冨安負傷交代のボローニャにウノゼロ勝利のインテルが9連勝、11年ぶりスクデットが大きく近づく《セリエA》

2021.04.04 05:39 Sun
Getty Images
セリエA第29節、ボローニャvsインテルが3日に行われ、0-1でインテルが勝利した。ボローニャのDF冨安健洋は34分までプレーしている。

前節、最下位クロトーネに大苦戦を強いられるも2点のビハインドを跳ね除けて勝利を掴み、2連勝とした11位ボローニャ(勝ち点34)は、日本代表でセンターバックとして堅実なプレーを見せた冨安がボローニャでの定位置となっている右サイドバックで引き続き先発となった。

一方、首位インテル(勝ち点65)はコロナクラスターにより前節サッスオーロ戦が延期となったが、代表ウィークを挟んだことにより守護神のGKハンダノビッチが先発。ディフェンスリーダーのデ・フライはベンチスタートとなった。
序盤、ボールを握ったのはホームのボローニャ。しかし、自陣に引いて受けるインテルはボローニャに決定的なシュートを許さない。

すると31分、インテルが先制する。バストーニが左サイドを上がってクロスを送ると、ルカクがヘッド。ゴール至近距離からのシュートがゴールラインを割った。
失点したボローニャは34分、冨安が足を負傷してデ・シルベストリとの交代を強いられる。ハーフタイムにかけてはインテルが試合をコントロールし、1点をリードして前半を終えた。

迎えた後半、ボローニャが前がかる中、50分にラウタロのミドルシュートが右ポストに直撃したインテルが引き続き主導権を渡さない。

うまく時間を進めるインテルは71分にラウタロをお役御免とし、サンチェスを投入。カウンターで牽制しながらボローニャをいなしていく。

そして終盤にかけてもボローニャの反撃を許さなかったインテルがウノゼロで勝利。9連勝とし、11年ぶりの優勝へまた一歩前進している。

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