ケイン2ゴールのスパーズがD・ザグレブに先勝! 公式戦5連勝でNLダービーに弾み《EL》
2021.03.12 07:01 Fri
ヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16・1stレグ、トッテナムvsディナモ・ザグレブが11日にトッテナム・ホットスパースタジアムで行われ、ホームのトッテナムが2-0で先勝した。
トッテナムは前ラウンドでオーストリアの強豪ヴォルフスベルガーと対戦。初戦を4-0、2ndレグを4-1と地力の差を見せつける余裕の突破となった。今週末のプレミアリーグでアーセナルとの重要なノースロンドン・ダービーを控える中、クロアチア王者との一戦では4-1で快勝した直近のクリスタル・パレス戦からGKロリス、ダビンソン・サンチェス、ケイン、ソン・フンミンを除く7人を変更。負傷明けのオーリエやムサ・シソコ、デレ・アリ、エンドンベレが起用された。
なお、当初このカードはディナモ・ザグレブのホームで1stレグを戦う予定だったが、セキュリティー上の問題によって同一都市(ロンドン)での同日開催を認めないというUEFAの規則に従い、国内カップ王者のアーセナルが2ndレグをホームで戦い、トッテナムが1stレグをホームで戦う形に変更された。
引いて構える戦い方が予想されたアウェイチームが前から圧力をかけるアグレッシブな入りを見せたことで、キックオフから数分はバタつく様子を見せたトッテナム。
しかし、時間の経過と共に落ち着きを取り戻したホームチームは、オーリエとソン・フンミンが幅を取るサイドアタックを起点にゴールを匂わせる攻撃を見せる。
エースのゴールで幸先よく先制に成功したホームチームは以降も集中したプレーをみせ、主導権を掌握。とりわけ、ラメラの攻守に渡る奮闘が光り、相手にカウンターチャンスを与えず。ケインやソン・フンミンが最後の精度を欠いたことで2点目こそ奪えなかったものの、危なげない試合運びでハーフタイムを迎えた。
後半も集中した入りを見せたトッテナムは50分、ボックス内で仕掛けたエンドンベレが相手DFに足を蹴られてピッチへ倒れ込むが、ここはノーファウルの判定でPK獲得ならず。
この決定機以降、やや攻撃が停滞してきたトッテナムは64分に3枚替えを敢行。デレ・アリ、ラメラ、ソン・フンミンを下げてベルフワイン、ルーカス・モウラ、ベイルをピッチに送り込み2列目を刷新。すると、64分にはベイルの絶妙なクロスからベルフワインにいきなり決定機も、ここは相手GKの好守に阻まれる。
それでも、70分には再びエースが決定的な仕事を果たす。エンドンベレからの絶妙なサイドチェンジに反応したオーリエのダイレクトクロスに対してゴール前のDFのクリアが短くなると、これを回収したケインが冷静に切り返してシュートコースを作り出し、相手DFの股間を抜く技ありのシュートを決め切った。
これで勝利に大きく近づいたホームチームはエンドンベレ、ケインを続けて下げてホイビュルク、カルロス・ヴィニシウスの投入で試合をクローズにかかる。
その後、絶好調のベイルが得意のFK、ベルフワインのクロスに飛び込む形から2度の決定機に絡むなど、危なげなく試合を締めくくったトッテナムがホームで2-0の先勝。クロアチア王者に地力の差を見せつけ、ベスト8進出に大きく近づいた。
そして、公式戦5連勝という最高な形で14日のノースロンドン・ダービーに臨むことになった。
トッテナムは前ラウンドでオーストリアの強豪ヴォルフスベルガーと対戦。初戦を4-0、2ndレグを4-1と地力の差を見せつける余裕の突破となった。今週末のプレミアリーグでアーセナルとの重要なノースロンドン・ダービーを控える中、クロアチア王者との一戦では4-1で快勝した直近のクリスタル・パレス戦からGKロリス、ダビンソン・サンチェス、ケイン、ソン・フンミンを除く7人を変更。負傷明けのオーリエやムサ・シソコ、デレ・アリ、エンドンベレが起用された。
なお、当初このカードはディナモ・ザグレブのホームで1stレグを戦う予定だったが、セキュリティー上の問題によって同一都市(ロンドン)での同日開催を認めないというUEFAの規則に従い、国内カップ王者のアーセナルが2ndレグをホームで戦い、トッテナムが1stレグをホームで戦う形に変更された。
しかし、時間の経過と共に落ち着きを取り戻したホームチームは、オーリエとソン・フンミンが幅を取るサイドアタックを起点にゴールを匂わせる攻撃を見せる。
すると、24分にはケインの縦パスを起点に相手を押し込んでボックス手前でベン・デイビスから短いパスを受けたラメラが巧みなボディコントロールで相手を振り切ってボックス付近まで持ち込んで左足アウトを使った得意のシュートを放つ。これは惜しくも右ポストを叩いたが、こぼれ球をケインが難なく押し込んだ。
エースのゴールで幸先よく先制に成功したホームチームは以降も集中したプレーをみせ、主導権を掌握。とりわけ、ラメラの攻守に渡る奮闘が光り、相手にカウンターチャンスを与えず。ケインやソン・フンミンが最後の精度を欠いたことで2点目こそ奪えなかったものの、危なげない試合運びでハーフタイムを迎えた。
後半も集中した入りを見せたトッテナムは50分、ボックス内で仕掛けたエンドンベレが相手DFに足を蹴られてピッチへ倒れ込むが、ここはノーファウルの判定でPK獲得ならず。
この決定機以降、やや攻撃が停滞してきたトッテナムは64分に3枚替えを敢行。デレ・アリ、ラメラ、ソン・フンミンを下げてベルフワイン、ルーカス・モウラ、ベイルをピッチに送り込み2列目を刷新。すると、64分にはベイルの絶妙なクロスからベルフワインにいきなり決定機も、ここは相手GKの好守に阻まれる。
それでも、70分には再びエースが決定的な仕事を果たす。エンドンベレからの絶妙なサイドチェンジに反応したオーリエのダイレクトクロスに対してゴール前のDFのクリアが短くなると、これを回収したケインが冷静に切り返してシュートコースを作り出し、相手DFの股間を抜く技ありのシュートを決め切った。
これで勝利に大きく近づいたホームチームはエンドンベレ、ケインを続けて下げてホイビュルク、カルロス・ヴィニシウスの投入で試合をクローズにかかる。
その後、絶好調のベイルが得意のFK、ベルフワインのクロスに飛び込む形から2度の決定機に絡むなど、危なげなく試合を締めくくったトッテナムがホームで2-0の先勝。クロアチア王者に地力の差を見せつけ、ベスト8進出に大きく近づいた。
そして、公式戦5連勝という最高な形で14日のノースロンドン・ダービーに臨むことになった。
トッテナムの関連記事
UEFAヨーロッパリーグの関連記事
|
トッテナムの人気記事ランキング
1
まさにアンフィールド劇場! リバプールがジョタ劇的弾で3点差追いつかれての痛恨ドローゲームを劇的4連勝に変える! スパーズは新体制初黒星《プレミアリーグ》
プレミアリーグ第34節、リバプールvsトッテナムが4月30日にアンフィールドで行われ、ホームのリバプールが4-3で勝利した。 逆転でのトップ4フィニッシュへわずかながら可能性を残す7位のリバプール(勝ち点53)。前節はアウェイで復調のウェストハムと対戦し、苦戦しながらも2-1の逆転勝利。ノッティンガム・フォレスト戦に続き接戦をモノにして3連勝を達成した。今季最後の対ビッグ6戦で2度目の4連勝を狙うクロップのチームは、そのハマーズ戦から先発3人を変更。マティプとヘンダーソン、ジョタに代わってコナテとエリオット、長期離脱明け後初スタメンとなるルイス・ディアスが起用された。 一方、5位のトッテナム(勝ち点54)はライアン・メイソン新体制の初陣となった前節にマンチェスター・ユナイテッドと対戦。前半に2点のビハインドを背負ったが、盛り返した後半に2点差を追いついてドローに持ち込んだ。鬼門アンフィールドでの中2日でのアウェイゲームで新体制初勝利を目指した新生スパーズは先発2人を変更。ラングレとリシャルリソンに代えてベン・デイビスとクルゼフスキを起用した。 注目の名門対決はホームのリバプールが電光石火の先制点を奪う。開始3分、バイタルエリアでのガクポのボールキープから右サイドのサラーに展開。ボックス右角でDF3人を引き付けたサラーからマイナスのパスを受けたアレクサンダー=アーノルドが高精度のクロスをファーのスペースへ落とすと、これにフリーで反応したカーティス・ジョーンズが左足ダイレクトで合わせた。 ホームで最高の入りとなったホームチームは、さらに畳みかける。5分、再びバイタルエリアでのアレクサンダー=アーノルドの粘りから右に張ったサラーの足元にボールが入る。ここでサラーがポケットへのランニングを見せたガクポにスルーパスを送ると、ガクポがゴールラインぎりぎりで折り返す。これにニアで反応したディアスがスタメン復帰を自ら祝う8カ月ぶりのゴールとした。 これで完全にノッたクロップのチームは、明らかに動揺するアウェイチームを一方的に攻め立てて早い時間帯に試合を決めようと攻勢を継続。すると、14分にはボックス内でややボールコントロールが大きくなったガクポがDFロメロにアフターで倒される形となってPKを獲得。これがリバプールでの通算300試合目となったエースのサラーが中央の上部へ強烈なシュートを突き刺し、自身のメモリアルゲームをゴールで祝った。 一方、21分までの5失点を喫した前々節のニューカッスル戦の再現かのような低調な入りとなり、早くもアウェイまで駆けつけた一部サポーターがスタジアムをあとにする様子も映されたトッテナム。前半のうちに1点を返せば、ユナイテッド戦のような展開に持ち込むことも可能だが、相手の攻勢を何とか凌ぐので精一杯という状況が続く。 その後、3点リードによってリバプールがペースを落としたことで、防戦一方の状況を脱したトッテナムは、覚悟を決めた前線からの守備に加え、相手のプレスを何とかいなすパスワークでボールを前進させる場面を増やしていく。そして、前半終盤にかけて決死の猛攻を仕掛けていく。 39分、ロバートソンからボールを奪ってのショートカウンターからケインの絶妙なラストパスを受けたソン・フンミンのボックス内でのシュートはDFファン・ダイクの見事なゴールカバーに阻まれる。だが、この直後には自陣低い位置でのビルドアップから左サイドでの鮮やかなパス交換を見せる。そして、スキップの圧巻のダイレクトスルーパスに抜け出した左サイドのペリシッチがファン・ダイクを振り切ってロバートソンの頭上を越える浮き球クロスを供給すると、フリーのケインが右足ボレーで叩き込んだ。 前半の内に反撃の狼煙を上げるゴールを挙げて勢いを取り戻したメイソンのチームは、直後の41分にもビッグチャンス。再びロバートソンのところで引っかけたカウンターからボックス内に持ち込んだクルゼフスキが左足のシュートを狙ったが、これはGKアリソンの左足を使ったビッグセーブに阻まれた。畳みかける連続ゴールはならずも、ピッチサイドのクロップ監督に苦い表情を浮かべさせるなど勝ち点の望みを繋げて前半を終えることになった。 迎えた後半、互いに戦術面の修正と共にメンタル面を引き締めて臨んだ中、立ち上がりは拮抗した展開に。それでも、前半終盤からのよい流れを継続するトッテナムが続けて決定機を創出していく。 54分にはクルゼフスキとケインの見事なラストパスからソン・フンミン、ケインが続けてボックス付近で際どいシュートを放つが、いずれも左右のポストに嫌われる。さらに、57分にはペドロ・ポロがクロスを匂わせつつ、ボックス右角から強烈なミドルシュートを枠に飛ばすが、これはGKアリソンの好守に阻まれた。 以降は次の1点をどちらが奪うかで大きく試合の流れが変わりそうな緊迫感のある攻防が続いていく。その中でこの試合に関してはオープンな攻防でやや劣勢のリバプールはテンポをコントロールしつつ、63分にはディアスとエリオットを下げてジョタとヘンダーソンの主力コンビをピッチへ送り込んだ。 一方、前半途中から[3-5-2]の形で戦っていたトッテナムは66分にクルゼフスキを下げて右のインサイドハーフにパプ・サールを投入。このタイミングではリシャルリソンやダンジュマを投入してギャンブルに出ることを見送った。 一連の交代ではリバプールがうまく膠着状態に持ち込んだかに思われたが、トッテナムが再び鮮やかなコンビプレーでゴールをこじ開ける。77分、ハーフウェイライン付近でボールを受けたロメロがウェーブの動きでディフェンスラインの背後を狙ったソン・フンミンへ完璧なスルーパスを供給。そのままボックス内に持ち込んだ韓国代表FWが2試合連続となるゴールを記録した。 これで一気に勝敗がわからなくなると、押せ押せのトッテナムはこのタイミングで勝負に出る。直前にジョタとの接触で流血したスキップを下げて84分に元エバートンのエースFWリシャルリソンを投入。さらに、90分には両ウイングバックを下げてルーカス・モウラ、ダンジュマとピッチ内に5人のストライカーを同居させることに。 すると、指揮官の勝負手が土壇場での同点ゴールをもたらす。6分が加えられたアディショナルタイムの93分、相手陣内左サイドで得たFKの場面でキッカーのソン・フンミンが右足インスウィングの正確なボールをゴール前のスペースに落とすと、これに飛び込んだリシャルリソンがヌニェスと交錯しながらも頭でわずかにコースを変えてピッチに叩きつけると、GKアリソンの頭上を越えたボールがゴールネットを揺らした。 元トフィーズのエースの今季リーグ戦初ゴールによってさすがに一瞬静まり返ったアンフィールドだったが、そのわずか1分後にはこの試合最大の歓声がスタジアムを包んだ。94分、GKアリソンのロングフィードをルーカス・モウラが不用意にフリックの形で後ろにボールを下げると、これを狙っていたジョタがかっさらってそのままボックス左に持ち込むと、左足の正確なシュートをゴール右隅に流し込んだ。 そして、3点差を追いつかれての痛恨のドローゲームとなりかけた一戦を劇的な4-3の勝利に変えたリバプールが、シックスポインターを制して4連勝。上位陣の勝利で勝ち点差こそ縮まらなかったが、5位浮上に成功した。一方、2試合連続で複数失点から追いつく気概を見せたトッテナムだったが、脆弱な守備と勝負弱さによって新体制初黒星と共に4戦未勝利となった。 2023.05.01 02:42 Mon2
「トッテナム」は禁止、「スパーズ」で…クラブが改めて通達、放送局からも「トッテナム」表記が消える
現在はアンジェ・ポステコグルー監督が指揮し、韓国代表FWソン・フンミンらが所属。かつては戸田和幸氏も在籍したことがあるトッテナム・ホットスパーだが、クラブは「トッテナム」と呼ばれることを望んでいない。 チーム名は「トッテナム・ホットスパー」。愛称は「スパーズ」として知られているが、「トッテナム」と称されることも多い。 「トッテナム」と言えば、「トッテナム・ホットスパー」と誰もが考える状況。イギリス『スカイ・スポーツ』もプレミアリーグの順位表などを伝える時には「Tottenham(トッテナム)」とこれまで表記してきた。しかし、ここにきて「Spurs(スパーズ)」の表記に変更されていた。 『The Athletic』によると、2月10日、クラブからプレミアリーグの放送局に通達があったとのこと。「トッテナム・ホットスパーの名称変更」というメールが届いたという。 「トッテナム・ホットスパーはクラブ名に関して説明を行った。クラブは主にトッテナム・ホットスパーとして知られるよう要請し、短縮形としてスパーズが好まれている。クラブはトッテナムと呼ばれないよう要請する」 この通達は世界中のプレミアリーグの放送局に対して送られたとのこと。プレミアリーグの公式サイトでも、「Tottenham(トッテナム)」の表記はなく、「Tottenham Hotspur(トッテナム・ホットスパー)」か「Spurs(スパーズ)」のみになったという。 そもそも、クラブは2011年以来、「トッテナム」と呼ばれることは好ましくないというスタンス。「トッテナム」とは地域の名前であり、クラブ名ではないということが理由だ。 2024年11月にリマスターされたブランドアイデンティティを発表。「ユナイテッド、シティ、ローバーズが溢れるこの世界で、ホットスパーはただ1つ、トッテナム・ホットスパーだけです。チームやブランドについて言及する際は、『トッテナム・ホットスパー』、『トッテナム・ホットスパー・フットボール・クラブ』、または『THFC』を使用してください。決して我々のクラブを『トッテナム』、『トッテナム・ホットスパーFC』、または『TH』と呼ばないでください」とのことだ。 「スパーズ」でも確かに多くの人にとっては印象付けられる一方で、世界的に見ればNBAの「サンアントニオ・スパーズ」もあり、混同される可能性もゼロではない。むしろ「トッテナム」の方が唯一無二。いずれにしても、クラブの方針としては「トッテナム」とは呼ばれなくないようなので、ファン・サポーターの方は改めて認識すると良いかもしれない。 2025.02.22 23:55 Sat3
10年前、当時21歳のベイルがCLで覚醒…!インテル相手に記録した衝撃のハットトリック【CL名場面プレイバック】
20日、遂に新シーズンの幕が上がったチャンピオンズリーグ(CL)。今まで数多くの名場面が生まれてきたが、その中でも選りすぐりの名場面を振り返る。今回は、トッテナム時代のウェールズ代表FWガレス・ベイルが今から10年前に見せた驚愕のハットトリックだ。 育成の名門サウサンプトンで育ったベイルは2007年夏にトッテナムに加入。当初は左サイドバックとしてプレーしていたが、2010-11シーズンに一列前で起用されるようになると、その攻撃力が爆発した。 <div id="cws_ad">◆10年前、伝説となったベイルのサン・シーロでの夜<br/><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJiUGM1dHM4WSIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div></div> ベイルがその才能を覚醒させるきっかけの1つとなった試合が、2010年10月20日にサン・シーロで行われたCLグループリーグのインテル戦だった。 試合は開始2分でインテルが先制すると、その後8分にはトッテナムのGKエウレリョ・ゴメスが一発退場。10人になったトッテナムは前半だけで4失点と数的不利を背負うという絶望的な状況に置かれた。 しかし後半、ベイルが覚醒する。52分に自陣でボールを持ったベイルがドリブルを開始。相手を寄せ付けない高速ドリブルでぐんぐん加速し、あっという間にボックス左に侵入すると、そのまま左足を振りぬいてシュートを放つ。ゴール右下の完璧なコースに鋭いシュートを突き刺して1点を返した。 その後は膠着状態が続いたものの90分、左サイドのスペースで味方からのボールを得たベイルが、またも高速ドリブルでボックス左に侵入。1点目とほぼ同じ位置からシュートを放つと、再びゴール右下のコースにシュートを突き刺して2点目を奪った。 直後の92分、中央突破に成功したMFアーロン・レノンがペナルティアーク内までボールを運ぶと、ボックス内のベイルにパスを送る。このパスを受けたベイルが再びゴール右下にシュートを突き刺し、1点差に迫る3点目を記録した。 トッテナムの反撃もここまでとなり、試合は4-3でインテルが制したが、当時世界最高のサイドバックの一人であった元ブラジル代表DFマイコンの守るインテルの右サイドを完全に圧倒してのハットトリックは世界に衝撃を与えた。 その後、天職とも言えるポジションを手にしたベイルは、トッテナムの攻撃を牽引し、ワールドクラスのアタッカーへと成長を遂げる。2013年夏にレアル・マドリーへ巨額の移籍金で加入し、数々のタイトルを勝ち取ったベイルは、今シーズンからブレイクを果たしたトッテナムに復帰した。ベイル擁するトッテナムは今季、CL出場を逃しているものの、チームを再びCLの舞台に導く活躍に期待だ。 2020.10.21 20:15 Wed4
バイエルンとトッテナムが2年連続プレマッチで対戦! 今年はアリアンツ・アレーナで
バイエルンとトッテナムは16日、プレシーズンマッチでバイエルンと対戦することを発表した。 バイエルンは昨シーズン逃したブンデスリーガの優勝を今シーズンは達成。対するトッテナムは、今シーズンのプレミアリーグで大苦戦。残り2節で17位と低迷している一方で、ヨーロッパリーグ(EL)では決勝に進出し、マンチェスター・ユナイテッドと王者を争うこととなる。 両チームは、8月7日にアリアンツ・アレーナで対戦することが決定した。 2024-25シーズンに向けてもプレシーズンで対戦している両者は、韓国で1度目の対戦。2度目はトッテナム・ホットスパースタジアムで3-2とバイエルンが勝利を収めていた。 2025.05.16 19:30 Fri5