ホーム最終戦をドローで終えたナポリはCL出場権獲得ならず…《セリエA》

2021.05.24 05:57 Mon
Getty Images
ナポリは23日、セリエA最終節でヴァローナと対戦し1-1の引き分けに終わった。

8試合負けなしと絶好調のナポリが、8試合勝利なしと不調の10位ヴェローナ(勝ち点44)をホームに迎えた一戦。チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得を目指すナポリは、前節のスタメンからポリターノをロサーノに変更した以外は同じスタメンを起用した。

立ち上がりから一進一退の展開が続く中、ナポリは33分に最初のチャンスを迎える。ボックス右でボールを受けたロサーノの折り返しをボックス右手前で受けたインシーニェがカットインからコントロールショットを放ったが、これはわずかに左に逸れた。
ナポリは42分にも、ボックス右から仕掛けたロサーノがゴールに迫ったが、シュートはゴール右上に外れ、前半はゴールレスで終了した。

迎えた後半も膠着状態が続いたが、ナポリがセットプレーから待望の瞬間を迎える。60分、ジエリンスキの右CKをラフマニが頭で合わせると、ゴール前のオシムヘンに当たったこぼれ球を再びラフマニが押し込んだ。
先制したナポリだったが69分、一瞬の隙からヴェローナに同点を許してしまう。自陣ペナルティーアークで獲得したFKからギュンターがロングフィードを供給すると、抜け出したファラオーニがボックス右からシュート。左ポストに当たったボールはゴールネットに吸い込まれた。

追いつかれたナポリは、72分にジリエンスキとヒサイを下げてメルテンスとマリオ・ルイを投入。すると75分、右CKの二次攻撃からボックス左でパスを受けたメルテンスがシュート。意表を突くニアへのシュートは左サイドネットに外れた。

その後も猛攻を仕掛けたナポリだが、最後まで追加点は生まれず。試合は1-1でタイムアップ。同日に行われた5位ユベントス(勝ち点75)が勝利したため、、5位へ後退したナポリは来季のCL出場権を逃した。

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