「志をもう一度確認したい」森保一監督、モンゴル戦のメンバーは「大きく韓国戦から変えようとは思っていない」
2021.03.29 12:40 Mon
日本代表の森保一監督が、30日に控えるカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選のモンゴル代表戦に向けた前日会見に臨んだ。
それでも「しかしながら、対戦相手でその試合で自分たちにモチベーションが得られるのではなく、我々が何に向かって戦いを続けているのか。どういう目的、どういう意義で戦っているのかをもう一度再確認してモンゴル戦に向かいたいと思います」と語り、自分たちの目標に改めてフォーカスすることを意識させると語った。
相手は初戦で6-0と快勝している格下のモンゴルとなるが、一方で久々の公式戦でもある。「韓国戦は親善試合でしたが、モンゴル戦はW杯出場に向けて、その先の目標に向けてまず2次予選を突破して、最終予選に確実に駒を進める目標の途中にいること、我々が目標とすることを達成するためには常に個人のレベルアップとチームのレベルアップが必要だということ」と語り、改めてチームが目指しているものを明言。「それは対戦相手にレベルアップしてもらうということではないので、自分たちがもっともっと強くなる、上手くなる、高い目標に向かって行っているんだという高い志を持ってプレーすることが大事だと思いますし、その志をもう一度確認したいと思います」とし、あくまでも自分たちの中で向き合うものがあると語った。
今回は中4日と準備する期間も十分にあり、移動もない中での試合となる。モンゴル戦のメンバーについては「今日の練習を見てみないとわかりませんが、大きく韓国戦から変えようとは思っていません」と語り、「元々初めて集まるチームでやってきていますし、韓国戦を踏まえて成果と課題を共有した上で、またどう突き詰めていけるか、レベルアップしていけるかをモンゴル戦に持っていきたいです」と語り、韓国戦をベースに戦うと語った。
また、「練習で選手がすごく頑張ってくれているので、変える等々はコーチ陣と話しています」と選手たちのトレーニングでのパフォーマンスも評価。「対戦相手、前回のモンゴル戦の結果を踏まえると、大幅に変えるということを経験しながら選手たちを使ってあげたいという感覚もありますが、公式戦なので、チャレンジは忘れたくないですが、チームの軸を持っていきながら公式戦に臨むことをしっかり考えていきたいと思います」とし、あくまでも公式戦という立ち位置を考えての選手起用となると語った。
システムについても「システムはまずは今のところは変えずに、練習で変わったらすいません。基本的には韓国戦でやった形でスタートしたいと思います」とし、[4-2-3-1]を考えているとコメント。それでも、「試合の中で変えた方が良い場合は3バックに変えることはやってきたので、モンゴル戦でも形を変えることはあると思います」とし、「実は悩んでいて…3バックもありかなという考えもありますし、選手をどう使ったら良いかも巡り巡っています」とし、[3-4-2-1]というシステムを採用する可能性も残していると語った。
韓国戦では初招集組から5名がデビューを果たしていたが、初招集組については「まずはこの代表ウィークで韓国戦、モンゴル戦に向けて8人の初代表の選手、僕が監督になってから10人が初招集と新しい選手たちに来てもらいました。一番思ったのはJリーグで結果を出している選手なので実力があって素晴らしい選手だなと思いました」と高く評価。「メンバー発表の会見でも話しましたが、個々の力をしっかり示すことができる、スペシャルなもの特徴を持っているということは今回の練習でも見させてもらうことができて、韓国戦は選手には満足させられるような使い方ではなかったかもしれないですが、プレッシャーのかかる特別な試合で使っても大丈夫だと感じさせてもらいました。交代枠が許されるのであれば全員初招集の選手を使いたかったです」と語った。
また、「簡単な試合で経験を積むというのは人だったり状況で変わりますが、プレッシャーのかかる試合を経験することが成長につながると思いますし、プロとして日本代表としてやるのは厳しいプレッシャーでやるのが当たり前です。厳しいプレッシャーを喜びに感じてやってもらいたいと思います」と難しい試合で起用した理由をコメントした。
トレーニングでも違いが見られているといい「すでに修羅場をくぐっている選手なので、メンタル的にも安定していて、練習の取り組みは最高に良いです。この短い期間ですけど、いつも練習を大切にしたいと言っていますが、みんな練習での目的を理解してくれて、その中でベストを尽くすことで幸せな思いをさせてもらっています」と賞賛の言葉を贈った。
モンゴル戦でのデビューのチャンスについては「想定としてはまずはわからないので、基本的にはそう多くを変えようとは思っていないですけど、今日の練習とスタッフミーティングでコーチたちの意見を聞きながら変えることが多くなるかもしれないです」と語り、「今のところは状況はわからないですが交代枠が5人あるので、選手たちにはチャンスあると思いますので、状況を見て経験値を上げてもらえるようにできたらと思います」とし、試合展開によって起用する可能性を示唆した。
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26日に韓国代表との国際親善試合で3-0と快勝した日本。ここまで4試合を戦い4連勝、13得点無失点の成績を残すW杯予選に臨むこととなる。ビッグゲームでの快勝の後は往々にして難しい試合になると言われることが多いが、森保監督は選手たちに対するアプローチとして「まずは韓国戦という特別な試合、ビッグゲームの後に試合をするという面においては、難しい試合になるという風に思っています」と、その傾向があることは理解していると語った。相手は初戦で6-0と快勝している格下のモンゴルとなるが、一方で久々の公式戦でもある。「韓国戦は親善試合でしたが、モンゴル戦はW杯出場に向けて、その先の目標に向けてまず2次予選を突破して、最終予選に確実に駒を進める目標の途中にいること、我々が目標とすることを達成するためには常に個人のレベルアップとチームのレベルアップが必要だということ」と語り、改めてチームが目指しているものを明言。「それは対戦相手にレベルアップしてもらうということではないので、自分たちがもっともっと強くなる、上手くなる、高い目標に向かって行っているんだという高い志を持ってプレーすることが大事だと思いますし、その志をもう一度確認したいと思います」とし、あくまでも自分たちの中で向き合うものがあると語った。
さらに「我々を支援、応援してくださっている、いつもサポートしてくださっている日本国民の方々に、勝利をもって喜んでいただく。戦う姿勢を見て頂いて、コロナや自然災害等々で大変な思いをしている人たち、日常生活で大変な思いをしている人たちに励ましのエールとなる試合をしようと、我々が社会貢献できるように活動している」とコメント。「目標の部分、我々が価値を高めるために自分たちが何をしなければいけないのか。応援してくださっている人のために何をするのか。目的を確認して試合に臨みたいと思います」と語り、高みを目指して戦っていくと意気込んだ。
今回は中4日と準備する期間も十分にあり、移動もない中での試合となる。モンゴル戦のメンバーについては「今日の練習を見てみないとわかりませんが、大きく韓国戦から変えようとは思っていません」と語り、「元々初めて集まるチームでやってきていますし、韓国戦を踏まえて成果と課題を共有した上で、またどう突き詰めていけるか、レベルアップしていけるかをモンゴル戦に持っていきたいです」と語り、韓国戦をベースに戦うと語った。
また、「練習で選手がすごく頑張ってくれているので、変える等々はコーチ陣と話しています」と選手たちのトレーニングでのパフォーマンスも評価。「対戦相手、前回のモンゴル戦の結果を踏まえると、大幅に変えるということを経験しながら選手たちを使ってあげたいという感覚もありますが、公式戦なので、チャレンジは忘れたくないですが、チームの軸を持っていきながら公式戦に臨むことをしっかり考えていきたいと思います」とし、あくまでも公式戦という立ち位置を考えての選手起用となると語った。
システムについても「システムはまずは今のところは変えずに、練習で変わったらすいません。基本的には韓国戦でやった形でスタートしたいと思います」とし、[4-2-3-1]を考えているとコメント。それでも、「試合の中で変えた方が良い場合は3バックに変えることはやってきたので、モンゴル戦でも形を変えることはあると思います」とし、「実は悩んでいて…3バックもありかなという考えもありますし、選手をどう使ったら良いかも巡り巡っています」とし、[3-4-2-1]というシステムを採用する可能性も残していると語った。
韓国戦では初招集組から5名がデビューを果たしていたが、初招集組については「まずはこの代表ウィークで韓国戦、モンゴル戦に向けて8人の初代表の選手、僕が監督になってから10人が初招集と新しい選手たちに来てもらいました。一番思ったのはJリーグで結果を出している選手なので実力があって素晴らしい選手だなと思いました」と高く評価。「メンバー発表の会見でも話しましたが、個々の力をしっかり示すことができる、スペシャルなもの特徴を持っているということは今回の練習でも見させてもらうことができて、韓国戦は選手には満足させられるような使い方ではなかったかもしれないですが、プレッシャーのかかる特別な試合で使っても大丈夫だと感じさせてもらいました。交代枠が許されるのであれば全員初招集の選手を使いたかったです」と語った。
また、「簡単な試合で経験を積むというのは人だったり状況で変わりますが、プレッシャーのかかる試合を経験することが成長につながると思いますし、プロとして日本代表としてやるのは厳しいプレッシャーでやるのが当たり前です。厳しいプレッシャーを喜びに感じてやってもらいたいと思います」と難しい試合で起用した理由をコメントした。
トレーニングでも違いが見られているといい「すでに修羅場をくぐっている選手なので、メンタル的にも安定していて、練習の取り組みは最高に良いです。この短い期間ですけど、いつも練習を大切にしたいと言っていますが、みんな練習での目的を理解してくれて、その中でベストを尽くすことで幸せな思いをさせてもらっています」と賞賛の言葉を贈った。
モンゴル戦でのデビューのチャンスについては「想定としてはまずはわからないので、基本的にはそう多くを変えようとは思っていないですけど、今日の練習とスタッフミーティングでコーチたちの意見を聞きながら変えることが多くなるかもしれないです」と語り、「今のところは状況はわからないですが交代枠が5人あるので、選手たちにはチャンスあると思いますので、状況を見て経験値を上げてもらえるようにできたらと思います」とし、試合展開によって起用する可能性を示唆した。
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レッドブル・ザルツブルクの投稿がファンの間で話題となっている。 5日、カタール・ワールドカップ(W杯)のラウンド16の2試合が行われた。 アジア勢の日本代表と韓国代表がそれぞれクロアチア代表、ブラジル代表と対戦した。 オーストラリア代表とともに、史上初となる3カ国がアジアからベスト16に残っていたが、日本はクロアチアにPK戦の末に敗戦。韓国は前半に4失点を喫し、ブラジルに完敗して敗退となった。 ラウンド16でアジア勢が全滅してしまったが、ザルツブルクの日本語公式ツイッターが1枚の写真をアップして話題だ。 その写真は3人の選手が抱き合っているもの。背中を見せているのは、18番のユニフォームを着た南野拓実と9番のユニフォームを着たファン・ヒチャンだ。 共に5日の試合に出場し、悔しい敗退を味わった中、「私達の誇り」として写真を投稿。2人と抱き合うのはハンガリー代表MFドミニク・ショボスライだ。 3人は2019-20シーズンはザルツブルクでチームメイトに。その後、南野はリバプール、フアン・ヒチャンはRBライプツィヒ、ショボスライも後にライプツィヒに移籍し、現在は誰も在籍はしていない。 この投稿には「泣ける」、「1番グッときた」、「ザルツブルクありがとう」とコメントが寄せられている。 アジア勢として、世界に一歩近づいた反面、まだまだ差があることも痛感させられた大会。4年後はどのような結果を残してくれるだろうか。 <span class="paragraph-title">【写真】ザルツブルクが日韓のクラブOBを称える「泣ける」1枚</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr"> <a href="https://t.co/hizxc98OC4">pic.twitter.com/hizxc98OC4</a></p>— FC Red Bull Salzburg JP (@FCRBS_jp) <a href="https://twitter.com/FCRBS_jp/status/1599893883218976768?ref_src=twsrc%5Etfw">December 5, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2022.12.06 22:15 Tue3
BE:FIRSTがアンバサダー就任の「FILA」、かつては中田英寿氏も同ブランドのスパイクを着用
7日にBE:FIRSTがブランドアンバサダーに就任したことを発表した『FILA(フィラ)』。ファッションブランドとしての認識が強い同ブランドだが、かつてはサッカースパイクも手掛けていた。 フィラは1911年、フィラ兄弟によってイタリアのビエラでニット素材工場として誕生した。1940年に社名を『FILA』に変更。1970年代からスポーツウェア業界でも地位を築き始め、次第に大きな注目を集めていった。 現在はテニスやゴルフを中心としたブランド展開に加え、バーチャルシンガー・初音ミクとのコラボレーションシューズなどカジュアルウェアに注力しているフィラだが、1998年にイタリアへと渡った元日本代表MF中田英寿氏が身に着けていたのがフィラのファッシノだ。 当時世界の最高峰と言われていたセリエA。中田氏はユベントスを相手にデビュー戦で2ゴールというセンセーショナルな活躍を披露した。足元には黒を基調に黄色のFマーク。シュータンには『FILA』の文字がはっきりと見て取れる。 現在のサッカー界からは姿を探すことが難しくなったフィラだが、今季はセリエCのヴィチェンツァのサプライヤーとなった。『Footy Headlines』によれば、イタリアのピッチに同ブランドが戻ってくるのは、フィオレンティーナとの1999-2000シーズンの終了以来、22年ぶりとのことだ。 かつてはウェストハムやフランクフルトのサプライヤーも務めていたフィラ。現在はヴィチェンツァのほか、イスラエルのマッカビ・テルアビブや韓国の済州ユナイテッドなどのクラブのサプライヤーを務めている。 <span class="paragraph-title">【写真】ペルージャ時代の中田英寿とその足元</span> <span data-other-div="movie"></span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/fila01.jpg" style="max-width:100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/fila02.jpg" style="max-width:100%;"></div> <span class="paragraph-title">【写真】FILAがサプライヤーを務めたフィオレンティーナやフランクフルトのユニフォーム</span> <span data-other-div="movie2"></span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/fila03.jpg" style="max-width:100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/fila04.jpg" style="max-width:100%;"></div> 2022.09.07 20:30 Wed4
主力としてオランダ1部優勝争い。満を持して代表右SB一番手を取りに行く菅原由勢【新しい景色へ導く期待の選手/vol.6】
第2次森保ジャパンの初陣となる24・28日のウルグアイ・コロンビア2連戦(東京・大阪)。3年後の2026年北中米W杯に向けた強化がいよいよスタートする。 そのメンバー26人が発表されたが、30代はシュミット・ダニエル(シント=トロイデン)、遠藤航(シュツットガルト)、伊東純也(スタッド・ランス)の3人だけ。大幅な若返りが図られた印象だ。 右サイドバック(SB)はその筆頭ではないか。2014年ブラジル・2018年ロシア・2022年カタールと3度のW杯に参戦した32歳の酒井宏樹(浦和レッズ)と29歳の山根視来(川崎フロンターレ)が揃って外れ、20代前半の3人が名を連ねることになったからだ。 最年長は23歳の橋岡大樹(シント=トロイデン)だが、彼も2019年E-1選手権(釜山)で2試合に出場しただけ。22歳の菅原由勢(AZ)にしても、欧州組だけで挑んだ2020年10月のカメルーン戦(ユトレヒト)で終盤にピッチに立ったのみである。半田陸(ガンバ大阪)に至ってはパリ五輪世代でA代表実績は皆無。3人のバトルは見ものだ。 こうした中、森保監督が最も注目していると見られるのが菅原だろう。実際、2月の欧州視察時には、アルクマールまで直々に出向いている。現地を訪れたのは、2月10日のエクセルシオール戦。翌11日にはフライブルク対シュツットガルト戦を見に行っているから、凄まじい強行日程だったのは間違いない。そこまでリスクを冒しても、菅原のパフォーマンスをその目で確認したかったということになる。やはり期待値は非常に高いのだ。 「由勢のチームの中での立ち位置が明らかに変わっているなと感じました。以前はレギュラーを取るために戦っていましたが、今はチームの中心選手として周囲から信頼されている。しかも、AZはオランダという素晴らしいリーグで優勝争いをしている。欧州5大リーグに近いレベルの国でトップを争うチームで戦っているのはすごく評価できるところ。簡単なことではない」と森保監督も語っており、成長した姿を代表で見せつけてほしいと願っているのだ。 もともと菅原は10代の頃から「内田篤人(JFAロールモデルコーチ)の後継者」と目され、2017年U-17W杯(インド)・2019年U-20W杯(ポーランド)を経験してきたエリートだ。メディアの質問にも自分の言葉で理路整然と答えられる賢さとコミュニケーション力を備えており、19歳で赴いたオランダでもすぐさま適応できる社交性も持ち合わせていた。東京五輪は2000年生まれで一番下の学年ということもあって惜しくも選外となったものの、本人は挫折を糧に成長を続け、着実にスケールアップしている。 この4シーズンでほぼコンスタントに国内リーグ戦に出続けているうえ、2019-20シーズンはヨーロッパリーグ、2021-22・2022-23シーズンにはヨーロッパ・カンファレンスリーグに参戦しているという欧州舞台の経験値も魅力。それは他の右SB陣が持ち合わせていないものだ。 こうした実績もあり、カタールW杯直前に中山雄太(ハダースフィールド・タウン)が負傷離脱した際にも「左右SBのできる菅原を追加招集すべき」という声が挙がったほどだ。結果的には町野修斗(湘南ベルマーレ)が選ばれ、本人は東京五輪に続く落選を味わったわけだが、負けず嫌いの男は「ここから巻き返してやる」と誓ったに違いない。 今回は同じ2000年生まれの谷晃生(ガンバ大阪)、瀬古歩夢(グラスホッパー)、中村敬斗(LASKリンツ)も名を連ねている。それも本人にとって心強い点だろう。彼らに久保建英(レアル・ソシエダ)を加えた2000・2001年生まれの5人はU-12世代からともに代表活動をしてきた仲間。森山佳郎監督の下でインドネシアやインド、ウズベキスタンなどアジアの環境の悪い国々に転戦し、タフさを養ってきた。そういった経験値がある分、メンタル的に強い人間が揃っている。 ドイツ5部からブンデスリーガ1部に這い上がった上月壮一郎(シャルケ)もその一員ではあるが、日本人の若者としては少し異質な人材が出てくるのも不思議ではないのだ。年齢や国籍に関係なくバチバチできるメンタリティをぜひとも新生・森保ジャパンに還元してほしいもの。すでにA代表歴のある菅原はその筆頭にならなければいけない。 さらに言うと、名古屋ユースの大先輩・吉田麻也(シャルケ)が外れた今、偉大な先陣から託されたものを受け継ぎ、ピッチで示すことも彼に託される重要タスク。菅原はそういうことを考えて行動に移せる人間である。だからこそ、こちらも大いに期待したくなる。 A代表から離れていた約2年半で、彼がどのような変貌を遂げたのかをしっかりとチェックすることが、初陣2連戦の大きなテーマ。「内田二世」と評されてきた男が見る者の度肝を抜くような仕事をやってのけることを今から楽しみに待ちたい。 2023.03.16 18:30 Thu5