甲府が後半ATのPK失敗でプロデビューのブワニカ啓太ゴールの千葉とドロー 磐田は開始1分被弾で琉球に敗戦【明治安田J2第1節】
2021.02.28 17:55 Sun
2021シーズンの明治安田生命J2リーグ開幕節の9試合が28日に各地で行われた。
昨季4位のヴァンフォーレ甲府は14位のジェフユナイテッド千葉とアウェイで対戦。立ち上がりは両チームともロングボールで糸口を探る中、13分に甲府が決定機を迎える。千葉がGKへバックパスしたところを有田が猛然と追いかけボールを奪取。しかし、肝心のシュートはGKに触られてしまい、ゴールとはならなかった。
続く17分にも金井のシュートでゴールに迫った甲府は前半アディショナルタイムにこじ開ける。有田の左サイドへの大きな展開から荒木にボールが渡ると、早いタイミングでクロスを供給。これをボックス内で上手く収めた中村が2タッチでDF2人を躱して右足一閃。鋭いシュートがネットに突き刺さった。
千葉は後半から福満と船山を下げて末吉とブワニカ啓太を投入すると、これが見事に的中する。57分、左サイドの安田からクロスがあがると、これに合わせたのがブワニカ啓太。打点の高いヘディングシュートで流し込み、プロ初出場にして初ゴールを挙げた。
その後は膠着状態に陥る中、試合終了間際にドラマが起こる。甲府のCKのシーンで、こぼれ球を狙った小柳のシュートが岡野の手に当たりPKを獲得。勝ち越しへの千載一遇のチャンスだったが、野津田のシュートはGK鈴木に完璧に止められ試合終了。甲府にとっては悔しい痛み分けとなった。
磐田は一刻も早く試合を振り出しに戻そうと、5分に小川航基、6分、11分と大森がシュートを狙っていくが、いずれも枠を捉えることができない。17分にはボックス右から小川航基がシュートも、ここはGK田口に止められる。
さらに前半終了間際には遠藤のシュートがクロスバーを直撃するなど、終始攻勢もネットを揺らすことができなかった。
後半も引き続き磐田ペース。48分にカウンターから松本がシュートを放てば、62分には遠藤がFKを枠に飛ばすもGK田口が立ちはだかる。遠藤は69分にもボックス手前左の絶好の位置からFKを試みるが、今度は右ポストに嫌われてしまった。
一方、水際で守る琉球は88分にピッチ中央で遠藤からボールを奪い、清水が一気にドリブルで前進。そのままDFも躱してGKと一対一になるが、ここはGK八田に軍配。試合を決めることはできなかった。
それでも最後まで守備の集中を切らさなかった琉球が開始1分のゴールを守り切り、磐田から勝ち点3を奪った。
その他、東京ヴェルディは小池の2ゴールなどで愛媛FCに3発快勝。昨季8位の京都サンガS.C.は、J2初挑戦のSC相模原を終盤の2ゴールで下し白星スタートを切った。相模原同様、J2初昇格のブラウブリッツ秋田はザスパクサツ群馬に2-1で敗れた。
◆明治安田生命J2リーグ開幕節
▽2月28日(日)
SC相模原 0-2 京都サンガF.C.
水戸ホーリーホック 1-2 大宮アルディージャ
栃木SC 0-2 ファジアーノ岡山
ザスパクサツ群馬 2-1 ブラウブリッツ秋田
ジェフユナイテッド千葉 1-1 ヴァンフォーレ甲府
FC町田ゼルビア 1-1 モンテディオ山形
東京ヴェルディ 3-0 愛媛FC
FC琉球 1-0 ジュビロ磐田
レノファ山口FC 0-0 松本山雅FC
▽2月27日(土)
ギラヴァンツ北九州 1-4 アルビレックス新潟
V・ファーレン長崎 2-1 ツエーゲン金沢
昨季4位のヴァンフォーレ甲府は14位のジェフユナイテッド千葉とアウェイで対戦。立ち上がりは両チームともロングボールで糸口を探る中、13分に甲府が決定機を迎える。千葉がGKへバックパスしたところを有田が猛然と追いかけボールを奪取。しかし、肝心のシュートはGKに触られてしまい、ゴールとはならなかった。
続く17分にも金井のシュートでゴールに迫った甲府は前半アディショナルタイムにこじ開ける。有田の左サイドへの大きな展開から荒木にボールが渡ると、早いタイミングでクロスを供給。これをボックス内で上手く収めた中村が2タッチでDF2人を躱して右足一閃。鋭いシュートがネットに突き刺さった。
その後は膠着状態に陥る中、試合終了間際にドラマが起こる。甲府のCKのシーンで、こぼれ球を狙った小柳のシュートが岡野の手に当たりPKを獲得。勝ち越しへの千載一遇のチャンスだったが、野津田のシュートはGK鈴木に完璧に止められ試合終了。甲府にとっては悔しい痛み分けとなった。
昨季6位のジュビロ磐田は16位のFC琉球とのアウェイ戦に臨んだが、開始56秒で右サイドの田中が上げたクロスを池田に合わせられ失点。ビハインドを背負って試合をスタートさせることになった。
磐田は一刻も早く試合を振り出しに戻そうと、5分に小川航基、6分、11分と大森がシュートを狙っていくが、いずれも枠を捉えることができない。17分にはボックス右から小川航基がシュートも、ここはGK田口に止められる。
さらに前半終了間際には遠藤のシュートがクロスバーを直撃するなど、終始攻勢もネットを揺らすことができなかった。
後半も引き続き磐田ペース。48分にカウンターから松本がシュートを放てば、62分には遠藤がFKを枠に飛ばすもGK田口が立ちはだかる。遠藤は69分にもボックス手前左の絶好の位置からFKを試みるが、今度は右ポストに嫌われてしまった。
一方、水際で守る琉球は88分にピッチ中央で遠藤からボールを奪い、清水が一気にドリブルで前進。そのままDFも躱してGKと一対一になるが、ここはGK八田に軍配。試合を決めることはできなかった。
それでも最後まで守備の集中を切らさなかった琉球が開始1分のゴールを守り切り、磐田から勝ち点3を奪った。
その他、東京ヴェルディは小池の2ゴールなどで愛媛FCに3発快勝。昨季8位の京都サンガS.C.は、J2初挑戦のSC相模原を終盤の2ゴールで下し白星スタートを切った。相模原同様、J2初昇格のブラウブリッツ秋田はザスパクサツ群馬に2-1で敗れた。
◆明治安田生命J2リーグ開幕節
▽2月28日(日)
SC相模原 0-2 京都サンガF.C.
水戸ホーリーホック 1-2 大宮アルディージャ
栃木SC 0-2 ファジアーノ岡山
ザスパクサツ群馬 2-1 ブラウブリッツ秋田
ジェフユナイテッド千葉 1-1 ヴァンフォーレ甲府
FC町田ゼルビア 1-1 モンテディオ山形
東京ヴェルディ 3-0 愛媛FC
FC琉球 1-0 ジュビロ磐田
レノファ山口FC 0-0 松本山雅FC
▽2月27日(土)
ギラヴァンツ北九州 1-4 アルビレックス新潟
V・ファーレン長崎 2-1 ツエーゲン金沢
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ACLのGS突破にも貢献の40歳FWウタカが甲府退団「どこへ行ってもヴァンフォーレ甲府の名を誇りに」、夏加入のFWマクーラも期限付き移籍終了 ヴァンフォーレ甲府は15日、元ナイジェリア代表FWピーター・ウタカ(40)の2024シーズン限りでの契約満了、およびブラジル人FWマクーラ(24)の期限付き移籍終了を発表した。 ベルギーやデンマーク、中国でプレーし、2015年2月の清水エスパルス加入でJリーグの舞台に挑んだウタカ。その後はデンマーク復帰もありながらサンフレッチェ広島、FC東京、徳島ヴォルティス、甲府、京都サンガF.C.と日本のクラブを渡り歩いた。 2023年には京都を退団し甲府へ4年ぶりの復帰。初年度からJ2リーグで40試合12得点、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)で6試合3得点と健在ぶりをアピールした。 2年目の今シーズンはベンチスタートが増えるもJ2で34試合8得点、天皇杯で2試合3得点をマーク。YBCルヴァンカップにも2試合、2023年から年をまたいで行われたACL決勝トーナメントの2試合にも出場した。 マクーラは母国フルミネンセ下部組織出身のアタッカーで、ポルトガルやイスラエルでもプレー。2022年夏にマルタのマルサシュロックFCへ移り、2023年1月に同国内のグジラ・ユナイテッドFCへ移籍した。 2024年7月には甲府への期限付き移籍が決定。加入からの半年間でJ2の6試合、天皇杯の1試合に出場したが、得点は奪えなかった。 再び甲府を去ることになったウタカ、2025年5月までの契約を打ち切り、早期にグジラ・ユナイテッドFCへ戻ることになったマクーラは、クラブを通じてコメントしている。 ◆ピーター・ウタカ 「今、多くの感情が込み上げてきますが、これもサッカー界で生きていればの宿命です。選手は出会いと別れを繰り返し、時には家族のような絆が生まれることもありますが別れが来るのも仕方がないことで、簡単に言うとそれが人生だと思います」 「シーズンを無事に終え、ケガなくトレーニングや試合に臨むことができたのも、神のご加護とお導きのおかげであり感謝しています。ヴァンフォーレサポーターの皆様、このクラブでの時間を通じて、皆様からの温かいご支援とご声援が心の支えとなりました。このユニフォームを纏い、共に全力を尽くし、最高の瞬間を共有することができ何より嬉しく、思い出になりました」 「今シーズン、望んでいた結果には及びませんでしたが、最後までお支えいただいた皆様のおかげで、ここまで努力を重ねることができました。私は甲府と契約満了となりますが、一先ずは大事な家族との時間を大切にして、新たな挑戦に向けて備えていきたいと思います」 「素晴らしい仲間、スタッフの皆様、スポンサーの皆様、私はここでの経験を誇りに思います。皆様からいただいたエールを心に刻み、どこへ行ってもヴァンフォーレ甲府の名を誇りに思い続けます。またどこかでお会いできるのを楽しみにしています! I will miss you all. See you again, love Utasan.(みんなに会えなくなるのは寂しい。また会おう。ウタさんより愛を込めて)」 ◆マクーラ 「来季はクラブと合意の上、契約を更新しないことになりました。このクラブで出会った仲間やスタッフの皆様、そしていつも熱心なファン・サポーターの皆様には深く感謝しています」 「皆様にサポートしていただいた感謝の気持ちをずっと心に刻み続けます。ありがとうございました」 2024.11.15 16:08 Fri3
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