前田大然2得点の横浜FM、2点差追いつきPK2つの広島と3-3ドロー【明治安田J1第2節】
2021.03.07 15:03 Sun
明治安田生命J1リーグ第2節、横浜F・マリノスvsサンフレッチェ広島が7日に日産スタジアムで行われ、3-3の引き分けに終わった。
開幕節で王者・川崎フロンターレに2-0で敗れた横浜FM。その後、今月3日に行われたYBCルヴァンカップでは、開幕節で広島と引き分けたベガルタ仙台を下して今季初白星を挙げた。
一方、広島は仙台とのその開幕節では90分に追いつかれ痛恨のドロー。ルヴァンカップでは清水エスパルスと対戦し、0-0で引き分けている。
スタメンに関しては、横浜FMは仙台戦から5人変更。広島は清水戦からエゼキエウと藤井を除く9人変更で、開幕節でゴールの鮮烈デビューを飾ったジュニオール・サントスは古巣戦となる。
試合開始20秒、横浜FMはファーストプレーで前田が広島の最終ラインを突破しボックス左へ侵入。シュートはGKに止められたが、早々に形を作って良い入りを見せる。守備でも前田が献身的な働きをする横浜FMに対し、広島は虎視眈々と攻撃の機会を窺う。
さらに広島は27分にジュニオール・サントスが倒されてFKを獲得。敵陣中央右寄りの位置から青山がクロスを上げると、ファーサイドで受けた佐々木が中へ折り返す。これは相手にクリアされたが、こぼれ球をドウグラス・ヴィエイラがダイレクトボレーを枠に飛ばすと、GKオビ・パウエル・オビンナに弾かれたところを東が押し込んで追加点を挙げた。
開幕戦から続く2失点を喫した横浜FMだが、34分に今シーズンのJ1初ゴールを記録する。右サイドから岩田が浮き球のロングパスを前線に送ると、広島のクリアミスを逃さなかった前田が野上と入れ替わりゴール前に侵入。最後はGKとの一対一を冷静に制し、1点差に詰め寄った。
37分には左サイドのティーラトンのFKを扇原が頭で合わせたが、広島GK大迫がビッグセーブ。その後も白熱した攻防が続く中、前半アディショナルタイムに決定的なシーンが訪れる。
広島のFKのシーンで、横浜FMの松原が不用意に上げていた腕にボールが当たる。一旦試合はそのまま流れたが、その後、プレーがストップした時点で主審がVARを確認。その結果、広島に2度目のPKが与えられ、今度はドウグラス・ヴィエイラが決めて、リードを再び2点に広げて試合を折り返した。
横浜FMは後半立ち上がりに岩田を下げて渡辺を投入。右サイドからの攻勢を強めると54分、その渡辺が同サイドから入れたクロスがボックス中央のオナイウ阿道に渡ると、荒木を背にしながらも反転から左足を振り抜く。GK大迫に左手で触られるも、シュートの勢いが勝り、ゴールに吸い込まれた。
またも点差を縮められてしまった広島は、直後にエゼキエウと藤井を下げて森島と浅野を投入。63分にその浅野が右からのカットインでコントロールシュートを放ったが、GKオビ・パウエル・オビンナの好セーブに阻まれた。
このシーン以外、後半は攻めあぐねる広島に横浜FMが三度牙を剥く。67分、質の良いフリーランからボックス左でボールを受けた渡辺が右足でクロスを上げると、前田がダイビングヘッドで合わせて、ついに同点に追いついた。
これと同時に、ドウグラス・ヴィエイラを下げて鮎川を入れた広島は70分、その鮎川も絡んだカウンターからチャンス到来。鮎川が左サイドを持ち上がり、最後はボックス手前の川辺のワンタッチパスを受けたジュニオール・サントスがフィニッシュまで持ち込んだが、GKの好セーブに遭った。
その後は交代策を講じる中、横浜FMは2ゴールの前田を下げてエウベルを投入。今季からブラジルのバイーアから完全移籍加入したエウベルはこれがデビュー戦。いきなり左サイドの深い位置に飛び出し、チャンスメイクで観客を沸かせると、86分にはオナイウ阿道のクロスに頭で合わせてゴールに迫る。
後半は終始横浜FMの攻勢が続いたが、逆転までには至らず3-3で試合終了。超チームとも今季初白星はお預けとなった。
横浜F・マリノス 3-3 サンフレッチェ広島
【横浜FM】
前田大然(前34)
オナイウ阿道(後9)
前田大然(後22)
【広島】
ジュニオール・サントス(前13)
東俊希(前27)
ドウグラス・ヴィエイラ(前54)
開幕節で王者・川崎フロンターレに2-0で敗れた横浜FM。その後、今月3日に行われたYBCルヴァンカップでは、開幕節で広島と引き分けたベガルタ仙台を下して今季初白星を挙げた。
スタメンに関しては、横浜FMは仙台戦から5人変更。広島は清水戦からエゼキエウと藤井を除く9人変更で、開幕節でゴールの鮮烈デビューを飾ったジュニオール・サントスは古巣戦となる。
試合開始20秒、横浜FMはファーストプレーで前田が広島の最終ラインを突破しボックス左へ侵入。シュートはGKに止められたが、早々に形を作って良い入りを見せる。守備でも前田が献身的な働きをする横浜FMに対し、広島は虎視眈々と攻撃の機会を窺う。
13分、最終ラインの佐々木が前線へロングボールを供給。これは相手に処理されるものの、エゼキエウが深い位置までボールを奪いに行く。すると、エンドライン付近でボールを持ったチアゴ・マルチンスからボールを奪取。そのままボックスに侵入したところで倒されてPKを獲得した。これを決めたのは古巣戦のジュニオール・サントス。広島が先制した。
さらに広島は27分にジュニオール・サントスが倒されてFKを獲得。敵陣中央右寄りの位置から青山がクロスを上げると、ファーサイドで受けた佐々木が中へ折り返す。これは相手にクリアされたが、こぼれ球をドウグラス・ヴィエイラがダイレクトボレーを枠に飛ばすと、GKオビ・パウエル・オビンナに弾かれたところを東が押し込んで追加点を挙げた。
開幕戦から続く2失点を喫した横浜FMだが、34分に今シーズンのJ1初ゴールを記録する。右サイドから岩田が浮き球のロングパスを前線に送ると、広島のクリアミスを逃さなかった前田が野上と入れ替わりゴール前に侵入。最後はGKとの一対一を冷静に制し、1点差に詰め寄った。
37分には左サイドのティーラトンのFKを扇原が頭で合わせたが、広島GK大迫がビッグセーブ。その後も白熱した攻防が続く中、前半アディショナルタイムに決定的なシーンが訪れる。
広島のFKのシーンで、横浜FMの松原が不用意に上げていた腕にボールが当たる。一旦試合はそのまま流れたが、その後、プレーがストップした時点で主審がVARを確認。その結果、広島に2度目のPKが与えられ、今度はドウグラス・ヴィエイラが決めて、リードを再び2点に広げて試合を折り返した。
横浜FMは後半立ち上がりに岩田を下げて渡辺を投入。右サイドからの攻勢を強めると54分、その渡辺が同サイドから入れたクロスがボックス中央のオナイウ阿道に渡ると、荒木を背にしながらも反転から左足を振り抜く。GK大迫に左手で触られるも、シュートの勢いが勝り、ゴールに吸い込まれた。
またも点差を縮められてしまった広島は、直後にエゼキエウと藤井を下げて森島と浅野を投入。63分にその浅野が右からのカットインでコントロールシュートを放ったが、GKオビ・パウエル・オビンナの好セーブに阻まれた。
このシーン以外、後半は攻めあぐねる広島に横浜FMが三度牙を剥く。67分、質の良いフリーランからボックス左でボールを受けた渡辺が右足でクロスを上げると、前田がダイビングヘッドで合わせて、ついに同点に追いついた。
これと同時に、ドウグラス・ヴィエイラを下げて鮎川を入れた広島は70分、その鮎川も絡んだカウンターからチャンス到来。鮎川が左サイドを持ち上がり、最後はボックス手前の川辺のワンタッチパスを受けたジュニオール・サントスがフィニッシュまで持ち込んだが、GKの好セーブに遭った。
その後は交代策を講じる中、横浜FMは2ゴールの前田を下げてエウベルを投入。今季からブラジルのバイーアから完全移籍加入したエウベルはこれがデビュー戦。いきなり左サイドの深い位置に飛び出し、チャンスメイクで観客を沸かせると、86分にはオナイウ阿道のクロスに頭で合わせてゴールに迫る。
後半は終始横浜FMの攻勢が続いたが、逆転までには至らず3-3で試合終了。超チームとも今季初白星はお預けとなった。
横浜F・マリノス 3-3 サンフレッチェ広島
【横浜FM】
前田大然(前34)
オナイウ阿道(後9)
前田大然(後22)
【広島】
ジュニオール・サントス(前13)
東俊希(前27)
ドウグラス・ヴィエイラ(前54)
|
関連ニュース