古巣凱旋試合で6失点大敗…スモーリング「前半の頑張りが台無し」

2021.04.30 10:30 Fri
Getty Images
ローマのイングランド代表DFクリス・スモーリングが肩を落とした。
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「前半にいくつかのチャンスを作り、リードした状況でハーフタイムに入っていったにもかかわらず、それを生かせなかった」

「後半は純粋にがっかりだ。失点はどれもずさんなもので、前半の頑張りが台無しになってしまった」
「今季の僕らはケガ人が多い。これだけの大量失点は言い訳にならないが、理想的な準備ができずにいる」

「そのなかで、前半に交代が相次いだにもかかわらず、ブレイクに入った段階でリードしてもいたんだ」



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