10年ぶりに国内での韓国戦勝利へ、森保一監督「アグレッシブに戦えれば」

24日、日本代表の森保一監督が25日に行われる韓国代表との国際親善試合に向けて前日会見に臨んだ。2019年11月以来の日本国内で行われる日本代表戦。その相手は、アジアのライバルである韓国代表となった。日本は2019年12月に行われたEAFF E-1 サッカー選手権で韓国と対戦。そこから1年3カ月ぶりの対戦となった。
冒頭森保監督は医療従事者や試合を実現するために動いた関係者への感謝の言葉を述べると、韓国代表戦について「韓国との親善試合ということで、お互いを高め合えるライバルと、アジアを引っ張っていく仲間として、良い試合をできればと思っていますし、試合を観てくださる方々が、試合をやって良かったねと思って頂けるようなアグレッシブな試合ができればと思っています」とコメントした。

試合については「まず試合に臨むにあたっては、勝利を目指して戦うということで準備をしていきたいと思いますし、これが韓国だから勝利を目指すというわけではなく、日本代表として戦うことにおいて、まずは勝利という結果を目標にして、勝利をサポーターであったり、我々を応援してくださる方に届けて喜んでもらえるように、笑顔になってもらえるように戦いたいです」と勝利を目指して戦うとコメントした。前回の対戦ではタイトルが懸かっている中での敗戦となったが、敗因については「もちろん分析はしましたし、いくつかポイントはありますが、試合の入りで球際のところで韓国の選手に負けてしまって、押される部分が多くなって、韓国の戦い方に勢いが出て、受ける展開になってしまったので、結果難しくなったと思います」と試合の入りで失敗したとコメント。「試合の入りのところで我々が勝つために戦うというところ、アグレッシブに勇敢に戦うところ、球際で勝って行く姿勢、前に向かって行く姿勢が必要だと思います」とし、デュエルの部分でしっかりと勝つ必要があると語った。

その韓国代表のイメージについては「まずはダイナミックに、そして激しく、厳しく、アグレッシブに戦うということをベースに持ちながらも、攻撃ではGK-DFラインからビルドアップしてチャンスを作る、守備では前線からプレッシャーをかけるとき、一旦オーガナイズして相手に制限をかけながらボールを奪いにいくなど組織的に戦うという部分が今の韓国にあって、チームとして成熟してきているのかなと思っています」とし、チームとして一体感を持ってプレーしていると分析した。

その韓国に対する日本は「そういった意味では、我々は激しく、厳しく、球際のところからダイナミックに戦う部分、アグレッシブさを持って戦いたいですし、戦術的にも彼らがやってこようとするところをしっかり止めながら、我々もアグレッシブに戦えればと思っています」とコメントした。

今回、アジアでのライバルである韓国と対戦できたことについては「念願叶ったかどうかは分からないですが、基本的にマッチメイクをしてもらうにあたって、関係者の方々にお願いしているのは、より強いチームと対戦して欲しいと。その時に対戦できる選択肢の中で一番強いチームと対戦させてくださいとお願いしている中で、今回韓国という強い相手、素晴らしい相手と戦うことが可能となりました。この試合が我々のレベルアップにつながるということで、チャレンジしていきたいと思いますし、アグレッシブに戦っていきたいと思っています」とコメント。強いチームと対戦できる良い機会だと語った。

また試合で試したいことについては「試合でやりたいことは、まずは局面での攻防がかなり激しくなると思いますので、まず選手個々が一対一の局面で相手を上回れるようにチャレンジしてもらいたいですし、一対一からの攻撃のサポート、守備のカバーと組織的に戦えて、この責任を果たしながら組織的に戦っていければと思います」とコメント。「攻撃ではゴールを目指すということで、速攻ができれば速攻、簡単には攻めさせてくれないと思うので、ボールを動かしながら戦うことをチャレンジしてもらいたいです」とし、局面でしっかりと戦って上回りたいと語った。