スパーズがホーム最終戦でビラに逆転負け…レギロン背信で自力でのEL出場消滅の可能性…《プレミアリーグ》
2021.05.20 04:03 Thu
プレミアリーグ第37節、トッテナムvsアストン・ビラが19日にトッテナム・ホットスパースタジアムで行われ、アウェイのアストン・ビラが1-2で逆転勝利した。
前節、ウォルバーハンプトンに2-0で快勝も、前日に行われた試合でのチェルシーの勝利によって逆転でのトップ4フィニッシュの可能性が潰えた6位のトッテナム(勝ち点59)。
ヨーロッパリーグ(EL)出場権確保に向けて連勝を狙う今季ホーム最終戦では11位のアストン・ビラ(勝ち点49)と対戦した。前節からは先発2人を変更。ロ・チェルソ、ベイルに代えてウィンクス、ベルフワインを起用した。
約5カ月ぶりにホームサポーターを迎え入れた本拠地で勢いを持って試合に入ったトッテナムは開始早々にゴールをこじ開ける。8分、レギロンのクリアボールに対してナカンバがボールコントロールを誤ると、死角から身体をぶつけてボールを奪ったベルフワインがそのままゴール前に持ち込んで強烈な右足のシュートを突き刺し、待望の今季リーグ戦初ゴールとした。
幸先よく先制に成功したトッテナムは畳みかける攻めで2点目を奪いたいところだが、ここから相手の反撃に晒される。幾度か良い形でフィニッシュまで持ち込まれると、20分には左サイドからナカンバが入れた何でもないクロスをDFレギロンが利き足とは逆の右足でクリア。これが、信じがたいキックミスとなってゴール右隅に決まった。
また、相手の強度の高いプレーに対して球際で劣勢を強いられると、自陣でのボールロストを繰り返して相手の鋭いショートカウンターに晒される。
最後のところで粘って何とか2失点目を回避していたが、39分には自陣深くでレギロンがトラオレに縦パスを引っかけられてこぼれたボールをボックス内のワトキンスに回収されて右足のシュートを流し込まれた。その後、前半ラストプレーのピンチは守護神ロリスの好守で凌ぐも、前半終了時のホイッスルが鳴った際にはホームサポーターから激しいブーイングが飛んだ。
このブーイングとハーフタイムの青年指揮官からの激しい檄が影響してか、後半は見違えるようにアグレッシブなプレーを見せるトッテナム。立ち上がりの48分には波状攻撃からボックス右でルーズボールに反応したベルフワイン、直後の51分にはカウンターからケインのスルーパスに抜け出したベルフワインに2度のビッグチャンスも、ここはGKマルティネスの好守に阻まれる。
以降も去就問題に揺れるケインが良い形でボレーシュートを放つなど、前半に比べて攻撃の改善が見られたホームチームだが、徐々に相手にうまく守られて攻撃が手詰まりとなる。
これを受けて、メイソン監督は70分過ぎにベルフワインとウィンクスを下げて切り札のベイルとエンドンベレを続けてピッチに送り出す。75分にはそのベイルのラストパスをボックス右で受けたケインがニアを狙って強烈なシュートを放つが、これもGKマルティネスに阻止される。
その後、負傷したタンガンガに代えてケガ明けで久々の出場となるドハーティを最後のカードとしてピッチに送り込んだトッテナムは、同点、逆転を目指して攻勢を仕掛けていく。
しかし、なかなか攻め切れず、前がかりなところを相手に引っくり返されると、94分には相手の17歳MFチュクエメカに左ポスト直撃の決定機を許すなど、最後のところでパワーを出せなかった。
そして、試合はこのままタイムアップを迎え、ホーム最終戦で痛恨の逆転負けを喫したトッテナムは、この後に試合を行う同勝ち点のウェストハムの結果次第で、自力でのEL出場権獲得の可能性を失うことになった。
前節、ウォルバーハンプトンに2-0で快勝も、前日に行われた試合でのチェルシーの勝利によって逆転でのトップ4フィニッシュの可能性が潰えた6位のトッテナム(勝ち点59)。
ヨーロッパリーグ(EL)出場権確保に向けて連勝を狙う今季ホーム最終戦では11位のアストン・ビラ(勝ち点49)と対戦した。前節からは先発2人を変更。ロ・チェルソ、ベイルに代えてウィンクス、ベルフワインを起用した。
幸先よく先制に成功したトッテナムは畳みかける攻めで2点目を奪いたいところだが、ここから相手の反撃に晒される。幾度か良い形でフィニッシュまで持ち込まれると、20分には左サイドからナカンバが入れた何でもないクロスをDFレギロンが利き足とは逆の右足でクリア。これが、信じがたいキックミスとなってゴール右隅に決まった。
このミス絡みの失点によって完全に流れを失ったトッテナムは攻守両面で相手に圧倒される。攻撃ではケインやソン・フンミンにボールが収まらず、時折カウンターチャンスを得ても連携が合わず、決定機はおろかフィニッシュまで持ち込むことができない。
また、相手の強度の高いプレーに対して球際で劣勢を強いられると、自陣でのボールロストを繰り返して相手の鋭いショートカウンターに晒される。
最後のところで粘って何とか2失点目を回避していたが、39分には自陣深くでレギロンがトラオレに縦パスを引っかけられてこぼれたボールをボックス内のワトキンスに回収されて右足のシュートを流し込まれた。その後、前半ラストプレーのピンチは守護神ロリスの好守で凌ぐも、前半終了時のホイッスルが鳴った際にはホームサポーターから激しいブーイングが飛んだ。
このブーイングとハーフタイムの青年指揮官からの激しい檄が影響してか、後半は見違えるようにアグレッシブなプレーを見せるトッテナム。立ち上がりの48分には波状攻撃からボックス右でルーズボールに反応したベルフワイン、直後の51分にはカウンターからケインのスルーパスに抜け出したベルフワインに2度のビッグチャンスも、ここはGKマルティネスの好守に阻まれる。
以降も去就問題に揺れるケインが良い形でボレーシュートを放つなど、前半に比べて攻撃の改善が見られたホームチームだが、徐々に相手にうまく守られて攻撃が手詰まりとなる。
これを受けて、メイソン監督は70分過ぎにベルフワインとウィンクスを下げて切り札のベイルとエンドンベレを続けてピッチに送り出す。75分にはそのベイルのラストパスをボックス右で受けたケインがニアを狙って強烈なシュートを放つが、これもGKマルティネスに阻止される。
その後、負傷したタンガンガに代えてケガ明けで久々の出場となるドハーティを最後のカードとしてピッチに送り込んだトッテナムは、同点、逆転を目指して攻勢を仕掛けていく。
しかし、なかなか攻め切れず、前がかりなところを相手に引っくり返されると、94分には相手の17歳MFチュクエメカに左ポスト直撃の決定機を許すなど、最後のところでパワーを出せなかった。
そして、試合はこのままタイムアップを迎え、ホーム最終戦で痛恨の逆転負けを喫したトッテナムは、この後に試合を行う同勝ち点のウェストハムの結果次第で、自力でのEL出場権獲得の可能性を失うことになった。
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