レアル・マドリーvsセビージャの上位対決は劇的ドロー決着! 前日の首位攻防戦に続く痛み分けでアトレティコが2pt差で首位を維持《ラ・リーガ》
2021.05.10 06:10 Mon
ラ・リーガ第35節、レアル・マドリーvsセビージャが9日にアルフレド・ディ・ステファノで行われ、2-2のドローに終わった。
5日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)準決勝でチェルシーに敗れ、3シーズンぶりのビッグイヤー奪還の夢が潰えた失意のマドリー。しかし、今回の一戦の前日に行われた首位アトレティコ・マドリーと、3位バルセロナの首位攻防戦が0-0のドローに終わったことで、アトレティコとの当該成績で優位に立つ昨季王者は、自力でのラ・リーガ連覇の可能性が復活した。ロンドンでの激戦から中3日での一戦に向けては、負傷再発で招集外のセルヒオ・ラモスとメンディに代えてオドリオソラとマルセロ、アザールに代えてバルベルデを起用し、[4-3-3]に布陣を戻した。
一方、現在4位のセビージャは前節、アスレティック・ビルバオ相手の敗戦によって連勝が「5」でストップ。1945-46シーズン以来、2度目のプリメーラ制覇から大きく後退した。それでも、マドリー同様に前述の首位攻防戦の結果、わずかながら逆転の目が出てきた。ロペテギ監督は古巣対戦に向け軽傷を抱える主砲エン=ネシリの代役にパプ・ゴメスを“ファルソ・ヌエベ”で起用した以外、ベストメンバーを揃えた。
試合は立ち上がりからフリーロールのパプ・ゴメスが局面で数的優位を作り出し、ボールの循環をスムーズにするアウェイのセビージャが押し込む入りを見せる。しかし、焦れずにカウンターからチャンスを窺うマドリーが、両チームを通じて最初の決定機を作り出す。
12分、相手陣内中央でボールを持ったヴィニシウスのスルーパスに抜け出した右サイドのオドリオソラのクロスをファーに流れたベンゼマが頭で合わせてゴールネットを揺らす。しかし、VARのレビューの結果、オドリオソラの飛び出しの場面でオフサイドを取られてしまい、ゴールは認められず。
ホームで先にリードを奪われたマドリーは、前半のうちに同点に追いつくべく全体を押し上げて攻勢を強めていく。コンパクトな陣形で中央を締める相手の守備に対してサイドバックとウイングのコンビプレーを交えながら揺さぶりをかける。その流れの中でカゼミロ、ヴィニシウス、ベンゼマとミドルシュートを続けて枠に飛ばすが、いずれもGKブヌに難なくセーブされる。
その後はマイボール時の押し込みに加え、背後へのリスク承知で高い位置での即時奪回を狙うマドリーが優勢に試合を運ぶが、41分のカゼミロの際どいミドルシュートが枠の左に外れるなど、最後のところでセビージャの守備を上回れず、アウェイチームの1点リードでハーフタイムに突入した。
互いに選手交代なしで臨んだ後半、開始直後には高い位置での攻撃参加を見せたアクーニャが武骨なルーレットから際どいミドルシュートを放つなどセビージャが良い入りを見せたかに思われたが、以降は前半終盤と同様にマドリーが相手陣内でハーフコートゲームを展開。52分にはモドリッチが強烈なミドルシュートでGKブヌを脅かした。
前半のようにボールを握れず、相手の守備の網にかかる場面が目立つセビージャは56分、パプ・ゴメスを下げて切り札のエン=ネシリを投入。前線の基準点を作ると共に、前がかりな相手に対してカウンターの脅威をちらつかせる。
一方、自分たちの時間帯に同点ゴールを奪い切りたいマドリーは65分に絶好機。左CKの流れからモドリッチの浮き球パスに反応したクロースがボックス左で絶妙な折り返しを入れると、これにヴィニシウスが飛び込んだがうまくミートできず、当たり損ねのシュートは左ポストを叩いた。
この決定機逸の直後の66分にマルセロとモドリッチを下げてミゲル・グティエレス、アセンシオを同時投入。すると、この選手交代が即同点ゴールをもたらす。67分、ハーフウェイライン付近でジョルダンのパスを引っかけたカウンターからベンゼマが見事なドリブルでの持ち上がりからボックス右に走り込むアセンシオに通す。アセンシオは一度スピードダウンさせられるも、マイナスに戻したボールをカゼミロ、クロースと繋いでボックス右のアセンシオにリターンパスが出ると、これを見事な左足のダイレクトシュートでゴール右隅に突き刺した。
ジダン采配的中で試合を振り出しに戻したマドリーがこのまま逆転まで持っていく勢いを見せたが、数分後に勝敗の行方を大きく左右する場面が訪れる。
74分、セビージャの左CKの場面でルーズボールの競り合いを制したヴィニシウスが完璧なスルーパスを背後に飛び出したベンゼマに通す。そして、相手陣内を独走したベンゼマがボックス内でGKブヌに倒されてPKを獲得し、絶好の逆転機が訪れる。だが、PKを与えたセビージャ陣営が主審へ猛アピールを行うと、雲行きが怪しくなる。
リプレー映像を確認すると、アクーニャのCKに対してDFミリトンが大きく広げた腕にボールが当たっていた。そして、オンフィールドレビューの結果、マドリーはPK奪取から一転して痛恨のPK献上となった。この重要なPKをキッカーのラキティッチが冷静にGKクルトワの逆に決めて劣勢のセビージャが勝ち越しに成功した。
ショックが残る形の失点によって苦しくなったマドリーは79分にヴィニシウスを下げてチェルシー戦後の振る舞いで物議を醸したアザールを投入。これに対して、逃げ切りを図るセビージャはグデリやルーク・デ・ヨングといったベテランをピッチに送り出した。
試合はこのままセビージャが逃げ切るかに思われたが、最後の最後にドラマが待っていた。6分が加えられた後半アディショナルタイムの94分にボックス手前でフリーとなったクロースがやや苦し紛れにミドルシュートを放つと、ゴール前にいたアザールとDFジエゴ・カルロスにディフレクトしたボールがGKブヌの逆を突く形でゴールネットに突き刺さった。
最終的にジエゴ・カルロスのオウンゴールという形で再び振り出しに戻った試合は、ラストプレーでマドリーに逆転のチャンスが訪れたが、カゼミロの地を這うミドルシュートはわずかに枠の右に外れて試合はこのまま2-2のスコアでタイムアップを迎えた。
この結果、白熱の上位対決は前日の首位攻防戦と同じドローという結果に終わり、首位アトレティコが2ポイント差を維持して残り3試合の戦いに臨むことになった。
5日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)準決勝でチェルシーに敗れ、3シーズンぶりのビッグイヤー奪還の夢が潰えた失意のマドリー。しかし、今回の一戦の前日に行われた首位アトレティコ・マドリーと、3位バルセロナの首位攻防戦が0-0のドローに終わったことで、アトレティコとの当該成績で優位に立つ昨季王者は、自力でのラ・リーガ連覇の可能性が復活した。ロンドンでの激戦から中3日での一戦に向けては、負傷再発で招集外のセルヒオ・ラモスとメンディに代えてオドリオソラとマルセロ、アザールに代えてバルベルデを起用し、[4-3-3]に布陣を戻した。
一方、現在4位のセビージャは前節、アスレティック・ビルバオ相手の敗戦によって連勝が「5」でストップ。1945-46シーズン以来、2度目のプリメーラ制覇から大きく後退した。それでも、マドリー同様に前述の首位攻防戦の結果、わずかながら逆転の目が出てきた。ロペテギ監督は古巣対戦に向け軽傷を抱える主砲エン=ネシリの代役にパプ・ゴメスを“ファルソ・ヌエベ”で起用した以外、ベストメンバーを揃えた。
12分、相手陣内中央でボールを持ったヴィニシウスのスルーパスに抜け出した右サイドのオドリオソラのクロスをファーに流れたベンゼマが頭で合わせてゴールネットを揺らす。しかし、VARのレビューの結果、オドリオソラの飛び出しの場面でオフサイドを取られてしまい、ゴールは認められず。
以降はマドリーが押し返し、しばらく拮抗した展開が続くが、セビージャがこの試合最初の決定機をモノにする。22分、相手陣内中央右で得たFKの場面でキッカーのスソが変化をつけて右サイドに張るヘスス・ナバスにショートパス。そして、ヘスス・ナバスが折り返したボールをラキティッチが冷静にボックス右で浮いたフェルナンドに繋ぐと、絶妙な切り返しでカゼミロを外したフェルナンドの左足シュートがゴール左下隅に決まった。
ホームで先にリードを奪われたマドリーは、前半のうちに同点に追いつくべく全体を押し上げて攻勢を強めていく。コンパクトな陣形で中央を締める相手の守備に対してサイドバックとウイングのコンビプレーを交えながら揺さぶりをかける。その流れの中でカゼミロ、ヴィニシウス、ベンゼマとミドルシュートを続けて枠に飛ばすが、いずれもGKブヌに難なくセーブされる。
その後はマイボール時の押し込みに加え、背後へのリスク承知で高い位置での即時奪回を狙うマドリーが優勢に試合を運ぶが、41分のカゼミロの際どいミドルシュートが枠の左に外れるなど、最後のところでセビージャの守備を上回れず、アウェイチームの1点リードでハーフタイムに突入した。
互いに選手交代なしで臨んだ後半、開始直後には高い位置での攻撃参加を見せたアクーニャが武骨なルーレットから際どいミドルシュートを放つなどセビージャが良い入りを見せたかに思われたが、以降は前半終盤と同様にマドリーが相手陣内でハーフコートゲームを展開。52分にはモドリッチが強烈なミドルシュートでGKブヌを脅かした。
前半のようにボールを握れず、相手の守備の網にかかる場面が目立つセビージャは56分、パプ・ゴメスを下げて切り札のエン=ネシリを投入。前線の基準点を作ると共に、前がかりな相手に対してカウンターの脅威をちらつかせる。
一方、自分たちの時間帯に同点ゴールを奪い切りたいマドリーは65分に絶好機。左CKの流れからモドリッチの浮き球パスに反応したクロースがボックス左で絶妙な折り返しを入れると、これにヴィニシウスが飛び込んだがうまくミートできず、当たり損ねのシュートは左ポストを叩いた。
この決定機逸の直後の66分にマルセロとモドリッチを下げてミゲル・グティエレス、アセンシオを同時投入。すると、この選手交代が即同点ゴールをもたらす。67分、ハーフウェイライン付近でジョルダンのパスを引っかけたカウンターからベンゼマが見事なドリブルでの持ち上がりからボックス右に走り込むアセンシオに通す。アセンシオは一度スピードダウンさせられるも、マイナスに戻したボールをカゼミロ、クロースと繋いでボックス右のアセンシオにリターンパスが出ると、これを見事な左足のダイレクトシュートでゴール右隅に突き刺した。
ジダン采配的中で試合を振り出しに戻したマドリーがこのまま逆転まで持っていく勢いを見せたが、数分後に勝敗の行方を大きく左右する場面が訪れる。
74分、セビージャの左CKの場面でルーズボールの競り合いを制したヴィニシウスが完璧なスルーパスを背後に飛び出したベンゼマに通す。そして、相手陣内を独走したベンゼマがボックス内でGKブヌに倒されてPKを獲得し、絶好の逆転機が訪れる。だが、PKを与えたセビージャ陣営が主審へ猛アピールを行うと、雲行きが怪しくなる。
リプレー映像を確認すると、アクーニャのCKに対してDFミリトンが大きく広げた腕にボールが当たっていた。そして、オンフィールドレビューの結果、マドリーはPK奪取から一転して痛恨のPK献上となった。この重要なPKをキッカーのラキティッチが冷静にGKクルトワの逆に決めて劣勢のセビージャが勝ち越しに成功した。
ショックが残る形の失点によって苦しくなったマドリーは79分にヴィニシウスを下げてチェルシー戦後の振る舞いで物議を醸したアザールを投入。これに対して、逃げ切りを図るセビージャはグデリやルーク・デ・ヨングといったベテランをピッチに送り出した。
試合はこのままセビージャが逃げ切るかに思われたが、最後の最後にドラマが待っていた。6分が加えられた後半アディショナルタイムの94分にボックス手前でフリーとなったクロースがやや苦し紛れにミドルシュートを放つと、ゴール前にいたアザールとDFジエゴ・カルロスにディフレクトしたボールがGKブヌの逆を突く形でゴールネットに突き刺さった。
最終的にジエゴ・カルロスのオウンゴールという形で再び振り出しに戻った試合は、ラストプレーでマドリーに逆転のチャンスが訪れたが、カゼミロの地を這うミドルシュートはわずかに枠の右に外れて試合はこのまま2-2のスコアでタイムアップを迎えた。
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