【J1開幕直前ガイド|サンフレッチェ広島】戦力変えずにシステムを変えて高みを目指す
2021.02.23 21:50 Tue
2021シーズンの明治安田生命J1リーグは2月26日に開幕。昨シーズンは降格がなくなったため、今シーズンは史上初となる20チームでのJ1リーグとなる。昨シーズンに引き続きコロナ禍でのリーグ戦開催となる中、各クラブが積極的な補強や、チームの改革を行っている。
そこで、開幕を前に超ワールドサッカー編集部が、チームのノルマや補強達成度、イチオシ新戦力、そしてJリーグの開幕キャチコピーとして発表された「#2021のヒーローになれ」にあやかり、今シーズンのヒーローになるべき選手をピックアップした。
第13弾は、昨シーズンの明治安田J1で8位のサンフレッチェ広島を紹介する。

◆補強動向《C》※最低E~最高S
【IN】
GK川浪吾郎(29)←ベガルタ仙台/完全移籍
DF今津佑太(25)←ヴァンフォーレ甲府/完全移籍
MFハイネル(30)←トンベンセ(ブラジル)/期限付き移籍延長
MF長沼洋一(23)←愛媛FC/復帰
MF藤井智也(22)←立命館大学/新加入
FWジュニオール・サントス(26)←柏レイソル/完全移籍
GK廣永遼太郎(31)→ヴィッセル神戸/完全移籍
DF櫛引一紀(28)→大宮アルディージャ/完全移籍
DFイヨハ理ヘンリー(22)→鹿児島ユナイテッド/期限付き移籍
MF松本大弥(20)→大宮アルディージャ/期限付き移籍
MF野津田岳人(26)→ヴァンフォーレ甲府/期限付き移籍
DF水本裕貴(35)→町田ゼルビア/期限付き移籍→完全移籍
DFエミル・サロモンソン(31)→アビスパ福岡/期限付き移籍→完全移籍
MF松本泰志(22)→セレッソ大阪/期限付き移籍
MF川村拓夢(21)→愛媛FC/期限付き移籍延長
MF川井歩(21)→レノファ山口FC/期限付き移籍→完全移籍
FWレアンドロ・ペレイラ(29)→松本山雅FC/期限付き移籍終了
例年になく選手の出入りは多くない広島。特に放出した選手は期限付き移籍の選手が多い状況となっており、主力選手で退団したのはFWレアンドロ・ペレイラのみとなった。
チーム内得点王でありリーグ3位の15得点を挙げていたレアンドロ・ペレイラをチームに留まらせることができなかったことは大きな痛手となるところだったが、柏レイソルからFWジュニオール・サントスを獲得。昨シーズンは横浜F・マリノスへ期限付き移籍し、13得点を記録しただけに、数字上では大きな損失は無くなった。
また、愛媛FCで武者修行を積んできたMF長沼洋一が復帰。また、特別指定選手ながら15試合に出場したMF藤井智也も正式に入団し、チームとしては積み上げたシーズンとなりそうだ。
超過密日程だった2020シーズンも、先発と控えの入れ替えこそありながら、起用するメンバーはほとんど入れ替えずに戦い抜き、今シーズンも継続していく形となる。
補強という観点で言えば、物足りない部分も若干あるが、若い選手たちが持っているポテンシャルは高く、成長という部分が大きな補強となる可能性は秘めている。
◆目標:上位争い

城福浩監督にとって4シーズン目となる2021シーズン。1年目の2位を頂点に、6位、8位と徐々に順位は下がっている状況。4年目の今季は再び上向きにしていきたいところだ。
前述の通り、大きく選手を補強しなかったことで、チームづくりをやり直すという観点では、積み上げの分だけ優位に働くことになるだろう。それでも「新しい立ち位置を試しているので、手探り状態ではあります」と城福監督が語ったように、チームとしてはブラッシュアップを繰り返している状況だ。
ベテランと若手のバランスも取れている中で、求められるのは準主力選手たちの底上げだろう。昨シーズンは途中出場が多かった選手たちが、レギュラー陣を脅かすことができれば、チームとして一段レベルアップすることができるだろう。
得点力の部分でも、ガンバ大阪へ移籍したFWレアンドロ・ペレイラ、そして今シーズンも広島で戦うFWドウグラス・ヴィエイラに頼り切っていた部分が大きく、なかなか勝ち点を伸ばせなかった理由もそこにあるだろう。
システムも変更し、より攻撃に厚みをかけて臨むシーズン。手堅い試合運びを見せていた一方で、悩みの種だった得点力不足が解消となれば、より上位を目指すことは不可能ではない。
◆超WS編集部イチオシ新戦力
FWジュニオール・サントス(26)

編集部がイチオシしたい新戦力は、昨シーズンは横浜F・マリノスで圧倒的な攻撃力を見せつけたFWジュニオール・サントスだ。
柏レイソル時代は出場機会もあまり得られなかったジュニオール・サントスだが、シーズン途中に横浜FMへと移籍すると一気にその得点力が爆発する。
シュートレンジの広さと、前を向いた時の力強さは驚きを与え、シュートの上手さも目立った。推進力を持つ一方で、前線で起点にもなれるだけに、広島としては願っても無いストライカーの獲得となった。
ハマればレアンドロ・ペレイラ以上の得点も望め、2列目に入る選手たちとの相性次第では一気に飛躍する可能性もあるだろう。
テクニックに優れ、パスセンスも持ち合わせる選手が多い広島だけに、ジュニオール・サントスを活かす方法を見つけたら、脅威となるに違いない。
◆2021年期待のヒーロー
MF森島司(23)

今シーズン期待するヒーローは、10番を背負うMF森島司を挙げたい。
昨シーズンはシャドーのポジションで全34試合に出場。5得点を記録した一方で、アシスト数は伸び悩んだ。
2018年はシーズンを通して8アシストとチャンスに多く関わっていただけに、本人としてはポイントを置きたいと考えているとのこと。「流れの中でどう得点に絡むかでチームの順位も変わってくるので、アシストでチームの得点に絡んでチームを助けたいと思っています」と意気込みを語っていた。
今シーズンはシャドーではなくトップ下に入ることが濃厚。チームとして素早いカウンター、ボール奪取からのショートカウンターを武器にしていくだけに、森島からのパスがゴールに繋がる必要がある。
本人も気にするアシストが増えていけば、自ずとチームは勝ち点を重ねるはず。チャンスメーカーとしての働きをいかに見せられるか。森島のプレーぶりに注目だ。
そこで、開幕を前に超ワールドサッカー編集部が、チームのノルマや補強達成度、イチオシ新戦力、そしてJリーグの開幕キャチコピーとして発表された「#2021のヒーローになれ」にあやかり、今シーズンのヒーローになるべき選手をピックアップした。
◆基本布陣(予想)[4-2-3-1]

©CWSBrains,LTD.
◆補強動向《C》※最低E~最高S
【IN】
GK川浪吾郎(29)←ベガルタ仙台/完全移籍
DF今津佑太(25)←ヴァンフォーレ甲府/完全移籍
MFハイネル(30)←トンベンセ(ブラジル)/期限付き移籍延長
MF長沼洋一(23)←愛媛FC/復帰
MF藤井智也(22)←立命館大学/新加入
FWジュニオール・サントス(26)←柏レイソル/完全移籍
【OUT】
GK廣永遼太郎(31)→ヴィッセル神戸/完全移籍
DF櫛引一紀(28)→大宮アルディージャ/完全移籍
DFイヨハ理ヘンリー(22)→鹿児島ユナイテッド/期限付き移籍
MF松本大弥(20)→大宮アルディージャ/期限付き移籍
MF野津田岳人(26)→ヴァンフォーレ甲府/期限付き移籍
DF水本裕貴(35)→町田ゼルビア/期限付き移籍→完全移籍
DFエミル・サロモンソン(31)→アビスパ福岡/期限付き移籍→完全移籍
MF松本泰志(22)→セレッソ大阪/期限付き移籍
MF川村拓夢(21)→愛媛FC/期限付き移籍延長
MF川井歩(21)→レノファ山口FC/期限付き移籍→完全移籍
FWレアンドロ・ペレイラ(29)→松本山雅FC/期限付き移籍終了
例年になく選手の出入りは多くない広島。特に放出した選手は期限付き移籍の選手が多い状況となっており、主力選手で退団したのはFWレアンドロ・ペレイラのみとなった。
チーム内得点王でありリーグ3位の15得点を挙げていたレアンドロ・ペレイラをチームに留まらせることができなかったことは大きな痛手となるところだったが、柏レイソルからFWジュニオール・サントスを獲得。昨シーズンは横浜F・マリノスへ期限付き移籍し、13得点を記録しただけに、数字上では大きな損失は無くなった。
また、愛媛FCで武者修行を積んできたMF長沼洋一が復帰。また、特別指定選手ながら15試合に出場したMF藤井智也も正式に入団し、チームとしては積み上げたシーズンとなりそうだ。
超過密日程だった2020シーズンも、先発と控えの入れ替えこそありながら、起用するメンバーはほとんど入れ替えずに戦い抜き、今シーズンも継続していく形となる。
補強という観点で言えば、物足りない部分も若干あるが、若い選手たちが持っているポテンシャルは高く、成長という部分が大きな補強となる可能性は秘めている。
◆目標:上位争い

Getty Images
城福浩監督にとって4シーズン目となる2021シーズン。1年目の2位を頂点に、6位、8位と徐々に順位は下がっている状況。4年目の今季は再び上向きにしていきたいところだ。
前述の通り、大きく選手を補強しなかったことで、チームづくりをやり直すという観点では、積み上げの分だけ優位に働くことになるだろう。それでも「新しい立ち位置を試しているので、手探り状態ではあります」と城福監督が語ったように、チームとしてはブラッシュアップを繰り返している状況だ。
ベテランと若手のバランスも取れている中で、求められるのは準主力選手たちの底上げだろう。昨シーズンは途中出場が多かった選手たちが、レギュラー陣を脅かすことができれば、チームとして一段レベルアップすることができるだろう。
得点力の部分でも、ガンバ大阪へ移籍したFWレアンドロ・ペレイラ、そして今シーズンも広島で戦うFWドウグラス・ヴィエイラに頼り切っていた部分が大きく、なかなか勝ち点を伸ばせなかった理由もそこにあるだろう。
システムも変更し、より攻撃に厚みをかけて臨むシーズン。手堅い試合運びを見せていた一方で、悩みの種だった得点力不足が解消となれば、より上位を目指すことは不可能ではない。
◆超WS編集部イチオシ新戦力
FWジュニオール・サントス(26)

©J.LEAGUE
編集部がイチオシしたい新戦力は、昨シーズンは横浜F・マリノスで圧倒的な攻撃力を見せつけたFWジュニオール・サントスだ。
柏レイソル時代は出場機会もあまり得られなかったジュニオール・サントスだが、シーズン途中に横浜FMへと移籍すると一気にその得点力が爆発する。
シュートレンジの広さと、前を向いた時の力強さは驚きを与え、シュートの上手さも目立った。推進力を持つ一方で、前線で起点にもなれるだけに、広島としては願っても無いストライカーの獲得となった。
ハマればレアンドロ・ペレイラ以上の得点も望め、2列目に入る選手たちとの相性次第では一気に飛躍する可能性もあるだろう。
テクニックに優れ、パスセンスも持ち合わせる選手が多い広島だけに、ジュニオール・サントスを活かす方法を見つけたら、脅威となるに違いない。
◆2021年期待のヒーロー
MF森島司(23)

©J.LEAGUE
今シーズン期待するヒーローは、10番を背負うMF森島司を挙げたい。
昨シーズンはシャドーのポジションで全34試合に出場。5得点を記録した一方で、アシスト数は伸び悩んだ。
2018年はシーズンを通して8アシストとチャンスに多く関わっていただけに、本人としてはポイントを置きたいと考えているとのこと。「流れの中でどう得点に絡むかでチームの順位も変わってくるので、アシストでチームの得点に絡んでチームを助けたいと思っています」と意気込みを語っていた。
今シーズンはシャドーではなくトップ下に入ることが濃厚。チームとして素早いカウンター、ボール奪取からのショートカウンターを武器にしていくだけに、森島からのパスがゴールに繋がる必要がある。
本人も気にするアシストが増えていけば、自ずとチームは勝ち点を重ねるはず。チャンスメーカーとしての働きをいかに見せられるか。森島のプレーぶりに注目だ。
ジュニオール・サントスの関連記事
サンフレッチェ広島の関連記事
J1の関連記事
記事をさがす
|
サンフレッチェ広島の人気記事ランキング
1
18歳佐藤龍之介のゴールで2位広島を撃破した岡山がアウェイ初勝利!J1初の中国ダービーを制す!【明治安田J1第10節】
明治安田J1リーグ第10節のサンフレッチェ広島vsファジアーノ岡山が12日にエディオンピースウイング広島で行われ、0-1でアウェイの岡山が勝利した。 前節はホームでセレッソ大阪に勝利し、1試合未消化ながら首位のFC町田ゼルビアと勝ち点で並ぶ2位の広島は、C大阪戦のスタメンから新井直人を越道草太に変更した以外は同じスタメンを起用。最前線にジャーメイン良、2シャドーに前田直輝とジェルマンを並べた[3-4-2-1]で試合に臨んだ。 一方、前節のFC東京戦を田部井涼のゴラッソで勝利した8位の岡山は、その試合のスタメンから一美和成と藤井海和の2人をルカオと田部井に変更。最前線にルカオ、2シャドーに木村太哉と江坂任を並べた[3-4-2-1]で試合に臨んだ。 J1で初めて実現した“中国ダービー”は、立ち上がりから攻守が目まぐるしく入れ替わる見応え十分の攻防が繰り広げられていくなか、広島は28分にアクシデントに見舞われる。ドリブルで持ち上がった際に左モモ裏を痛めたジェルマンが座り込むと、そのまま担架に乗せられてピッチを後に。中村草太が緊急投入された その後は広島がボールを保持し、岡山が速攻から反撃に出る構図。すると、広島は40分に川辺とのパス交換からボックス手前まで侵攻した前田がこの試合最初の枠内シュートを放ったが、これはGKブローダーセンのセーブに遭う。 さらに広島は44分にも、左サイドを抜け出した中村のクロスから中央に走り込んだ前田に決定機が訪れたが、まさかの空振りに終わった。 ゴールレスで迎えた後半、広島は菅大輝と越道草太を下げて東俊希と塩谷司を投入する2枚替えを敢行。対する岡山は56分に松本昌也を下げて佐藤龍之介をピッチに送り出す。 すると、この交代で功を功を奏したのは岡山。58分、自陣からのロングフィードに反応したルカオがうまくDFと入れ替わると、そのままボックス右から侵入。守備に戻った東のタックルでシュートは打てなかったが、こぼれ球を並走していた佐藤がゴールに流し込んだ。 先制を許した広島は、67分に前田を下げて加藤陸次樹を投入。すると69分、東のパスで左サイドを抜け出した中村のマイナスの折り返しをジャーメインが左足ダイレクトで合わせたが、このシュートはGKブローダーセンがファインセーブ。 その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指したが、最後までスコアは動かず。佐藤のゴールで広島を下した岡山がJ1初の中国ダービーを制した。 サンフレッチェ広島 0-1 ファジアーノ岡山 【岡山】 佐藤龍之介(後13) <span class="paragraph-title">【動画】佐藤龍之介が2試合連続ゴールで岡山にアウェイ初勝利をもたらす</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"></a> <a href="https://t.co/2b0fVuG9xA">pic.twitter.com/2b0fVuG9xA</a></p>— DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1910942425004093748?ref_src=twsrc%5Etfw">April 12, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.04.12 16:40 Sat2
【J1注目プレビュー|第10節:広島vs岡山】歴史的な中国ダービー! “安芸の陣”の勝者は!?
【明治安田J1リーグ第10節】 2025年4月12日(土) 14:00キックオフ サンフレッチェ広島(2位/17pt) vs ファジアーノ岡山(9位/14pt) [エディオンピースウイング広島] <h3>◆目指せ首位浮上【サンフレッチェ広島】</h3> 前節はホームでセレッソ大阪と対戦し2-1で勝利。ホームでの連戦で鹿島アントラーズに続いて下して首位のFC町田ゼルビアと勝ち点が並んだ。 今季はここまで1敗。得点が奪えなかった第7節の京都サンガF.C.戦のみ負けたが、残しの試合はゴールがしっかりと決められている。ただ、C大阪戦での複数得点は開幕戦以来。ゴール数は満足いくものではない。 アグレッシブでありながらも堅守を誇る広島。ただ、勤続疲労もで始める頃。ほとんどメンバーを固定している戦いだけに、ケガなどのアクシデントには気をつけたいところだ。 オリジナル10の広島が、新参者・岡山を迎える戦い。先駆者としての意地を見せたい。 ★予想スタメン[3-4-2-1] GK:大迫敬介 DF:塩谷司、荒木隼人、佐々木翔 MF:中野就斗、川辺駿、田中聡、菅大輝 MF:前田直輝、ヴァレール・ジェルマン FW:ジャーメイン良 監督:ミヒャエル・スキッベ <h3>◆憧れるのはやめにしよう【ファジアーノ岡山】</h3> クラブ史上初のJ1を戦う岡山だが、ここまで4勝2分け3敗で8位に位置している。 しっかりとここまで戦えている岡山。特にホームゲームでは6試合を戦い4勝2分けと無敗を継続中。一方でアウェイでは3連敗と、内弁慶状態が続いている。 J1で初めて実現する“中国ダービー”。アウェイでのJ1初勝利がこの戦いになれば、より一層自信を胸に、この先を戦うことができるはずだ。 岡山の森井 悠代表取締役社長はダービーに向け「野球もサッカーも、歴史ある、日本を代表するチームを持つ広島に対して、憧れと悔しさを抱いておりました」とコメント。憧れるのはもうやめたい。 ★予想スタメン[3-4-2-1] GK:スベンド・ブローダーセン DF:立田悠悟、田上大地、工藤孝太 MF:松本昌也、藤田息吹、田部井涼、加藤聖 MF:木村太哉、江坂任 FW:ルカオ 監督:木山隆之 2025.04.12 11:47 Sat3
【明治安田J1第9節まとめ】町田が首位浮上、広島は勝ち点で並び2位に! 岡山はホームで無敗継続の4勝目、鹿島は「27」でホーム無敗がストップし首位陥落
5日、6日にかけて明治安田J1リーグ第9節の10試合が各地で行われた。 <h3>【鹿島vs京都】壮絶撃ち合いは最後にドラマ</h3> 首位の鹿島アントラーズ(勝ち点16)はホームに7位の京都サンガF.C.(勝ち点12)を迎えた。ホームで26戦無敗の鹿島は前半にレオ・セアラが2ゴールを決めてリードを奪う。 しかし、後半に入ると京都が反撃。61分に奥川雅也にゴールが生まれるとエースのラファエル・エリアスが2ゴールを決め逆転に成功。鹿島の無敗が止まるかと思われたが、後半アディショナルタイムに師岡柊生がネットを揺らし同点。引き分けに終わるかと思われたが、京都がカウンターからラファエル・エリアスのハットトリックとなるゴールで勝ち越し。3-4で京都が勝利し、鹿島はホーム無敗が「27」で止まると共に首位から陥落した。 <h3>【岡山vsFC東京】岡山のホーム無敗継続!ゴラッソで4勝目</h3> 9位のファジアーノ岡山(勝ち点11)は16位のFC東京(勝ち点8)をホームに迎えた。昨シーズンからホームでの負けなしが続く岡山。今季は3勝2分けでJ1での勝利は全てホームという状況だ。 試合はこう着状態が続きゴールレスで後半へ。すると47分、松本昌也が右サイドから崩してネットを揺らすが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が介入。長時間のチェックとなる際どいシーンだったが松本がオフサイドと判定され、ゴールは認められない。 落胆してもおかしくない岡山だったが、61分に相手の最終ラインでのもたつきを見逃さないと、田部井涼がボックス外から浮き球を胸トラップし左足でダイレクトシュート。これがGKの頭を越えてネットを揺らすJ1初ゴール。このゴールで1-0で岡山が勝利を収めた。 <h3>【柏vsG大阪】小泉佳穂のゴールを守り抜きウノゼロ勝利</h3> 5位の柏レイソル(勝ち点13)はホームに12位のガンバ大阪(勝ち点10)を迎えた一戦。勝ち点差3の中での対決となった中、柏が試合のペースを握る。 ゴールレスで試合は進んでいく中で、それでもホームの柏が主導権を握ると65分に待望のゴール。左サイドから崩すと、熊坂光希の縦パスが相手に当たりこぼれ球になるも、垣田裕暉が相手DFを背中で押さえると、福岡将太が突いたボールを小泉佳穂がダイレクトシュート。これが決まり柏が先制し、そのまま1-0で勝利を収めた。 <h3>【横浜FCvs清水】昨季のJ2優勝争い対決は横浜FCに軍配</h3> 18位と苦しむ横浜FC(勝ち点7)と8位と上位を追いかける清水エスパルス(勝ち点11)の対決。昨シーズンはJ1昇格を争った両者のJ1での戦いは、固い展開となる。 前半は強風の影響もあり、互いになかなか良い形を作れない展開に。清水は32分、ボックス手前でパスを受けた乾貴士がミドルシュートを放つが左ポスをに嫌われる。 ゴールレスで迎えた後半、50分に浮き球のパスに抜けたルキアンから繋ぐと、福森晃斗のクロスを山田康太がニアでヘッドで合わせて横浜FCが先制。清水は同点を目指すがなかなかゴールが遠い展開に。1-0で終わるかと思われたが、後半アディショナルタイム7分に左からのクロスを櫻川ソロモンがヘッドで決めて勝負あり。横浜FCが2-0で勝利を収めて降格圏を脱した。 その他、サンフレッチェ広島はセレッソ大阪に2-1で勝利し、2位に浮上。川崎フロンターレとの対戦で引き分けたFC町田ゼルビアは首位に浮上した。一方で、降格圏の横浜F・マリノスは東京ヴェルディと引き分け脱出ならず。湘南ベルマーレに敗れた名古屋グランパスも再び降格圏に転落することに。未勝利で最下位だったアルビレックス新潟がヴィッセル神戸に勝利したものの最下位脱出ならず。それでも勝ち点差がグッと縮まり、下位も上位も混戦状態となっている。 <h3>◆明治安田J1リーグ第9節</h3> ▽4/5(土) 横浜F・マリノス 0-0 東京ヴェルディ ▽4/6(日) ファジアーノ岡山 1-0 FC東京 【岡山】 田部井涼(後16) FC町田ゼルビア 2-2 川崎フロンターレ 【町田】 岡村大八(前34) 西村拓真(後8) 【川崎F】 エリソン(前16) 河原創(後28) 横浜FC 2-0 清水エスパルス 【横浜FC】 山田康太(後5) 櫻川ソロモン(後45+7) ヴィッセル神戸 0-1 アルビレックス新潟 【新潟】 長谷川元希(前12) アビスパ福岡 1-0 浦和レッズ 【福岡】 岩崎悠人(後23) 鹿島アントラーズ 3-4 京都サンガF.C. 【鹿島】 レオ・セアラ(前18、前30) 師岡柊生(後45+2) 【京都】 奥川雅也(後16) ラファエル・エリアス(後35、後37、後45+5) 柏レイソル 1-0 ガンバ大阪 【柏】 小泉佳穂(後20) 湘南ベルマーレ 2-1 名古屋グランパス 【湘南】 福田翔生(前10) 鈴木雄斗(前45) 【名古屋】 稲垣祥(前45+5) サンフレッチェ広島 2-1 セレッソ大阪 【広島】 新井直人(前18) 荒木隼人(後41) 【C大阪】 ルーカス・フェルナンデス(前15) <span class="paragraph-title">【動画】田部井涼の衝撃ゴラッソがJ1初ゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"></a> <a href="https://t.co/vxLmEC5DXS">pic.twitter.com/vxLmEC5DXS</a></p>— DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1908752526528168406?ref_src=twsrc%5Etfw">April 6, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <span class="paragraph-title">【動画】小泉佳穂がダイレクトで右足一閃</span> <span data-other-div="movie2"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> LIVE配信中<a href="https://twitter.com/hashtag/J%E3%81%BF%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%9C?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#Jみようぜ</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/J%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#Jリーグ</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%9F%8FG%E5%A4%A7%E9%98%AA?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#柏G大阪</a> <a href="https://t.co/snPXMWuH4o">pic.twitter.com/snPXMWuH4o</a></p>— DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1908786061284958466?ref_src=twsrc%5Etfw">April 6, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <span class="paragraph-title">【動画】仕上げはラファエル・エリアス、首位・鹿島のホーム無敗を「27」で止める</span> <span data-other-div="movie3"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">エリアス、エリアス、エリアス!<br><br><a href="https://twitter.com/hashtag/J%E3%81%BF%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%9C?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#Jみようぜ</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/J%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#Jリーグ</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E9%B9%BF%E5%B3%B6%E4%BA%AC%E9%83%BD?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#鹿島京都</a> <a href="https://t.co/svL6VOq2rO">pic.twitter.com/svL6VOq2rO</a></p>— DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1908795009476026793?ref_src=twsrc%5Etfw">April 6, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.04.06 18:15 Sun4
広島に大打撃、期待のMF中島洋太朗が左ヒザ半月板損傷によりオーストリアで手術…U-20日本代表にとっても痛手
サンフレッチェ広島は10日、U-20日本代表MF中島洋太朗の手術を発表した。 クラブの発表によると、中島は左ヒザ外側半月板を損傷。9日にオーストリアの病院で左ヒザ外側半月板部分切除術の手術を受けたとのことだ。 中島は広島の下部組織出身で、ジュニアからトップチームまでし在籍。2024シーズンは明治安田J1リーグで12試合、YBCルヴァンカップで2試合、天皇杯で3試合に出場した。 今シーズンから正式に昇格を果たすと、J1で3試合に出場。しかし、2日に行われた第8節の鹿島アントラーズ戦では、70分にヴァレール・ジェルマンとの交代でピッチに立つも、プレー続行不可能となり5分で交代していた。 今年はU-20ワールドカップも開催される中、長期離脱が確定。U-20日本代表にとっても大きな痛手となってしまった。 2025.04.10 16:35 Thu5