レーティング:トッテナム 0-1 チェルシー《プレミアリーグ》
2021.02.05 08:00 Fri
プレミアリーグ第22節、トッテナムとチェルシーによるロンドン・ダービーが4日にトッテナム・ホットスパースタジアムで行われ、アウェイのチェルシーが0-1で勝利した。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。
▽トッテナム採点

GK
1 ロリス 6.0
PKはコースを読んでいたが、わずかに及ばず。それ以外の場面では安定したプレーをみせ、勝ち点を得る可能性を残した
DF
24 オーリエ 5.5
ヴェルナーの決定機を阻止し決定的なクロスを1本供給。リバプール戦での悔しい思いを払しょくする安定したプレーだった
4 アルデルヴァイレルト 5.5
個人としてはビルドアップで苦戦した以外、安定したプレーを披露。守備では最後の局面で粘りを見せた
15 E・ダイアー 4.5
勝敗を左右する痛恨のPK献上。状況を判断できていれば、あれほどリスキーな対応をする必要はなかった。その後、良いシュートブロックもあったが、攻守に細かいミスが散見
前半はハドソン=オドイとリース・ジェームズのコンビに苦戦。試合を通してビルドアップ、攻撃への貢献が希薄だった
MF
23 ベルフワイン 5.0
守備では相手のセントラルMFを監視する役割を勤勉にこなしたが、攻撃時に局面を変えるプレーをほぼ見せられず
(→ルーカス・モウラ 5.5)
鋭いターンやドリブルの仕掛けでやや攻撃を活性化させた
17 ムサ・シソコ 5.0
守備では一定の貢献もマイボール時のミスが多く攻撃を停滞させた
5 ホイビュルク 5.5
攻守両面で戦う姿勢を見せたが、崩れそうなチームのバランスを何とか整えるので精いっぱい。違いを生むことはできなかった
28 エンドンベレ 5.0
直近の試合よりも一列前でプレーも守備的なタスクが多く、求められた中盤と前線のリンクマンをこなせず。疲労と足首のケガの影響か、本来の躍動感は見せられなかった
(→ラメラ 5.5)
決定機に絡むなど個人としてはできる仕事を最低限こなした
FW
45 ヴィニシウス 5.0
ケインの代役としてプレミア初先発も力不足を露呈。とりわけ、前半のカウンターチャンスの場面での判断ミスが厳しかった
7 ソン・フンミン 5.0
頼れる相棒の不在が響いてリーグ5戦連続無得点。解決策はチーム全体の協力が必要だが、個人としてもややキレを欠く場面が多かった
監督
モウリーニョ 5.0
失点は個人的なミスだったが、ビルドアップ、攻撃の停滞を修正する術を持たず。個人としては初のリーグホーム連敗に…
▽チェルシー採点

GK
16 メンディ 6.0
ラメラの決定機を冷静に阻止。スリッピーなピッチでやや不安定な配球もあったが、全体的には安定したパフォーマンス
DF
28 アスピリクエタ 6.5
先制点に繋がるフィードを供給。チアゴ・シウバの負傷交代後は最終ラインを鼓舞する気迫の守備でクリーンシートに貢献
6 チアゴ・シウバ 5.5
前半半ば過ぎに負傷交代するまで攻守両面でいつも通りの安定感を披露。それだけに、右足の状態が気がかり
(→クリステンセン 6.0)
緊急出動も周囲のサポートを受けながら終始安定したプレーを見せた
2 リュディガー 6.5
相手のカウンターをきっちり封殺。局面を変える持ち出しや的確な繋ぎでも貢献した
MF
24 R・ジェームズ 6.5
トゥヘル新体制で初のスタメン起用で存在感。攻撃では幅を取りながら良いタイミングで攻撃参加し、守備でも球際の強さを見せた
5 ジョルジーニョ 6.5
プレッシャーがかかるPKを決め切った。前半は相手のやり方もあり、決定的なパスは少なかったが、後半はよりオープンな展開の中で攻守によく働いた
9 マウント 7.0
ゴールを決められていれば、最高のダービーになったが、驚異的な運動量とプレー精度でチームを攻守に牽引
17 コバチッチ 6.5
エンジン全開のプレーで交代時間は比較的早かったが、フル出場していればMOM級の力強い見事なパフォーマンスだった。トゥヘル新体制の中でよりダイナミズムが生きる展開に
(→カンテ 5.5)
負傷明けということもあり無理は効かなかったが、要所を締めるさすがの仕事ぶり
3 マルコス・アロンソ 6.0
前節のような決定的な仕事はなかったが、指揮官が求める役割を90分間完遂。チルウェルとのポジション争いで良いアピールに
FW
20 ハドソン=オドイ 6.0
直近2試合と異なる役割を担ったが、攻守両面で質の高い仕事をこなした。とりわけ、前半は相手守備の脅威に
(→プリシッチ 5.5)
投入直後は決定機に顔を出し、以降はカウンターの起点として相手の攻勢をけん制した
11 ヴェルナー 6.0
値千金のPK奪取。後半序盤の決定機を決められれば良かったが、相手の背後を狙う動き出しや守備の貢献度は申し分なかった
監督
トゥヘル 6.5
ゴールこそPKだけだったが、勝利に相応しい説得力のある試合内容だった。ビッグマッチを制したことでチーム掌握に大きなプラスとなった
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
マウント(チェルシー)
3試合連続クリーンシートの守備陣も称えたいが、相手の拙攻もあって次点に留めることに。コバチッチと共に中盤で攻守に違いを生んだ生え抜きMFをMOMに選出。恩師ランパードの秘蔵っ子はドイツ人指揮官の下でも重要な選手になるはずだ。
トッテナム 0-1 チェルシー
【チェルシー】
ジョルジーニョ(前24[PK])
▽トッテナム採点

(C)CWS Brains,LTD.
GK
1 ロリス 6.0
PKはコースを読んでいたが、わずかに及ばず。それ以外の場面では安定したプレーをみせ、勝ち点を得る可能性を残した
DF
24 オーリエ 5.5
ヴェルナーの決定機を阻止し決定的なクロスを1本供給。リバプール戦での悔しい思いを払しょくする安定したプレーだった
個人としてはビルドアップで苦戦した以外、安定したプレーを披露。守備では最後の局面で粘りを見せた
15 E・ダイアー 4.5
勝敗を左右する痛恨のPK献上。状況を判断できていれば、あれほどリスキーな対応をする必要はなかった。その後、良いシュートブロックもあったが、攻守に細かいミスが散見
33 B・デイビス 5.0
前半はハドソン=オドイとリース・ジェームズのコンビに苦戦。試合を通してビルドアップ、攻撃への貢献が希薄だった
MF
23 ベルフワイン 5.0
守備では相手のセントラルMFを監視する役割を勤勉にこなしたが、攻撃時に局面を変えるプレーをほぼ見せられず
(→ルーカス・モウラ 5.5)
鋭いターンやドリブルの仕掛けでやや攻撃を活性化させた
17 ムサ・シソコ 5.0
守備では一定の貢献もマイボール時のミスが多く攻撃を停滞させた
5 ホイビュルク 5.5
攻守両面で戦う姿勢を見せたが、崩れそうなチームのバランスを何とか整えるので精いっぱい。違いを生むことはできなかった
28 エンドンベレ 5.0
直近の試合よりも一列前でプレーも守備的なタスクが多く、求められた中盤と前線のリンクマンをこなせず。疲労と足首のケガの影響か、本来の躍動感は見せられなかった
(→ラメラ 5.5)
決定機に絡むなど個人としてはできる仕事を最低限こなした
FW
45 ヴィニシウス 5.0
ケインの代役としてプレミア初先発も力不足を露呈。とりわけ、前半のカウンターチャンスの場面での判断ミスが厳しかった
7 ソン・フンミン 5.0
頼れる相棒の不在が響いてリーグ5戦連続無得点。解決策はチーム全体の協力が必要だが、個人としてもややキレを欠く場面が多かった
監督
モウリーニョ 5.0
失点は個人的なミスだったが、ビルドアップ、攻撃の停滞を修正する術を持たず。個人としては初のリーグホーム連敗に…
▽チェルシー採点

(C)CWS Brains,LTD.
GK
16 メンディ 6.0
ラメラの決定機を冷静に阻止。スリッピーなピッチでやや不安定な配球もあったが、全体的には安定したパフォーマンス
DF
28 アスピリクエタ 6.5
先制点に繋がるフィードを供給。チアゴ・シウバの負傷交代後は最終ラインを鼓舞する気迫の守備でクリーンシートに貢献
6 チアゴ・シウバ 5.5
前半半ば過ぎに負傷交代するまで攻守両面でいつも通りの安定感を披露。それだけに、右足の状態が気がかり
(→クリステンセン 6.0)
緊急出動も周囲のサポートを受けながら終始安定したプレーを見せた
2 リュディガー 6.5
相手のカウンターをきっちり封殺。局面を変える持ち出しや的確な繋ぎでも貢献した
MF
24 R・ジェームズ 6.5
トゥヘル新体制で初のスタメン起用で存在感。攻撃では幅を取りながら良いタイミングで攻撃参加し、守備でも球際の強さを見せた
5 ジョルジーニョ 6.5
プレッシャーがかかるPKを決め切った。前半は相手のやり方もあり、決定的なパスは少なかったが、後半はよりオープンな展開の中で攻守によく働いた
9 マウント 7.0
ゴールを決められていれば、最高のダービーになったが、驚異的な運動量とプレー精度でチームを攻守に牽引
17 コバチッチ 6.5
エンジン全開のプレーで交代時間は比較的早かったが、フル出場していればMOM級の力強い見事なパフォーマンスだった。トゥヘル新体制の中でよりダイナミズムが生きる展開に
(→カンテ 5.5)
負傷明けということもあり無理は効かなかったが、要所を締めるさすがの仕事ぶり
3 マルコス・アロンソ 6.0
前節のような決定的な仕事はなかったが、指揮官が求める役割を90分間完遂。チルウェルとのポジション争いで良いアピールに
FW
20 ハドソン=オドイ 6.0
直近2試合と異なる役割を担ったが、攻守両面で質の高い仕事をこなした。とりわけ、前半は相手守備の脅威に
(→プリシッチ 5.5)
投入直後は決定機に顔を出し、以降はカウンターの起点として相手の攻勢をけん制した
11 ヴェルナー 6.0
値千金のPK奪取。後半序盤の決定機を決められれば良かったが、相手の背後を狙う動き出しや守備の貢献度は申し分なかった
監督
トゥヘル 6.5
ゴールこそPKだけだったが、勝利に相応しい説得力のある試合内容だった。ビッグマッチを制したことでチーム掌握に大きなプラスとなった
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
マウント(チェルシー)
3試合連続クリーンシートの守備陣も称えたいが、相手の拙攻もあって次点に留めることに。コバチッチと共に中盤で攻守に違いを生んだ生え抜きMFをMOMに選出。恩師ランパードの秘蔵っ子はドイツ人指揮官の下でも重要な選手になるはずだ。
トッテナム 0-1 チェルシー
【チェルシー】
ジョルジーニョ(前24[PK])
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トーレス氏、リバプールからチェルシーに移籍した理由を告白「私には時間がなかった」
元スペイン代表FWフェルナンド・トーレス氏が、かつてリバプールからチェルシーに移籍した理由をイギリス『talkSPORT』のインタビューで説明した。 プロデビューしたアトレティコ・マドリーで名を馳せ、2007年にリバプールに加入したトーレス氏。リバプールには3年半在籍し、公式戦142試合で81ゴールを挙げる活躍を披露した。 しかし、全盛期を過ごしていた中で2011年1月にチェルシーに電撃移籍。トーレス氏はインタビューで当時を振り返り、リバプールで幸せだったこと、移籍せざるを得ない状況にあったことを赤裸々に告白した。 「リバプールで本当に幸せだった。だけどクラブが売却に動いていると知ったら状況はとても困難になる」 「彼らは全ての主力選手を売却した。ハビエル・マスチェラーノにシャビ・アロンソ、ラファエル・ベニテスもそうだ。代わりに若い選手たちを獲得し始めていた」 「彼らは6年から7年かけて勝てるチームを作ろうとしていた。だが私にはそれを待つ余裕なんてなかった。アトレティコというホームから出たのはトロフィーを勝ち取るためだったからね」 「残念なことに、当時のリバプールのオーナーには嘘が多かったから最終的に自分の道を見つける必要があった。それがチェルシーだった。チェルシーは私にトロフィーを獲得するチャンスを与えてくれるクラブだと思ったんだ」 そのチェルシーではチャンピオンズリーグやヨーロッパリーグ、FAカップなど、渇望していたトロフィーを獲得した。しかし、決して大活躍だったとは言い難く、加入から初ゴールまでに903分間も要したことは、華々しいキャリアにおいて誇れるものではなかった。 「順応に時間がかかったのは私のせいかもしれない。本当に素晴らしい時間を過ごしたが、一貫したものではなかった。そうなるとチェルシーのようなビッグクラブでは誰か別の選手がやってきて自分のポジションを奪っていくんだ」 「スター選手がいっぱいの中でシーズン途中の加入だったから適応するのは本当に苦労したよ。もしかしたらリバプールでのようなパートナシップは築けていなかったかもしれない。でもそれは自分のせいだと常に言ってきた。その解決策を見つけるのに十分なキャリアを積んでいたけど出来なかったんだ」 「でも幸せだよ。望んでいたトロフィーを手にすることが出来たし、素晴らしいフットボールをすることが出来たからね」 2020.09.16 18:06 Wed4
アザールが11年ぶりにあの“ボールボーイ”と再会…問題児は現在高級ウォッカブランド経営の大富豪
昨シーズン限りで現役を引退した元ベルギー代表FWエデン・アザールが、11年ぶりにあの“ボールボーイ”と再会した。 リール、チェルシー、ベルギー代表で輝かしいキャリアを築いたアザール。2019年に加入したレアル・マドリーでは自身のコンディション管理の問題などもあり長らく負傷に悩まされた結果、最後まで全盛期の輝きを放てぬまま、昨シーズン限りで退団。その後、新天地でのキャリア続行の選択肢もあったが、昨年10月10日に32歳という若さで現役引退を決断した。 以降はフットボール界とやや距離を置き、新たな挑戦に向けて充電中の元ベルギー代表FWは、約10年前に大きな話題を集めた因縁のボールボーイとの再会を果たすことになった。 当時、チェルシーでプレーしていたアザールは、2013年1月24日に行われたキャピタル・ワン・カップ(現カラバオカップ)準決勝2ndレグのスウォンジー・シティ戦に先発出場。 ホームでの1stレグを0-2で落とし、2ndレグも0-0のまま試合終盤を迎えていたなか、スウォンジーのゴールキックとなった際に事件が発生した。 当時17歳だったボールボーイのチャーリー・モーガンはボールを拾いに行ったものの、時間稼ぎを目的にボールを戻さずにいると、アザールがボールを貰おうと駆け寄る。それでもモーガンがボールを離さずに覆い被さる形になり、これに激高したアザールがボールごとモーガンを蹴った結果、主審は同選手にレッドカードを掲示。結局、3試合の出場停止処分を科された。 それでも、当時アザールは「ボールボーイがドレッシングルームに来て、ちょっと話をした。僕も彼も互いに謝って、それで終わりになった」と、両者の関係が問題ないと説明していた。 そして、その言葉通りに事件から11年の時を経て両者は再会することになった。 アザールは24日、自身の公式X(旧ツイッター)に「引退後の嬉しいことは、昔の友人たちと再会できることだ。この11年間で長い道のりを歩んできた、友よ」というコメントと共に、モーガンとのツーショット写真を投稿した。 なお、アザールの行為が大人げないものだったとはいえ、事件当時は問題児とも指摘されたモーガンだが、現在はウォッカブランド『Au Vodka』を経営するやり手の実業家として知られている。 ホテル経営者で当時スウォンジーの幹部でもあった父親からの資金援助を受け、2016年に友人と立ち上げた事業が大成功し、2023年のイギリス『タイムズ』の報道では5500万ポンド(約103億円)の資産を持つ大富豪と紹介されていた。 <span class="paragraph-title">【写真】11年ぶりにアザールとモーガンが再会</span> <span data-other-div="movie"></span> <div id="cws_ad"><blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">A nice thing about retirement is catching up with old friends. You have come a long in way in 11 years my friend <a href="https://twitter.com/charliem0rgan?ref_src=twsrc%5Etfw">@charliem0rgan</a> <a href="https://twitter.com/AuVodka?ref_src=twsrc%5Etfw">@auvodka</a> x <a href="https://twitter.com/hazardeden10?ref_src=twsrc%5Etfw">@hazardeden10</a> <a href="https://t.co/bPpp0LEefS">pic.twitter.com/bPpp0LEefS</a></p>— Eden Hazard (@hazardeden10) <a href="https://twitter.com/hazardeden10/status/1750205183898816763?ref_src=twsrc%5Etfw">January 24, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script></div> <span class="paragraph-title">【動画】アザールがボールボーイのモーガンを蹴って一発退場となったシーン</span> <span data-other-div="movie2"></span> <script>var video_id ="sd38KUjmOho";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.01.25 07:00 Thu5