン勢が揃って先発しながら、0-1で不覚を取っている。 この試合に出ていた酒井宏樹は貴重な生き証人の1人だ。移動や時差を考えると室屋成(ハノーファー)ら欧州組メインで戦う方がベターだろうが、やはり森保一監督は酒井に頼るはず。9月の中国戦(ドーハ)に参戦していない分、、10月シリーズへの期待も大きい。それを本人もしっかりと感じながら、代表に向かうつもりだ。 「緊張感だったり、責任感が2次予選とは比較にならないくらい上がるので、そこに対してのメンタルのコントロールだったり、チームとしての持って行き方は大事になると思います」 酒井自身も9月シリーズ直前にも話していたが、いかにしてチーム全体をベストな状態に引き上げ、日本らしい運びを見せられるかが、6ポイントを手にするカギと言っていい。国内組になって初めて日本~中東間を往復しながら最終予選に挑む酒井宏樹には感覚的な戸惑いや難しさもあるかもしれないが、2012年ロンドン五輪予選を戦っていた10年前を思い出しながら、対処していくしかない。 「僕はJリーグで成長できると思って日本に帰ってきた。本当にそうなるかは1年後になって、W杯が近づいてこないと分からない。見てくれている人たちの評価が本当の自分の評価なので『レベルアップしたな』と思ってもらえるように頑張るしかない」 浦和加入時にこう語気を強めていたが、「国内組になっても飛躍を遂げられる」という事実を彼は実証しなければいけない。そのためにも、カタールW杯の大舞台に立ち、2018年ロシアW杯のベルギー戦(ロストフ)で逆転負けを喫した悔しさを晴らすことが肝要だ。高いハードルを越えてこそ、「欧州に残っていた方がよかった」という批判やネガティブな声を完全に払拭できる。自身の選択が間違っていなかったことを証明できるのは、酒井本人しかいないのだ。 疲労困憊でコンディション不良が顕著だった9月のオマーン戦(吹田)は、らしからぬミスを連発し、精彩を欠いたが、もはや同じ轍を踏むことは許されない。10月シリーズでは、久保建英(マジョルカ)に「外国人助っ人」と評された世界トップレベルの強度と激しさ、1対1の強さ、迫力ある攻撃参加を示し、アジアのライバルを叩くしかない。 冒頭のFC東京戦のように、自らのゴールで勝利を引き寄せることができれば、最高のシナリオだろう。「あくまでDFは守備が第一」と考える謙虚な男はそこまで望んではいないだろうが、もっともっと欲を出していい。今こそ、酒井宏樹という日本歴代トップレベルの右SBの存在価値を再認識させるべき時だ。 <hr>【文・元川悦子】<br/><div id="cws_ad">長野県松本市生まれ。千葉大学卒業後、夕刊紙記者などを経て、94年からフリーのサッカーライターとなる。Jリーグ、日本代表、海外まで幅広くフォローし、日本代表は特に精力的な取材を行い、アウェイでもほぼ毎試合足を運んでいる。積極的な選手とのコミュニケーションを活かして、選手の生の声を伝える。</div> 2021.09.27 22:00 Mon
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日本サッカー歴代ベストマッチ5/六川亨の日本サッカー見聞録

今年の9月10日で創設100周年を迎えたJFA(日本サッカー協会)だが、サポーティングカンパニーの朝日新聞社は100周年を記念して、インターネット投票でファン・サポーターから「あなたが選ぶ、日本サッカー名勝負」を募った。前回は10位から6位までの5試合を紹介したので、今週はベスト5をお届けしよう。 まず5位は、もっと上位にランクされてもいいのではと思った試合であり、最も身近な一戦だ。2018年7月2日、現在は橋本拳人が所属するロストフで行われたロシアW杯決勝トーナメント1回戦、日本対ベルギー戦(2-3)、いわゆる「ロストフの悲劇」である。 この試合を現地で取材した際は、記者席の隣の隣にベルギー人記者3人が並んで座っていた。後半に入り原口元気と乾貴士のゴールが決まると彼らはすっかり意気消沈し、背中を丸めるようにして試合を見ていた。しかし2-2の同点に追いつくと途端に元気を取り戻し、背筋を伸ばして「どうだ」とばかりにこちらに視線を向けてくる。そしてアディショナルタイムに入り日本は左CKを獲得したが……。その続きは言うまでもないだろう。こちらは123ポイントを獲得しての5位だった。 4位は、5位とは10ポイント差で、オールドファンの投票が多かったのかもしれない。こちらは「マイアミの奇跡」と呼ばれた1996年のアトランタ五輪グループリーグ初戦のブラジル戦(1-0)である。各年代を通じて初めてブラジルを倒した歴史的な一戦でもある。GK川口能活が“神がかった"セーブを連発してブラジルの猛攻をシャットアウト。そしてGKジダとCBアウダイールの連係ミスから最後はMF伊東輝悦が決勝点を奪った。指揮官は、後に「ロストフの悲劇」を味わうことになる西野朗監督だった。 3位(151ポイント)は、今回のベスト10では最も古い試合となる1993年10月28日のアメリカW杯アジア最終予選、日本対イラク戦(2-2)である。初の外国人監督であるハンス・オフトに率いられた日本は、初戦でサウジアラビアと引き分け、続くイランには完敗と不安なスタートだったが、北朝鮮と韓国に完勝して初のW杯出場に“王手"をかけた。あとは最終戦のイラク戦に勝つだけ。試合は1-0、1-1、2-1と常に日本がリードしていたものの、試合終了間際、イラクの右CKからオムラムに同点ヘッドを許し、W杯出場は消滅した。世に言う「ドーハの悲劇」である。この敗戦で選手たちの受けたダメージは計り知れないと思ったものの、再開されたJリーグでは誰もが気迫のこもったプレーを見せたことに、“プロ"の魂を感じずにはいられなかった。 といったところで2位(175ポイント)である。こちらは正直意外だったが、改めて考えると納得できる選出でもある。今から10年前の2011年7月17日、ドイツW杯女子決勝の日本対アメリカ戦(2-2、3PK1)である。ショートパスによるポゼッションスタイルの日本女子サッカーが、澤穂希らピークを迎えた選手を擁して世界一になった試合でもある。1-2で迎えた試合終盤、日本は左CKからエースの澤が起死回生の同点ゴールを決めた。この大会の澤は、“キング"カズと同様に「何かやってくれるかもしれない」という期待感があり、見事それに応えた。未曾有の災害だった東日本大震災から4ヶ月後、明るい話題となった“なでしこジャパン"の快挙だった。 いよいよ残すは1位となった。ここまでくれば、1位の試合を想像できるかもしれない。176ポイントを獲得して1位となったのは、1997年11月16日、マレーシアのジョホールバルで開催されたフランスW杯アジア最終予選の第3代表決定戦、日本対イラン戦(3-2)である。先制したものの逆転され、同点に追いついて突入した延長戦。岡田武史監督から切り札として投入された俊足FW岡野雅行は決定機を何度も外した。そのたびに「岡野~!」とテレビの前で叫んだファンも多かったのではないだろうか。しかし、そんな岡野が中田英寿のシュートのリバウンドをスライディングしながら押し込んでVゴールを奪い、日本を初のW杯に導いた。「ジョホールバルの歓喜」とも言われた試合が1位になったのは当然かもしれない。 以上が、ファン・サポーターの選んだ「あなたが選ぶ、日本サッカー名勝負」のベスト10だ。ランキングには11位以下29位までにも興味深い試合が多々ある。ランキングされた試合で一番古いのは1985年のW杯予選で、逆に最も新しいのは2021年3月の国際親善試合だが、対戦相手はいずれも同じ国というのがヒントである。逆に彼らとの対戦がベスト10にランキングされなかったのも意外と言えば意外だった。 <hr>【文・六川亨】<br/><div id="cws_ad">1957年9月25日生まれ。当時、月刊だった「サッカーダイジェスト」の編集者としてこの世界に入り、隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長や、「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカなど精力的に取材活動を行っている。日本サッカー暗黒の時代からJリーグ誕生、日本代表のW杯初出場などを見続けた</div> 2021.09.25 12:00 Sat
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日本のU-23アジアカップ予選が福島で開催! カンボジア、香港と中1日での連戦という超過密日程

日本サッカー協会(JFA)は24日、AFC U-23アジアカップの予選に関して、日本で開催することを発表した。 U-23アジアカップは、2022年にウズベキスタンで開催。その予選が行われる。 日本はグループKに入り、7月の段階では北朝鮮代表とカンボジア代表との対戦が決定していたが、北朝鮮が予選の参加を辞退。そのため、8月に再抽選が行われ、香港代表とカンボジア代表と同居することが決まっていた。 グループKの予選3試合に関しては、福島県のJヴィレッジスタジアムで開催することが決定。新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大防止対策を行ったうえでの開催とな理、無観客で全試合行われる。 試合は10月23日(土)にカンボジアvs香港、同26日(火)には日本vsカンボジア、同28日には香港vs日本が行われ、日本は中1日での連戦という超ハードスケジュールとなる。 なお、カンボジアはリトアニアのスドゥーヴァへと先日加入したMF本田圭佑が実質的監督を務めているが、本田が来日することになるか注目だ。 なお、各グループの1位と2位の上位4カ国、そして開催国のウズベキスタンを加えた16カ国が本大会に参加する。 ◆AFC U-23アジアカップ予選組み合わせ 【西ゾーン】 グループA:シリア、カタール(H)、イエメン、スリランカ グループB:イラン、タジキスタン(H)、レバノン、ネパール グループC:イラク、バーレーン(H)、アフガニスタン、モルディブ グループD:サウジアラビア、バングラデシュ、クウェート(H)、ウズベキスタン グループE:UAE(H)、オマーン、インド、キルギス グループF:ヨルダン、パレスチナ、トルクメニスタン 【東ゾーン】 グループG:オーストラリア、中国、インドネシア(H)、ブルネイ グループH:韓国、シンガポール(H)、東ティモール、フィリピン グループI:ベトナム、ミャンマー、チャイニーズ・タイペイ(H) グループJ:タイ、マレーシア、ラオス、モンゴル(H) グループK:香港、日本、カンボジア 2021.09.24 16:35 Fri
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